【就活】インターンシップとアルバイトの違い、役立つのは?

2024.11.17 更新
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インターンシップとアルバイトの違いがわからなくて、就活に向けてどちらが役立つのか悩む学生は多いようです。

アルバイトはわかるけれど、インターンシップとは何か良くわかりません。

インターンシップとアルバイトの違いや、それぞれのメリット・デメリットは何でしょうか?

インターンシップを検討するさいに気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、インターンシップとアルバイトの違いや就活との関係を解説します。

就活は、インターンシップから始まり、面接を経て、自分の活躍できる企業へ内定することがゴールです。

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目次
  1. インターンシップとは何か
  2. 長期インターンシップとは何か
  3. インターンシップと、アルバイトの違いは何か
  4. インターンシップのメリット・デメリット
  5. アルバイトのメリット・デメリット
  6. インターシップを検討するさいに気をつけたいこと
  7. まとめ

インターンシップとは何か

インターンシップとアルバイトの違いを知る前に、インターンシップとは何かを理解しましょう。

インターンシップとは、大学生が企業で一定期間働くことや企業訪問することで、業務内容や職場環境を知る職業体験のことです。

2025年卒から従来インターンシップと呼ばれたものは、「オープン・カンパニー 」「 キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターンシップ 」「高度専門型インターンシップ(大学院生向け)」の4つのタイプに分けられました。

「オープン・カンパニー 」「キャリア教育」はインターンシップと称されなくなりましたが、企業や業界、仕事について知る機会として活用することができますので、本ブログでは、便宜上このタイプを含めてインターンシップとして解説しています。

  • オープン・カンパニー

    その会社や業界に関する情報を提供することや、PRを行う早期の会社説明会のようなものです。開催期間が1日程度ということでそれまでの「1 dayインターンシップ」にあたるものです。 

    「志望業界や企業を絞りたい」「どのような仕事が自分に向いているかに興味がある」といった場合は、情報収集も兼ねて参加すると良いでしょう。

  • キャリア教育

    働くことの理解を深めるために実施されます。プログラムを通じてキャリアについて考えることで、働くことへの理解や自己理解を深めることができます。

    社員と会話する機会もあり、仕事のやりがいや、キャリアプラン、社風など会社の理解を深めることにも役に立ちます。

    プログラムで就業体験は任意です。開催期間はプログラム・授業内容によります。

  • 汎用的能力・専門活用型インターンシップ

    就業体験を通じて適性や能力を見極めます。体験することでその企業や業界で働くイメージを持つことが可能です。

    企業にとって、採用のための評価材料を得ることができるとされています。インターンシップ終了後、本人の能力やスキル、今後成長を期待することについてフィードバックを受けることができます。フィードバックを通して自己の成長へとつなげたい場合に役に立ちます。

    プログラムで就業体験は必須です。開催期間は5日以上、専門活用型は2週間以上です。

  • 高度専門型インターンシップ

    修士・博士課程の学生を対象とした、専門性を重視するジョブ型採用を見据えたプログラムを実施します。

    就業体験において、これまで学んだ知識やスキルを活用することで、自らの専門性をさらに向上させることができます。企業は、学生と一緒に研究などを行うことで、新たな視点を採り入れる目的があります。

    プログラムで就業体験は必須です。開催期間は、ジョブ型は2ヶ月以上です。

長期インターンシップとは何か

上記は、「産学協議会基準に準拠したインターンシップ」の定義から説明しました。

上記の定義とは別に、開催期間が1ヶ月以上から、長いものでは1年以上のインターンシップを長期インターンシップと呼んでいます。3ヶ月から半年の期間が多いようです。

主にベンチャー企業やスタートアップが長期インターンシップを募集していて、就業体験以上に社員と大差のないレベルの仕事を任せていることが多いです。

このため長期インターンシップは、大学生のうちから社会人としてのビジネススキルを身に付け、卒業後に直ちに即戦力として活躍したい大学生や、起業を考えている大学生には意味のあるものです。

様々な職種が募集されていて、実際に働くことで具体的に業界や職種を知ることが可能です。

有給で、加えて交通費の支給という条件で働くことが多いです。

長期インターンシップとアルバイトは似ていますが、明確な違いがあります。

なお、以下の文章については、長期インターンシップを想定しています。

インターンシップと、アルバイトの違いは何か

ここでは、長期インターンシップと、アルバイトの違いを説明します。

インターンシップとアルバイトの違いは学生にとってわかりにくいものですが、この2つは全く異なります。

  1. 学生の目的
    • インターンシップは、業界やその企業、職種と業務の内容を理解し、その仕事に適性があるか見極めることが目的です。就活に向けた選考対策といったことも挙げられます。収入を得ることが第一の目的ではありません。
    • アルバイトは、貯金や生活費、趣味のためのお金を稼ぐことが目的です。
  2. 業務の内容と責任
    • インターンシップはビジネススキルを身につけるという側面を持っており、責任のある仕事を任せられる可能性が高くなっています。アルバイトよりもやりがいはあるものの、そのために結果も求められます。
    • アルバイトは、マニュアルに沿った比較的簡単な、繰り返し的な作業を任せられることが多く、責任のある仕事は正社員が担当するために、責任を問われることはあまりありません。
  3. 身につけられるスキル
    • インターンシップは、社会人として働くために必要なコミュニケーションの力をつけることができることに加えて、働いた職種の専門的なスキルも一定程度身につけることができます。
    • アルバイトは、社会人として働くために必要なコミュニケーションの力をつけることができますが、専門性は身につけられません。
  4. 就活で有益か
    • インターンシップは、会社と本人が合意すれば内定し、大学卒業後はそのままインターンシップ先に就職することもありえます。
    • アルバイトは、やったからといってその会社に正社員として採用されることはあまりないと言えます。

インターンシップのメリット・デメリット

インターンシップとアルバイトの違いはメリット・デメリットにもあらわれています。ここでは、インターンシップのメリット・デメリットについて探ってみます。

  1. インターンシップのメリット
    • 専門的なスキルが身につく

      働いた職種の専門的なスキルを身につけることができます。加えて社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーションスキルが身につきます。

      学生が実務をしながら対価を得て、専門的なスキルを身につけられる貴重な機会と言えます。

    • 就活に活かすことができる

      インターンシップに参加した業界や企業、職種について理解できて、将来のキャリアを考えるうえで役に立ちます。

      インターンシップで優秀だと認められると内定を得ることができることや、選考ステップを免除されることもあります。

      また、インターンシップでの経験や学んだことを自己PRや志望動機の作成に役立てることで、他の企業での就活で活かすことができます。

  2. インターンシップのデメリット 
    • 責任が重くストレスがかかる

      アルバイトと異なり、インターンシップでは責任ある仕事を全面的に任されるため、ストレスがかかります。いいかげんに仕事をすると部署に迷惑がかかるために、決意をもって参加することが求められます。

    • 学業やクラブ・サークル活動との両立が大変である

      インターンシップは、1日や週で拘束される時間・日数が長くなるために、学業やクラブ・サークル活動を両立させることが大変です。しっかりと日程を管理しないとインターンシップを続けることが難しくなります。

アルバイトのメリット・デメリット

続いてアルバイトのメリット・デメリットを探ってみます。

  1. アルバイトのメリット
    • 収入を得るには最適である

      アルバイトの目的はお金を稼ぐことです。アルバイトは数多くの選択肢があり、さまざまな業界・職種から収入を得るために自分が好きな仕事をいつでも選ぶことができます。

      逆に言えば、合わない仕事はいつでも辞めることができます。

    • 仕事を直ぐに覚える

      アルバイトはマニュアルに沿って、定型的で繰り返し行うものが多いために、直ぐに覚えることができます。この点がインターンシップと大きく違います。

      このため気楽にアルバイトをすることが可能です。

  2. アルバイトのデメリット
    • 専門スキルを身につけることは少ない

      アルバイトは責任ある、むずかしい仕事を任されないために、その職種の専門スキルを身につける機会は少ないと言えます。インターンシップとの違いです。

    • 就活で、役に立つ経験ではない

      職種にもよりますが、インターンシップと違い、アルバイト経験がそのまま就活での強力なアピールポイントにはなりにくいものです。

      もちろん自己PRの材料とはなりますが、ライバルと比べて特別に目立つわけではありません。

インターシップを検討するさいに気をつけたいこと

インターシップを検討するさいに気をつけたいことがあります。

  • 強い気持ちを持って臨む

    上記のようにインターンシップはアルバイトよりも就活で有利です。ですが、長期インターンシップは、アルバイトと違い強い気持ちを持って臨まないとやり通すことは難しいと言えます。

  • インターンシップと学業、クラブ・サークル活動を上手に調整する

    学業やクラブ・サークル活動と並行してインターンシップをおこなう場合、どれだけの時間を割くことができるか、まずは検討してください。

    続いて、希望する企業とテストやゼミなど外せないイベントがあったときどこまで許容してもらえるか、確認しましょう。

    学業については、授業の時間割で空き時間がないように集中させることや、学校に行かなくても良い日をつくるといった工夫をします。

  • インターンシップとアルバイトを両立できないときはインターンシップを優先する

    インターンシップとアルバイトの両立は困難が伴います。どうしても両立したいならば、インターンシップとアルバイト先に相談してください。

    ですが、インターンシップを就活のひとつの手段と考えるならば、インターンシップを優先させましょう。

    インターンシップは就活本番の前段階で行うことが通常です。アルバイトはその期間休みを取って、インターンシップに集中することも考えてください。

まとめ

インターンシップとアルバイトの違いや就活との関係を考えてみます。

インターンシップとは、大学生が企業で一定期間働くことや企業訪問することで、業務内容や職場環境を知る職業体験のことです。

開催期間が1ヶ月以上から、長いものでは1年以上のインターンシップを長期インターンシップと呼んでいます。以下のインターンシップは、長期インターンシップを指しています。

インターンシップとアルバイトの違いは学生にとってわかりにくいものですが、この2つは全く異なります。

  • 目的

    インターンシップは、業界やその企業、職種と業務の内容を理解し、その仕事に適性があるか見極めることです。

    アルバイトは貯金や、生活費、趣味のためのお金を稼ぐことです。

  • 業務の内容と責任

    インターンシップはビジネススキルを身につけるという側面を持っており、責任のある仕事を任せられる可能性が高くなり、結果を求められます。

    アルバイトは、マニュアルに沿った比較的簡単な、繰り返し的な作業を任せられることが多く、責任を問われることはあまりありません。

  • 身につけられるスキル

    インターンシップは、コミュニケーションの力と、専門的なスキルも一定程度身につけることができます。

    アルバイトは、コミュニケーションの力をつけることができますが、専門性が身につきません。

  • 就活で有益か

    インターンシップは、企業と本人が合意すれば内定し、学校卒業後はそのままインターンシップ先に就職することもありえます。

    アルバイトは、やったからといってその企業に正社員として採用されることはあまりないです。

インターンシップのメリットは、①専門的なスキルが身につく、②就活に活かすことができる、です。

インターンシップのデメリットは、①責任が重くストレスがかかる、②学業やクラブ・サークル活動との両立が大変である、です。

アルバイトのメリットは、①収入を得るには最適である、②仕事を直ぐに覚える、です。

アルバイトのデメリットは、①専門スキルを身につけることは少ない、②就活で役に立つ経験ではない、です。

インターシップを検討するさいに気をつけたいことは以下の3つです。

  • 強い気持ちを持って臨む
  • インターンシップと学業、クラブ・サークル活動を上手に調整する
  • インターンシップとアルバイトを両立できないときはインターンシップを優先する

以上、インターンシップとアルバイトの違いや就活との関係を解説しました。

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