【就活】TOEICの点数で嘘をついても必ずバレる?
就活では、TOEICの点数で嘘をついて、英語力を評価してもらおうと考える学生がいるようです。
そもそも就活においてTOEICで嘘をつきたくなる理由は何でしょうか?
どうして就活においてTOEICで嘘をつくとバレるでしょうか?
就活においてTOEICで嘘をついても会社にはバレないとたかをくくっている人は、バレたときのリスクを知ってください。
本ブログは、就活のTOEICの点数で嘘をついたらバレるか、について解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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就活においてTOEICの点数で嘘をつきたくなる理由
就活において、TOEICで嘘をつきたくなる理由は、TOEICの点数が高いと就活で有利かも知れないと考えるからです。
確かにTOEICの点数が高いと低いよりも有利であることは間違いありません。
かつては想像できないほど、いまやどの企業も海外進出は当たり前の時代です。海外事業を進めるにあたって語学力、特に英語力は必須要件となっています。
ですからTOEICの点数を高める努力が求められています。
一方で、就活において企業は本人の能力やスキル、人間性を総合判断して採用を決めています。TOEICの点数が高いことはアピールできる一つの要素ですが、それだけで採否が決まるわけではありません。
以上から、就活においてTOEICで嘘をつくことには疑問があります。
就活においてTOEICで嘘をつきたくなる点数
それでは、就活においてTOEICで嘘をつきたくなる点数とはどれくらいでしょうか。履歴書などでアピールできるレベルを探ってみます。
- 600~695点:上場企業の一般社員に求める点数が600点以上であり、履歴書でアピールできるようになる。キャビンアテンダントやホテルスタッフの採用条件になることが多い。
- 700~795点:十分英語力をアピールできる。上場企業の7割で海外部門の業務遂行には700点以上が必要と答えている。
- 800~895点:英語力が強みと言える。外資も含め800点以上ならば選考で足切りはほぼない。楽天は800点以上を社員に課している。海外赴任のさいは860点以上を課されることもある。
- 900点~990点:全受験者のなかで3~4%程度。ここまで高いレベルを求める企業や職種はほぼない。
*神田外語学院「TOEICスコア帯別の特徴」参照
一方、TOEICを実施する国際ビジネスコミュニケーション協会公式の「PROFICIENCY SCALE」では、730点以上で「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」と評価されています。
さらに860点以上で「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」と評価されています。
これらの点数を取れていなければ、状況に応じて嘘をつきたくなりますが、次章では就活においてTOEICの点数で嘘をつくと発覚するか探ってみます。
就活においてTOEICの点数で嘘をつくとバレるか
就活では、TOEICの点数が高いとアピールできるから、嘘をついてもわからなければ大丈夫だろうと、たかをくくっていると間違えてしまいます。
ここでは、就活においてTOEICで嘘をつくとなぜわかるのか説明します。嘘がわかる理由は次の4つです。
- 公式認定証の提示を求められる
TOEICの点数を履歴書やエントリーシートで記入すると公式認定証(Official Score Certificate)の提示を求められることがあります。
提示はどの企業でも求められるわけではありませんが、特に応募条件でTOEIC○○点以上と明示している場合や、TOEICが高得点の場合は求められる可能性が高いでしょう。
逆に求められなければTOEICをそれほど評価していないと言えるかも知れません。
いずれにせよ、嘘をついている場合に仮に証明書の提示を求められたらバレてしまいます。また、公式認定証を紛失したと偽っても再発行しての提出を求められるでしょう。
- 選考のさいに英語力を確かめられる
英語力を重視する企業では、英語の筆記試験を課すかも知れません。また、TOEICが高得点と嘘をついたときは、面接で英語力がどの程度か試される可能性が高いでしょう。
このとき、筆記試験結果とTOEICに乖離があることや、面接で英語力に疑問点がついたときは、公式認定証の提出を求められることがあります。
面接官は応募者の嘘を見抜くことに慣れていますから、TOEICについて深掘りすることで嘘か本当なのか確かめようとするでしょう。
- 入社後のTOEICの受験で嘘がわかる
英語力が業務で必要な企業は、社員に対して定期的にTOEICの受験を義務付けています。
このとき、TOEICの点数が就活と入社後で大きく離れていると人事が疑問を持ちます。
もちろん学生時代と比べて社員になったときには同じようなTOEICの点数を取れるとは限りませんが、大きな差があれば嘘がわかってしまいます。
- 仕事をする上で嘘がわかる
TOEICの点数が高いとそれだけで英語力が高いと見なされます。もちろんTOEICはlistening & reading testであり、「聞く」「読む」英語力を測るための試験のためにspeakingが苦手という人もいます。
ですが、仕事をする上で英語力が必要な部署に配属されたとき、期待以下の英語力だと嘘が疑われてしまいます。
また、TOEICの点数を過大申告した場合に、企業は信じてそれに相当する仕事を任せることになります。このとき仕事のレベルが高すぎると、仕事をやりこなせず、苦労することになります。最悪の場合は精神的にもダウンしかねません。
- 入社後につい嘘をついたことをばらしてしまう
入社後、同僚や同期の社員にTOEICで嘘をついたことをふとしたことで喋ってしまうことがあります。
まさかと思いますが、このことが上司や人事に伝わり嘘がわかってしまうことは意外と多いものです。
就活においてTOEICの点数で嘘をついてバレたときのリスク
上記のように就活においてTOEICの点数で嘘をつくとバレる可能性が高いですが、バレたときのリスクには、どのようなものがあるでしょうか。
- 選考の過程で嘘がバレると不合格となる
就活の履歴書やエントリーシートは自己申告であり、会社はその内容を正しいものと信頼して選考を進めています。
ですが、筆記試験や面接などで履歴書などの内容に疑問が生じれば、深掘りすることで真偽を確かめようとするでしょう。人事や面接官は長年の経験から嘘を見破ることに長けています。
TOEICの点数が嘘であることがわかれば、たとえ他の部分が優れていてもその段階で不合格となる可能性が高いです。
- 内定後の入社前に嘘がバレると不合格となる
選考の過程で嘘が運よくわからなくても、口頭による内々定から、内定通知書を受け取り、内定承諾書にサインして入社を待つまでの間に、何らかの事情によりTOEICについて嘘がバレることがないとは限りません。
内定承諾書にサインしたことで労働契約は成立しますが、通常内定承諾書には、「提出書類に虚偽が判明したとき」は採用を取り消されても異議のないことが記載されています。
TOEICについて嘘がバレたら、内定取り消しになる可能性は高いと言えます。
- 入社後に嘘がバレると懲戒の対象となる
入社後にTOEICの点数について嘘がバレることがあります。入社したから嘘がわかっても問題ないと考えると間違えます。
会社の就業規則では、虚偽の申請は懲戒対象となると明示されていることが一般的です。減給や出勤停止、降格、懲戒解雇といった懲戒を受けることが十分考えられます。
たとえ懲戒が軽く済んでも、人事考課で大きなマイナスとなり、会社に居づらくなることが考えられます。
以上のように、就活においてTOEICで嘘をついてバレたときのリスクは大きいものですから、正直に申告することが大切です。
まとめ
就活のTOEICの点数で嘘をついたらバレるか考えてみます。
就活において、TOEICで嘘をつきたくなる理由は、TOEICの点数が高いと就活で有利かも知れないと考えるからです。
ですが、就活において企業は本人の能力やスキル、人間性を総合判断して採用を決めています。TOEICの点数が高いことはアピールできる一つの要素ですが、それだけで採否が決まるわけではありません。
TOEICでアピールできる点数は、おおむね600点以上と言えます。
就活においてTOEICで嘘がバレる理由は次の4つです。
- 公式認定証の提示を求められる
- 選考のさいに英語力を確かめられる
- 入社後のTOEICの受験で嘘がわかる
- 仕事をする上で嘘がわかる
- 入社後につい嘘をついたことをばらしてしまう
就活においてTOEICで嘘をついてバレたときには次のリスクがあります。
- 選考の過程で嘘がわかると不合格となる
- 内定後の入社前に嘘がわかると不合格となる
- 入社後に嘘がわかると懲戒の対象となる
以上のように、就活においてTOEICの点数で嘘をついてバレたときのリスクは大きいですから、正直に申告することが大切です。
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