【転職】給料が上がらないから転職したい人が知るべきこと
現在の会社でずっと勤めてきたけれど、給料が上がらないから転職したいと悩む人は多いものです。ですが、給料が上がらないからといって性急な転職はちょっと待ってください。
給料が上がらないのはなぜでしょうか?
給料を上げるためにはどうしたらいいでしょうか?
給料が上がらないので転職するとき気をつけたいことはあるでしょうか?
本ブログは、給料が上がらないから転職したい人が知るべきことについて解説します。
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給料が上がらないから転職したい人は多い
給料に不満があって退職・転職したい人は、各種アンケート調査でも上位を占めています。
エン・ジャパンの調査によると、転職活動のきっかけは、「給料に不満がある」が全体で32%と2番目に多い数字となっています。
このうち20代は38%、30代は34%、40代以上は27%と、特に若い世代で給料に不満があって退職・転職を考える人が多くなっています。
(「コロナ禍での転職活動について」『エン転職』ユーザーアンケートー 2020年12月公表 複数回答可 参照)
ちなみに、転職活動のきかけの1位は、「将来のキャリアが見えない」34%、3位は「会社の考え、風土が合わない」31%となっています。
ですから、給料が上がらないから転職したい人は多いと言えます。
給料が上がらないのはなぜか
給料が上がらないから転職を考える前に、上がらない理由を探ってみましょう。
給料が上がらない理由は人によりさまざまですが、大きく会社に原因がある場合と、本人に原因がある場合の2つのケースが考えられます。
ここでは、その2つについて探ってみます。
- 会社に原因がある場合
- 給与水準が低い
元々、その会社自体の給料水準が低いケースがあります。その理由としては、①業界自体の給料水準が低い、②売上げが伸びず、利益が出ないために給料が上がらないことが考えられます。
上司がどれくらいの給料、年収なのかを調べれば、自分が上司の年齢になったときの給料はおおよそ見当がつきます。
- 年功序列の賃金制度
若いときは給料が低く、勤続を重ねるに従って給料が上がっていく年功序列型の賃金体系を採用している会社では、若者の給料は低く設定されていて思ったほど上がらないものです。
- 利益を内部留保に回している
昨今の銀行による貸し渋りの対策として、財務体質強化のために、利益の多くを内部留保(貯蓄)して、新規事業や新製品開発投資などに回し、賃上げ原資を押さえる会社があります。
自社が利益を生み出しているにもかかわらず、内部留保の増加によって社員の給料が上がりません。
- 給与水準が低い
- 本人に原因がある場合
- 専門性を必要としない仕事についている
専門的な知識や能力、スキルが必要な仕事ができる人は、代わりの人がなかなか見つからないために、給料も配慮してもらえるものです。
ですが、誰でもできる、専門性を必要としない仕事についていると、なかなか給料は上がらないものです。
- 仕事で成果を上げていない
与えられた仕事で十分な成果、業績を上げていないと給料が上がらないものです。
成果を上げられない原因は、本人の能力不足以外にも、関係者との人間関係がうまくいっていない、上司と折り合いが悪いなどが考えられます。
- 専門性を必要としない仕事についている
給料を上げるために考えたいこと
給料を上げるためには、上がらない理由を知って、対策を打つことです。上記にあるように上がらない理由は、①会社に原因がある場合と、②本人に原因がある場合の2つです。
会社に原因がある場合は、自分としてできることはありません。なので、本人に原因がある場合の対策を考えてみましょう。
- 専門性を身につける
会社に役立つ専門性を身につければ給料は上がります。ですが、専門性は簡単に身につくものではありません。
自分が業務を行う上で、自分が持ち合わせていないどのような専門的な知識、スキルが必要か棚卸しをしてください。
そして、自己啓発してください。必要ならば資格取得の勉強もすることです。
時間はかかるかも知れませんが、他の社員より専門性を持てば給料は上がります。
- 仕事で成果を上げる
とにかく精一杯努力して仕事で成果、実績を上げてください。少しでも給料を上げるための一番の近道は成果を上げて、上司に認めてもらうことです。
この場合、関係者との人間関係がうまくいっていない、上司と折り合いが悪くて成果を上げることができないときは、人間関係の修復も必要となります。難しいならば上司に異動希望を伝えることも考えてください。
それが出来ない場合は、転職もひとつの手段です。
会社に原因が合って給料が上がらないときはどうする
繰り返しますが、会社に原因がある場合は、自分としてできることはありません。
このときは、①給料が高い会社へ転職する、②起業する、③フリーランスになる、の3つの選択肢があります。
このうち、起業とフリーランスは誰でもが簡単に決断できるものではありませんが、転職は比較的決断しやすいものです。
ですが、転職することも、慎重に進めないと失敗することがありますから、注意が必要です。
給料が上がらないので転職するとき気をつけたいこと
ここでは、給料が上がらないので転職するとき気をつけたいことを説明します。
- 退職の理由を「給料が上がらない」ことにしない
面接で退職の理由は必ず聞かれる質問です。このとき、「給料が上がらないから」「給料が安いから」と決して答えないでください。
この応募者は、「お金のことしか考えていない」「自分を客観的にみられない」「実力がわからないのに給料を高くできない」と思われてしまいます。
たとえ本音では「給料が高い会社へ転職」と思っていても、面接では、前向きの退職の理由としてください。
例えば、「キャリアアップのため」「スキルを高めたい」といったような理由です。
- 転職しても給料が上がるとは限らない
厚生労働省の調査によると、2019年1年間の転職者のうち、前職の賃金と比べて「増加した」は、34.2%、減少した35.9%、変わらない27.9%となっています。
(2019年(令和元年)雇用動向調査 厚生労働省 令和2年9月公表 参照)
調査によると、増加より減少がやや多く、転職すれば給料が上がるとは限らないことがわかります。
転職=給料が上がるとは期待しないでください。
- 給料が良いと仕事がきつくなることがある
給料が高い会社は、それだけ高い成果を求められたり、業務量が多かったりしますので、仕事は元の会社よりきつくなることが多いです。
給料は満足できたとしても、きつい仕事に耐えていけるか覚悟が求められます。
また、会社によっては残業代〇〇時間分を定額手当として給料に含めているために、表面上は給料が高い会社もあります。
ブラック企業と呼ばれる会社は、給料を高く設定しておいて、夜遅くまで働かせることがありますから注意が必要です。
給料が高い会社は、なぜ高いのかしっかり調べて、入社してから後悔しないようにしましょう。
以上、給料が上がらないので転職するとき気をつけたいことを説明しました。
まとめ
現在の会社でずっと勤めてきたけれど、給料が上がらないときは転職したいと悩んでしまうものです。
給料が上がらない理由は大きく会社に原因がある場合と、本人に原因がある場合の2つのケースが考えられます。
会社に原因がある場合は、以下の3つです。
- 給与水準が低い
- 年功序列の賃金制度
- 利益を内部留保に回している
本人に原因がある場合は、次の2つです。
- 専門性を必要としない仕事についている
- 仕事で成果を上げていない
給料を上げるためには、上がらない理由を知って、対策を打つことです。
本人が打てる対策は次の2つです。
- 専門性を身につける
- 仕事で成果を上げる
会社に問題がある場合は、①給料が高い会社へ転職する、②起業する、③フリーランスになる、の3つの選択肢がありますが、このうち転職は比較的決断しやすいものです。
給料が上がらないので、転職するとき気をつけたいことは3つあります。
- 退職の理由を「給料が上がらない」ことにしない
- 転職しても給料が上がるとは限らない
- 給料が良いと仕事がきつくなることがある
以上、給料が上がらないから転職したい人が知るべきことについて解説しました。
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