【就活・転職】履歴書に資格を書ききれないとき、どうする?
履歴書には自己アピールのために持っている資格や免許を全部記入したいものです。
ですが、資格や免許をたくさん持っていて、全てを履歴書に書ききれないとき、どうしようと悩む人も多いようです。
持っている資格などが多くて履歴書の免許・資格欄に書ききれないときは、どのように対応したら良いでしょうか?
履歴書に資格などを書き入れるときに気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログは、履歴書に資格・免許を書ききれないときの対応などについて解説します。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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履歴書に資格を書ききれないときは、どう対応する
履歴書に資格を書ききれないときは、次のようなステップを踏んで対応します。
- 保有資格・免許を取得年月日順に全て書き出す
最初に保有する資格・免許を、取得年月日順に書き出してみます。履歴書に資格などを書くときは取得年月日が古い順に書くことが原則です。
このとき、資格名称や取得年月を間違えないように、資格を証明する書類を見ながら記入することが大事です。
- 応募する企業の業種や職種で役に立つ、あるいは必須の資格・免許を選ぶ
書き出した資格などで応募する企業の業種や職種で役に立つものを選びます。
例えば、海外事業に力を入れている会社ならばTOEIC点数、不動産業界ならば宅地建物取引士、事務・営業職なら日商簿記、ファイナンシャルプランナー、一般事務に応募ならMOS、秘書検定の資格が役に立ちます。
- 国家資格、公的資格、自動車運転免許は、応募する企業の業種や職種で直接役に立たない資格・免許でも選ぶ
国家資格、公的資格、自動車運転免許は、応募する企業の業種や職種で直接役に立たなくても選んでください。
国家資格、公的資格の取得は簡単なものではなく、それを取得した努力をアピールできます。
自動車運転免許は、外回りの営業部門では必須ですが、普段の業務では必要なくても、突発的に運転が必要になったときに対応できることがあるからです。
- 履歴書の免許・資格欄に書かないほうが無難な資格は除外する
応募する企業の業種や職種で役に立つ資格でも、書かないほうが無難な資格は外します。
- 同じ資格でもランクが低いものは外す
日商簿記の2級、3級を持っているならば、履歴書に3級を記入する必要はありません。ファイナンシャルプランナー、秘書検定なども難易度の高い等級のものとします。
TOEIC点数は、応募先企業が定めている最低ラインがないか確認し、それ以下の点数である場合は書かないほうが良いでしょう。(面接でTOEIC点数を訊かれたら答えてください)
- 資格を書いても評価されにくいものは外す
せっかく履歴書に書いても取得しやすいために評価が微妙な資格は外します。
例えば英検準2級や、FP3級、漢検3級、秘書検定3級などは履歴書に書いてもややアピールに欠けるようです。
また、未経験の業界、職種に応募するために必要な資格を取得している場合は、資格の何級から評価を得られるかを調べて、評価を得られるレベルに到達している等級を記入するようにしましょう。
- 趣味やスポーツに関する資格は「趣味・特技」欄に記入する
書道〇段、世界遺産検定など、趣味に近い業務とは関係ない資格は、履歴書の免許・資格欄には書かずに、「趣味・特技」欄に記入してください。
柔道、剣道、空手などスポーツ関係の資格は履歴書の免許・資格欄には書かずに、「趣味・特技」欄に特技として記入し、アピールしましょう。
- 同じ資格でもランクが低いものは外す
資格を整理しても履歴書に書ききれないとき
上記のようなやり方で資格を整理しても履歴書に書ききれないときには、次の方法を考えてください。
- 資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、別紙に書く
資格を整理しても履歴書に書ききれないときには、別紙に書く方法もあります。
特に、応募先の業務や、職種と関連する資格を書ききれないほど持っている人は、それらを全て記入してアピールしましょう。
別紙に書く場合は、履歴書に「別紙参照」と書くようにします。別紙には「取得資格・免許一覧表」とわかりやすく記入して、履歴書の免許・資格欄と同様の書き方で記載します。
- 資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、職務経歴書に書く
転職活動の場合で、資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、職務経歴書に書く方法もあります。
職務経歴書に書く場合は、履歴書に「職務経歴書参照」と書くようにします。
- 資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、免許・資格欄の大きな履歴書を使用する
履歴書によっては、免許・資格欄の大きさがそれぞれ異なっています。
資格などが書ききれない場合は、免許・資格欄が大きい履歴書を選ぶと良いでしょう。
また、パソコンで履歴書を編集すれば、行数や欄の大きさの調整が可能です。
履歴書に資格・免許を書き入れるときに気をつけたいこと
履歴書に資格を書ききれないときは、上記の通りに対応して、その後に履歴書に資格などを書き入れるときに気をつけたいことがあります。
- 運転免許、運転免許以外の免許、資格の順番で取得年月日順に書く
書く順番に明確な決まりはありませんが、①運転免許、②運転免許以外の免許、③資格の順番とし、その中で取得年月日順に書くことが一般的です。
免許・資格欄は取得または合格した日が早い順に記載するのが基本ですが、運転免許は他の免許や資格と別で扱われます。
運転免許を複数持っている場合は、先にまとめて記載してください。その後に、他の免許や資格を取得(合格)した順番に書いていきましょう。
もし、証明書が見つからなくて取得年月日がわからない場合は、資格を取得した協会や団体に問い合わせてください。
それでもどうしても取得年月日がわからない場合は、取得日の欄を空欄にしておいてください。面接で空欄の理由を聞かれたら、空欄になってしまった経緯を口頭で説明してください。
- 資格は正式名称で書く
資格の名称が長いものであっても、履歴書に記載する際は、正式名称を記載するようにします。普段使っている「自動車運転免許」「簿記〇級」「FP」などは略称ですから注意してください。
国家資格や公的資格ならば必要ありませんが、民間団体や協会が付与する民間資格は、団体・協会名も含めて、「資格名(実施団体名)」と記載します。
資格名称を間違えないように、資格を証明する書類を見ながら記入することが大事です。
正式名称がわからない場合は、インターネットで検索すると正式名称が表示されますから、活用できます。
- 資格・免許は、「合格」「取得」の違いを間違えない
「合格」とは、合格証が交付されるもので、一定の基準を満たして手に入る知識や技能の検定について使います。
一方、「取得」は免許証が交付されるもので、自動車の運転免許以外にも、税理士や弁護士、危険物取扱責任者など、その資格がないと業務が行なえない、いわゆる「業務独占資格」に使用します。
また、教育や訓練、研修を経て認定書や修了証が交付されるような資格の場合、履歴書には「認定」または「修了」と書きます。
- 履歴書に書ききれないほど資格が多ければ良いわけではない
履歴書に書ききれないほど資格が多ければ、企業に評価されるわけではありません。
むしろ業務に関係のない資格を多く書くことで、「資格マニア」とみなされて、かえって評価を下げてしまうことがあります。
資格の数をアピールするのではなく、資格が仕事をする上でどう活かせるのかをアピールできることが大切です。
まとめ
履歴書に資格・免許を書ききれないときの対応について考えてみました。
履歴書に資格を書ききれないときは、次のようなステップを踏んで対応します。
- 保有資格・免許を取得年月日順に全て書き出す
- 応募する企業の業種や職種で役に立つ、あるいは必須のものを選ぶ
- 国家資格、公的資格、自動車運転免許は、応募する企業の業種や職種で直接役に立たない資格・免許でも選ぶ
- 履歴書の免許・資格欄に書かないほうが無難な資格は除外する
- 同じ資格でもランクが低いものは外す
- 資格を書いても評価されにくいものは外す
- 趣味やスポーツに関する資格は「趣味・特技」欄に記入する
上記のようなやり方で資格を整理しても履歴書に書ききれないときには次の方法を検討します。
- 資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、別紙に書く
- 転職活動で資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、職務経歴書に書く
- 資格を整理しても履歴書に書ききれないときは、免許・資格欄の大きな履歴書を使用する
履歴書に資格を書ききれないときは、上記の通りに対応して、その後に履歴書に資格を書き入れるときに気をつけたいことがあります。
- 運転免許、運転免許以外の免許、資格の順番で取得年月日順に書く
- 資格は正式名称で書く
- 資格・免許は、「合格」「取得」の違いを間違えない
- 履歴書に書ききれないほど資格が多ければ良いわけではない
以上、履歴書に資格・免許を書ききれないときの対応について解説しました。
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