【転職】書類選考で落ちる理由って何?適切な対策はあるの?

転職活動において、書類選考で落ちることは、多くの応募者が経験することです。
中途採用募集でなぜ企業は書類選考を行うのでしょうか?
書類選考で落ちる理由は何でしょうか?
書類選考を通過するための対策を知りたいものです。
本ブログでは、書類選考で落ちる理由は何か、どのような対策があるのか、について解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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中途採用募集でなぜ書類選考を行うのか
中途採用の募集では、なぜ書類選考を行うのでしょうか。書類選考を行う目的は、選考の次のステップである筆記試験や面接に進む応募者を書類上で見極めることです。
中途採用の募集は、欠員補充や専門性の高い職種をいつまでに何人採用したいという具体的な目標をもって行っています。
本来ならば応募者一人一人と面接するのが望ましいですが、面接官の面接にかける時間が限られていることもあります。
ですから、書類選考である程度の人数に絞らざるをえません。
そのため、転職希望者で応募条件が満たされていないと判断される場合は、書類選考で落ちるわけです。
このような企業の実態を理解することが必要です。
中途採用の応募者が書類選考で落ちる理由は何か
中途採用の応募者が書類選考で落ちる理由は何か、について探ってみます。
中途採用の応募者が書類選考で落ちる理由は、8つあります。
- 応募条件に明記されるスキル・資格・経験が足りない
中途採用では募集要項に応募にあたってのスキル・資格・経験などが明記されていることが一般的です。
これは応募にあたっての条件なので、この条件から大きく離れていると書類選考で落ちることになります。
書類選考を通過するためには、応募条件を満たしている、少なくとも大きく離れていない、ということが必要となります。
- 職歴に懸念がある
履歴書の職歴欄で転職回数が多いことや、短期間での退職が見受けられると、企業としては採用しても短期間で辞めてしまうのではとの懸念が生じて、書類選考で落ちる可能性があります。
あるいは、前の会社を辞めてから空白期間が長いと、勤労意欲を疑われることもあります。
- 採用条件に合わない
応募書類に前職年収を記載する場合、採用となった場合の年収条件が合わないとして書類選考で落ちることがあります。応募先企業の給与水準と比べて応募者の給与が高いときに起こりえます。
また、転勤前提の中途採用募集に対して、本人希望欄に転勤不可とあれば書類選考で落ちる可能性が高いです。
- 応募書類に不備がある
応募書類を提出するさいは最低限のマナーがあり、これが守られていないと書類選考では厳しいと言わざるをえません。
例えば、誤字・脱字、押印欄に押印忘れ、文字を修正液で直している、証明写真のサイズが合わない、写真が応募書類にそぐわないなど、マナーを守っていないと書類選考で落ちる確率が高いでしょう。
職務経歴書をパソコンで作成すると漢字の誤変換や、所定の枠から文字がはみ出してしまうこともあります。
またパソコンを使用すると、前回応募した企業のデータをコピーペーストして企業名を修正忘れすることもあります。
応募書類を郵送したときに切手を貼ることを忘れてしまうことも、何社も応募するときには起こりえる不備といえます。
応募書類のマナーを守って、応募書類に不備がないように必ず見直しをしてください。
- 採用担当者が読みにくい文章である
- 誤字・脱字、字が小さい、読みにくい
誤字・脱字はもちろんですが、字が小さすぎる、文章が乱雑に書かれていて読みにくいと、他の応募者と比較されて不利となってしまいます。
丁寧に書かれていて読みやすい文章が望まれます。そのためには一つの文章を長々と書くのではなく、簡潔に短い文章としてください。
スペースの使い方に工夫して、一見して読みやすい内容が望まれます。
- 専門用語、社内用語を多用する
異業種に転職する場合は、現職(前職)で使用する専門用語が採用担当者には理解できないかも知れません。
また、何気なく使っている社内用語も、社外の人には意味がわかりません。
一般的なわかりやすい表現に変えるとか、注釈をつけて、採用担当者が理解できるようにする必要があります。
- 誤字・脱字、字が小さい、読みにくい
- 企業の求める人材と合わない
多くの企業の採用ホームページには「求める人材像」が明記されています。このような人材が欲しいという意思表示なのです。
例えば、チャレンジ精神のある人を求めているときに、石橋を叩いて渡るタイプとアピールしても採用担当者はピンとこないかも知れません。
企業がどのような人材を求めているかを知って、自分のなかでアピールできるものを探しましょう。
一方で、求める人材像と自分のタイプが全く合わないならば、そのような企業にたとえ採用となっても、入社後に苦労するかも知れません。
- 自己PRや志望動機が弱い
自己PRでは、なぜこのような能力・スキルがあるとアピールできるのか根拠がないままに書かれていても、説得力がありません。
あるいは、どこかのテンプレ―トをそのままコピーしたような自己PRも、採用担当者から直ちに見破られてしまいます。
志望動機もホームページからそのまま引用することや、どこの会社でも当てはまる内容では、「本当に志望しているのか」と思われてしまいます。
自己PRも志望動機も、自分の言葉で伝えることが大切です。
- 入社への熱意が見えない
特に自己PRと志望動機は、与えられたスペースを十分に使ってアピールする必要があります。
履歴書では、スペースを有効に使い切っている自己PRや志望動機と、空白が目立つものでは、後者に熱意が足りないと感じられて、書類選考で落ちる可能性が高いです。
少なくともスペースの9割以上は文字で埋めてください。
職務経歴書でも簡単すぎる自己PRや志望動機では、入社への熱意を疑われてしまいます。
もちろんスペースを文字で埋めれば良いというものではありません。内容も大切です。
書類選考を通過するための対策
上記にあるように、転職希望者が書類選考で落ちる理由は8つありますが、「スキル・資格・経験不足」、「採用条件に合わない」場合を除いて、書類選考に落ちる理由を見極めて書類の見直しをすれば、書類選考を通過する可能性はずっと高くなります。
以下を参考にして書類選考を通過するための対策を採りましょう。
- 落ち込まず気分を切り替える
書類選考で落ちると、自分を「否定された」と思われるかもしれませんが、たまたまその企業との相性や運が悪いことと考えましょう。
自信を失わず、「自分に合う企業を探そう」と気持ちを切り替えて、応募書類を見直し、ブラッシュアップすることが大切です。
一方で、書類選考で落ちることが続くときは、そもそも採用可能性が低い企業ばかりを選んで応募している場合もあります。
そのような場合は、自分の能力・スキル・経験が活かせるのはどんな業種、企業なのかを見つめ直すことで、採用につながるかも知れません。
- 自己分析と企業研究をやり直す
自己PRと志望動機は、応募書類の項目として、採用担当者が注目するところです。
自己PRと志望動機は、自己分析と企業研究を適切に行うことで、採用担当者が納得できる内容に改善することは可能です。
- 自己分析では、現職(前職)の職務内容を棚卸しして、その経験で得られた能力やスキルを明確にしましょう。
そしてその能力やスキルをどのように発揮して成果(業績)を出したのか、エピソードをまとめてください。
エピソードは具体的に、成果(業績)は数字で表すとわかりやすくなります。
この自己分析を自己PRや志望動機につなげることが大切です。
- 企業研究では、応募先企業のホームページや採用サイトを見て、求める人材や、将来的なビジョン、企業風土などを確認しましょう。
所属する業界のなかでの立ち位置や、同業他社との違いを知ることも必須といえます。
- 自己分析では、現職(前職)の職務内容を棚卸しして、その経験で得られた能力やスキルを明確にしましょう。
- 職歴への懸念を払拭する
転職回数が多いことや、短期間での退職、退職後の空白期間が長いといった職歴に懸念が生じる場合には、それらの理由と、今後の決意を書いておきましょう。
転職回数の多い場合や、前職を短期間で辞めた場合は、前向きな理由があれば書いておくといいです。
一方で、ネガティブな理由の場合は、素直な反省と、失敗を踏まえたこれからの生き方を記載してみるのも無駄ではありません。
空白期間が長い場合は、その間にどのような前向きな過ごし方をしていたかを記載すると有効です。
「以前から興味のあったテーマについて勉強していた」「知人(親)の仕事を手伝っていた」「海外旅行をして見聞を広めた」など、何らかの目的意識を持って有意義に過ごしていたことを伝えてください。
- 家族や知り合いに応募書類をチェックしてもらう
応募書類の文章のわかりやすさなどは、本人がその文章の内容を理解しているだけに、何回読んでも問題ないと考えてしまうことがあります。
また、応募書類の不備なども、本人だけの見直しでは発見できないことが多々あります。
家族や知り合いなど、第三者の目でチェックしてもらうと、本人の気がつかない点を指摘してもらえます。
まとめ
転職活動において、書類選考で落ちる理由は何か、どのような対策があるのか、について考えてみました。
中途採用の募集で書類選考を行う目的は、選考の次のステップである筆記試験や面接に進む応募者を書類上で見極めることです。
中途採用の募集は、本来ならば応募者一人一人を面接することが望ましいですが、面接官の面接にかける時間が限られていることもあります。
なので、書類選考である程度の人数に絞らざるをえません。
中途採用の応募者が書類選考で落ちる理由は以下の8つあります。
- 応募条件に明記されるスキル・資格・経験が足りない
- 職歴に懸念がある
- 採用条件に合わない
- 応募書類に不備がある
- 採用担当者が読みにくい文章である
- 企業の求める人材と合わない
- 自己PRや志望動機が弱い
- 入社への熱意が見えない
書類選考を通過するための対策は次の4つあります。
- 落ち込まず気分を切り替える
- 自己分析と企業研究をやり直す
- 職歴への懸念を払拭する
- 家族や知り合いに応募書類をチェックしてもらう
以上、書類選考で落ちる理由は何か、どのような対策があるのか、について解説しました。
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もちろん履歴書や職務経歴書の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。
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