【転職】在職中の転職活動で履歴書の本人希望欄の書き方は?

2025.07.09 更新
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在職中に転職活動をするさい、履歴書の「本人希望欄」には何を記入すれば良いか、わからなくて悩む人は多いようです。

在職中の転職活動では、履歴書の「本人希望欄」に何を記入すれば良いでしょうか?

在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」に書いて良いことや、書いてはいけないこと、気をつけたいことを知りたいものです。

本ブログは、在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」の書き方を中心に解説していきます。

転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」に記入すること
  2. 在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」に記入する具体的な事項
  3. 在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」に書いても良いこと
  4. 在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」には書いてはいけないこと
  5. 在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」の記入で気をつけたいこと
  6. まとめ

在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」に記入すること

履歴書の「本人希望欄」は、「特記事項欄」や「備考欄」と表記されていることもありますが、どれも同じ意味合いを持っています。

「本人希望欄」は、履歴書の各項目では十分に書ききれない、あるいは本人が選考時や入社後の対応について会社へどうしても伝えておきたい事項を記載する項目です。

在職中の転職活動では、退職後のそれと異なり、以下のような在職中としての特有の事情があります。その事情を「本人希望欄」に明記して応募先企業に知ってもらうことで、面接など選考をスムーズに実施することができます。

在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」に記入する具体的な事項

在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」に記入する具体的に伝えておきたい事項は次のようなことです。

  • 本人と連絡が可能な時間帯と連絡手段

    在職中の場合、勤務時間中は応募先会社と連絡が取りづらいものです。勤務時間中、応募先から電話がかかってくることは本人も迷惑ですし、職場のメンバーから転職活動を進めていることを悟られたくありません。

    また、応募先会社にとっても何回電話してもつながらないと、選考順が遅くなってしまい、結果として採用枠が埋まってしまう可能性もあります。

    このようなリスクを避けるために、「本人希望欄」には本人と連絡が可能な時間帯と連絡手段を明記することで、本人と応募先会社との連絡をスムーズにすることができます。

    注意点として、一方的に連絡ができない時間帯を指定するような書き方ではなく、採用担当者に迷惑をかけたくないとの気持ちが伝わるような表現としてください。

    次の例を参考としてください。

    在職中のため、平日9時から18時は休憩時間を除きお電話に出られません。12時から13時の休憩時間及び18時以降にお電話を頂けると幸いです。

    恐れ入りますが、上記時間のご連絡が難しい場合や、応答できなかった場合には、留守番電話かメールでメッセージを残していただければ、折り返しご連絡いたします。

  • 退職予定日と入社可能日

    企業にとって在職中の応募者は、採用となった場合に退職予定日と入社可能日がいつになるか気になるところです。

    特に欠員補充を急いでいる場合には、いつ頃入社できるかが採用の決め手になる可能性があります。

    例えば、甲乙つけがたい応募者がいるとき、欠員補充に間に合う人とそうでない人ではおのずと前者が有利となるでしょう。

    このため、退職予定日と入社可能日が応募時点で明確ならば、記載しておくことをお薦めします。

    ですが、上司と確認しないまま本人の希望で退職予定日を記入することは、その通りにならなかったときに応募先企業に迷惑がかかることになりますから避けてください。

    退職予定日は、あくまで上司と合意が取れている場合に記載してください。通常は退職が決まってから引き継ぎや、退職手続きなどのため1~2ヶ月程度かかります。

    また、入社可能日は、退職予定日から決めてください。〇月〇日と限定した書き方ではなく、応募先企業の都合もありますから「○月○日以降」と範囲を広げて書いてください。

    未定の場合は記入する必要はありません。

    次の例を参考としてください。

    退職予定日は○月○日のため、○月○日以降の入社が可能です。

在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」に書いても良いこと

在職中・退職後にかかわらず、履歴書の「本人希望欄」には書いても良いことがあります。

  • 募集職種が複数あるときの希望職種

    企業によっては同時に複数の職種を募集することがあります。この場合は、希望する職種を記入します。

    希望職種は、求人票や募集要項にある職種名称をそのまま記入してください。

    営業事務職を希望いたします。

  • 入社にあたって譲れない労働条件

    家族の介護や子育てなど本人の家庭事情などにより入社にあたって譲れない労働条件があれば記載します。

    たとえば、介護のために異動ができないことや、子供の保育園の迎えのために残業は不可であることなどです。

    このような家庭事情のために労働条件に制限が加わることは、選考にあたって不利になる可能性がありますが、「本人希望欄」に記載する必要があります。さもないと内定時や入社後に会社とトラブルになってしまうでしょう。

    記入にあたっては、謙虚な姿勢を見せるような表現としてください。

    父親の介護のために、勤務先を東京都内にさせていただければ幸いです。

    子供の保育園の迎えのために、月曜日と木曜日は定時退勤とさせていただければ幸いです。

  • 定期的な通院のための休暇取得

    業務に支障がない場合でも持病や傷病による定期的な通院で休暇の取得が必要な場合は、「本人希望欄」で理由と頻度を記入します。

    この場合も記入にあたっては、謙虚な姿勢を見せるような表現としてください。

    業務に支障はありませんが、持病の通院のため月に1回半日休暇を取得させていただければ幸いです。

在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」には書いてはいけないこと

在職中・退職後にかかわらず、履歴書の「本人希望欄」には書いてはいけないことがあります。

  • 給与など労働条件の希望

    給与や待遇の希望は記入しないほうが良いです。例えば年収○○万円以上、管理職希望などといった本人の希望を記載すると、「条件面だけに目が向く」「自分勝手な印象」を与えてしまいます。

    給与や労働条件の希望は、内定後に改めて人事担当者との面談で伝えてください。履歴書の本人希望欄には書かないでください。

  • 「そうなったらいいな」程度の軽い希望

    特別な理由もないにもかかわらず「残業は○時まで」「休日出勤は難しい」「本社希望」など勤務条件を記入すると、使いにくい人と思われてしまいます。

    事情により労働条件の希望が叶えられなければ入社が不可能であるような絶対条件の場合には、記入することは問題ありませんが、そうでないただ単に「そうなったらいいな」程度の軽い意味ならば避けてください。

  • 自己PRや志望動機

    自己PR欄や志望動機欄に書ききれなくて「本人希望欄」を利用しようとする人がいますが、「本人希望欄」を、希望以外で利用することは避けてください。

    「本人希望欄」は、「特記事項欄」や「備考欄」とも言われますが、何を書いてもかまわないという項目ではありません。

    希望すること以外に記入すると履歴書の書き方も理解できていない人と思われてしまいます。

  • 「空欄」「特になし」「特にありません」

    希望することが特別にないことがあります。その場合でも「空欄」にすることや、「特になし」・「特にありません」と記入しないでください。

    「空欄」では記入漏れと思われますし、「特になし」「特にありません」は素っ気ない印象を与えてしまいます。

    希望することが特別にない場合には、「貴社の規定に従います」との定型文の書き方が適しています。

在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」の記入で気をつけたいこと

在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」の記入で気をつけたいことがあります。

  • 「本人希望欄」への記入には強いメッセージがある

    「本人希望欄」に記載された内容は、選考時や入社するにあたって外せない条件であると採用担当者は重く受け止めます。

    ですから、軽い気持ちで「本人希望欄」へ希望することは避けてください。さもないと記載された内容によっては不合格となる可能性がありますから気をつけてください。

  • 「本人希望欄」でたくさんの希望を書かない

    会社に知ってもらいたいとしてたくさんの希望は書かないでください。採用はあくまで会社の意思により決定されます。

    やたら希望を伝えると「入社する意欲がない」「ずうずうしい」と思われて印象が良くありません。

    どうしても知ってもらいたいことに絞って書きましょう。

  • 履歴書の「本人希望欄」の記入は、「貴社の規定に従います」が一般的である

    「本人希望欄」は絶対に記入しなければいけない項目ではありません。

    在職中の場合の「本人と連絡が可能な時間帯と連絡手段」や「退職予定日と入社可能日」は会社も知っておきたい事柄ですが、それ以外で特になければ「貴社の規定に従います」と記入すれば問題ありません。

まとめ

在職中の転職活動の場合の履歴書の「本人希望欄」の書き方になどについて考えてみます。

「本人希望欄」は、履歴書の各項目では十分に書ききれない、あるいは本人が選考時や入社後の対応について会社へどうしても伝えておきたい事項を記載する項目です。

在職中の転職活動では、退職後のそれと異なり、在職中特有の事情があります。その事情を「本人希望欄」に明記して応募先企業に知ってもらうことで、面接など選考をスムーズに実施することができます。

在職中の転職活動で、履歴書の「本人希望欄」に記入する具体的に伝えておきたい事項は次の2つです。

  • 本人と連絡が可能な時間帯と連絡手段
  • 退職予定日と入社可能日

在職中・退職後にかかわらず、履歴書の「本人希望欄」には書いても良いことが3つあります。

  • 募集職種が複数あるときの希望職種
  • 入社にあたって譲れない労働条件
  • 定期的な通院のための休暇取得

在職中・退職後にかかわらず、履歴書の「本人希望欄」には書いてはいけないことが4つあります。

  • 給与など労働条件の希望
  • 「そうなったらいいな」程度の軽い希望
  • 自己PRや志望動機
  • 「空欄」「特になし」「特にありません」

在職中に限らず、履歴書の「本人希望欄」の記入で気をつけたいことが3つあります。

  • 「本人希望欄」への記載には強いメッセージがある
  • 「本人希望欄」でたくさんの希望を書かない
  • 履歴書の「本人希望欄」の記入は、「貴社の規定に従います」が一般的である

以上、在職中の転職活動の場合の履歴書の「本人希望欄」の書き方になどについて解説しました。

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