【転職】どちらが正解?在職中に転職活動、退職後に転職活動
転職を考える人が最初に悩むことは、在職中の転職活動が良いか、退職後の転職活動が良いかの選択です。
採用する会社側の印象は在職中と退職後のどちらが良いのでしょうか?
在職中や退職後の転職活動は、それぞれどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
在職中や退職後に転職活動をするときの、それぞれの上手な活動方法についても知りたいものです。
本ブログは、在職中に転職活動、退職後の転職活動のどちらが正解か、について解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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中途採用に応募した在職者、退職者について会社の印象
会社が中途採用の募集をしたとき、応募者の中で在籍者と退職者が混在することは普通にあります。
結論から言うと、在籍者だろうと退職者だろうと、どちらでも会社の印象に違いはありません。
「在職中なのに転職活動をするなんて」といったことは全くありません。もちろん「見通しもなく退職してしまったのか」ということもありませんので心配しないでください。
面接では堂々と「在職中です」「退職しました」と伝えてください。
在職中に転職活動のメリット、デメリット
ここでは、在職中に転職活動のメリット、デメリットについて探ってみます、
- 在職中に転職活動のメリット
本人にとって在職中に転職活動をする最大のメリットは経済面の不安がないということです。
経済面の不安がないことで、精神的にも余裕をもって転職活動を進めることができます。
転職活動にかかる、特に遠方の企業を受けるための交通費などの費用なども比較的気にしなくてもすみます。(企業によっては交通費を支給しないこともあります。)
納得できる転職が見つからない場合には、現職にとどまることもできますし、納得できる転職先を見つけるまで余裕をもって転職活動をすることもできます。
- 在職中に転職活動のデメリット
在職中に転職活動をすることのデメリットは、転職活動をする自由な時間が少ないことです。
応募する企業の研究や応募書類を書く、筆記試験対策、複数回の面接、内定面談など、1社のみならず複数の企業に応募するほど、転職活動にかかる時間が長くなります。
特に面接を受けるためには、平日なら何日間も有給休暇を使わざるを得ません。
応募先によっては土日や就業時間外に面接を行うような配慮をしてくれるかも知れませんが、複数社応募するケースでは全ての会社が配慮してくれるとは限りません。
また在職中の転職活動では、本人の退職日がいつになるかで入社希望日が決まります。入社希望日が企業の入社期限より先になる場合には、採用見送りとなることもありえます。
退職後に転職活動のメリット、デメリット
続いて、退職後に転職活動のメリット、デメリットについて探ってみます、
- 退職後に転職活動のメリット
退職してから転職活動をすることのメリットは、転職活動をする自由な時間があることです。
転職活動は応募してから入社まで意外と時間を取られるものです。退職者は時間のあることが最大のメリットです。
自由な時間を持てることで、志望分野や志望先の情報収集をする時間が十分とれますし、複数の企業に同時に応募しやすいことや、希望条件に合った企業の募集には機敏な対応ができます。
- 退職後に転職活動のデメリット
退職してから転職活動をすることのデメリットは、経済面の不安です。
応募してもいつまでも採用にならないと、経済面の不安もあり精神的にも焦りがでてきて良くありません。
そのため希望条件を下げたり、当初考えもしなかった企業や職種に応募したりすることもあります。
一定の条件がそろっていればハローワークで失業給付を受けることができますが、金額面で働いていた時の給与に及びませんし、給付期間も勤続年数によって決まっています。
また、退職してからの空白期間が長くなると、会社はなぜ空白期間が長いのか気になってマイナス評価になることがあります。
在職中に転職活動をするときの上手な活動方法
ここでは、在職中に転職活動をするときの上手な活動方法について説明します。
- 有給休暇を有効に利用する
転職の面接では、有給休暇を利用することとなります。まずは自分の有休残日数を確認しましょう。有給休暇を使い切ったら、次からは欠勤歩引きされます。
企業によって異なりますが、有休の半日取得や、時間単位で取得できることもありますので、有効に利用しましょう。
面接日などは事前に通知されていますので、早いうちに有給休暇取得申請をしましょう。
- 転職が決まったら上司に報告する
転職活動を事前に上司に伝えて行う場合と、伝えずにこっそり行う場合があります。
転職活動を上司に伝えることは、「退職する意思がある」ことを言っているようなものです。
有給休暇は堂々と利用できるメリットはありますが、上司から見れば常に「いつか退職する人」と見られて、人事考課にもマイナスでしょう。
退職することは自然と職場の同僚にも伝わり、本人も長い間勤めにくい雰囲気になります。
ですから、転職活動を事前に上司に伝えて行うことはお勧めしません。
転職活動をこっそり行うことは、有給休暇の利用をしにくいデメリットはありますが、何らかの事情や、転職をしないで現職に留まるといった本人の気持ちの変化が生じたときにも対応できます。
以上から、転職活動は上司に伝えずにこっそり行い、転職が決まったら上司に報告するやり方がベターです。
- 退職後、現職場に迷惑をかけない
退職後、在籍する企業に迷惑をかけないようにしてください。そのためには採用が決まったら直ちに上司に報告し、退職日を相談することです。
退職日は本人の仕事を他の人に引き継ぐ期間を考慮して決めることとなります。最近の傾向として、転職先企業も引き継ぎ期間を認めて、その上で入社日を決めることが多いようです。
退職後に転職活動をするときの上手な活動方法
続いて、退職後に転職活動をするときの上手な活動方法について説明します。
- 転職するまでのスケジュールをたてる
退職してから転職活動を行うと、人によってはハローワークからの失業給付もあり、どうしてものんびり転職先を探す気持ちになることがあります。
もちろん希望条件に合った企業に転職するまで頑張る意気込みは大事ですが、そうではなく、なんとなく長い時が過ぎてしまうと、退職後の空白期間を応募先から「何かあったのではないか」と勘繰られることもあります。
ですから、手元の貯金や失業給付の給付期間を確認の上で、できる限り早く転職できるようにやるべきことを定めて、スケジュール化してください。
- 希望する職種に必要な資格取得やスキルを身につける
在職中だと、働きながら資格を取ったり、スキルを身につけたりすることはよほどの覚悟がないと難しいですが、退職後の自由な時間にそれらのために時間を費やすことができます。
- 内定したら、入社日はできる限り転職先の企業の意向に沿うようにする
応募先から内定をもらったら、入社日を決めることになります。
在籍者とは違いいつでも入社できる状況にありますから、転職先企業もできるだけ早い時期に入社してもらいたいと希望します。
失業給付を全てもらってから入社したいと考える人もいますが、可能な限り早く入社することをお勧めします。
まとめ
在職中に転職活動、退職後に転職活動のどちらが正解なのか考えてみます。
- 会社が中途採用の募集をしたとき、在籍者だろうと退職者だろうと、どちらでも会社の印象に違いはありません。
- 在職中に転職活動をするメリットとしては、経済面の不安がないので、精神的にも余裕をもって転職活動を進めることができます。
一方デメリットは、転職活動をする自由な時間が少ないことです。
- 退職後に転職活動をすることのメリットは、転職活動をする自由な時間があることです。
一方デメリットは、経済面の不安です。
- 在職中に転職活動をするときの上手な活動方法として、「有休を有効に利用する」、「転職が決まったら上司に報告する」、「退職後、現職場に迷惑をかけない」ことです。
- 退職後に転職活動をするときの上手な活動方法として、「転職するまでのスケジュールをたてる」、「希望する職種に必要な資格取得やスキルを身につける」、「内定したら、入社日はできる限り転職先の企業の意向に沿うようにする」ことです。
以上、在職中に転職活動、退職後に転職活動のどちらが正解なのか解説しました。
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会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
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