【就活・転職】面接では「わたし」「わたくし」のどちらが正解?
面接で「わたし」「わたくし」を間違えると評価は下がるのか?
就活や転職活動の面接において、意外と多くの人が悩むのが「自分の呼び方」、つまり一人称です。
「わたしが正解なのか?」「わたくしのほうが丁寧で評価が高いのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
結論から言えば、面接では「わたし」または「わたくし」を使えば問題ありません。
しかし、どちらを選ぶかによって、面接官に与える印象は確実に変わります。
本記事では、
- 面接で「わたし」「わたくし」のどちらを使うべきか
- 就活生・転職者それぞれに合った使い分け
- 面接官が実際に見ているポイント
- 使ってはいけない一人称
- よくある質問(Q&A)
を網羅的に解説します。
この記事を読めば、面接で一人称に迷うことはなくなります。
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面接では「わたし」「わたくし」が正解である理由
面接は「ビジネスシーン」です。
就活・転職の面接は、友人との会話でも学校の発表でもありません。
企業と個人が対等な立場で行うビジネスの場です。
ビジネスシーンで許容される一人称は、基本的に以下の2つです。
- わたし
- わたくし
この2つ以外の一人称は、面接官の評価を下げるリスクがあります。
「わたし」と「わたくし」の違いを正しく理解する
- 「わたし」とは?
「わたし」は、漢字では「私」と書き、日常とビジネスの両方で使える標準的な一人称です。
- 丁寧だが、過度に堅すぎない
- 多くの面接で違和感がない
- 就活生・転職者ともに使いやすい
面接官から見ても、「わたし」を使っていること自体でマイナス評価になることはありません。
- 「わたくし」とは?
「わたくし」も漢字では同じく「私」ですが、「わたし」よりもフォーマル度が高い表現です。
- 役員面接
- 公務員試験
- 老舗企業・金融・メーカー
- 非常に改まった場
などでは、「わたくし」を使う人も多く見られます。
「わたくし」は、とても丁寧で改まった一人称です。
そのため、一人称だけを「わたくし」にして、話し方がカジュアルだと違和感が出ます。
- 悪い例(ちぐはぐ)
わたくしは大学で経済を学びました。ゼミでは結構頑張りました。
→ 一人称は丁寧なのに、「結構」「頑張りました」がくだけていて不自然です。
- 良い例(統一されている)
わたくしは大学で経済を学びました。ゼミ活動にも力を入れて取り組みました。
→ 一人称と文末の丁寧さがそろっており、自然です。
つまり、「わたくし」を使うなら、文末まで丁寧な表現を保つ必要があります。
敬語や言い回しに自信がない場合、無理に「わたくし」を使わず、「わたし」を選ぶ方が安全です。
【面接官の本音】一人称で見ているポイント
面接官は、「わたし」か「わたくし」か、だけを見ているわけではありません。
実際に評価しているのは、以下の点です。
- 場に合った言葉遣いができているか
- 一貫性のある敬語が使えているか
- 無理をしていないか
- 社会人としての基本が身についているか
つまり、自然に使えていれば「わたし」でも十分合格ラインなのです。
【就活生向け】面接では「わたし」がおすすめな理由
- 男子学生の場合
男子学生の多くは、普段以下の一人称を使っています。
- 僕
- 自分
- 俺
そのため、急に「わたくし」を使うと、
- 不自然
- 緊張が伝わる
- 文末の敬語が崩れる
といったリスクがあります。
そのため、就活の面接では「わたし」を使うのが最も安全です。
実際の面接現場でも、合格する学生の多くは「わたし」を使っています。
- 女子学生の場合
女子学生は、日常的に「わたし」を使っているケースが多く、
「わたくし」への切り替えにも比較的抵抗が少ない傾向があります。- 「わたし」 → 安定・自然
- 「わたくし」 → より丁寧・上品
どちらを選んでも問題ありません。無理なく話せるほうを選ぶことが最優先です。
【転職者向け】面接ではどちらを選ぶべきか?
転職活動の面接では、以下を基準に考えましょう。
- 一次・二次面接 → わたし
- 最終面接・役員面接 → わたくしも可
社会人経験がある分、「わたくし」を使えると落ち着き・信頼感が伝わる場合もあります。
ただし、敬語に不安がある場合は、
無理に「わたくし」を使わず「わたし」で統一してください。
面接で使ってはいけない一人称一覧
- 「僕」
- 対等・目下に使う表現
- 幼い印象
- 面接官を軽んじているように聞こえる
- 「自分」
- 体育会系で多用
- 仲間内の表現
- ビジネスの場では不適切
- 「俺」
- 乱暴
- 威圧的
- 面接では論外
- 「あたし」
- くだけすぎ
- ビジネス不適合
これらは就活・転職の面接では使用禁止と考えてください。
面接以外でも「わたし」「わたくし」を使うべき場面
面接以外でも以下の「わたし」「わたくし」を使うべき場面があります。
- OB・OG訪問
- 企業説明会
- 内定後の面談
- 入社後の社内外の会話
社会人として活動する限り、「わたし」「わたくし」は基本の一人称になります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 面接で「わたし」と「わたくし」を混ぜても大丈夫?
A1. おすすめしません。どちらか一方に統一してください。混在すると違和感が生じます。
Q2. 面接官は一人称で合否を決めますか?
A2. 一人称だけで落とすことはほぼありません。ただし、不適切な一人称はマイナス評価になります。
Q3. オンライン面接でも同じですか?
A3. はい。対面・オンライン問わず、面接では「わたし」「わたくし」が正解です。
Q4. 公務員試験の面接は?
A4. 「わたくし」が無難です。ただし「わたし」でも減点されることはありません。
Q5. 緊張して「僕」と言ってしまったら落ちますか?
A5. 一度程度なら即不合格にはなりません。以降は意識して「わたし」に戻しましょう。
まとめ|面接で迷ったら「わたし」で間違いない
- 面接はビジネスの場
- 一人称は「わたし」または「わたくし」
- 就活生は「わたし」が最適
- 転職・役員面接では「わたくし」も選択肢
- 「僕」「自分」「俺」「あたし」はNG
面接で評価されるのは、一人称そのものではなく、場に合った言葉遣いができているかどうかです。
自信を持って、「わたし」または「わたくし」を使いましょう。
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