【就活】面接で「苦手な人」を聞かれたとき適切な答え方は?
面接で、「苦手な人はいますか」とか、「苦手な人はどのようなタイプですか」といった質問をされることがあります。
「苦手な人」を面接で質問する背景と理由がわかりません。
「苦手な人」を面接で聞かれたら、どのように答えるのが適切なのか、どのような点に注意したら良いか知りたいものです。
本ブログでは、「苦手な人」を面接で聞かれる背景と理由、適切な答え方と注意点について解説します。
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「苦手な人」を面接で質問する背景
誰にでも苦手な人はいます。できればなるべく近づきたくない人です。
これまでは、苦手な人がいればあえて積極的に付き合わなければ良いだけで済みましたが、会社では通用しません。
入社して職場の上司や同僚にそのような人がいたらストレスが溜まります。
「自分の意見を押し通そうとする」「上から目線で偉そう」「愛想が悪くて話しかけにくい」など、人によって苦手な人のタイプはさまざまです。
一方で、会社は、多くの異なるタイプの人間が集まって仕事をしています。社員同士が仲良くなることを前提とはしていません。苦手な人と一緒に仕事をすることがあたりまえの場所なのです。
仕事を問題なくこなすためには、たとえ苦手な人がいても上手に付き合っていかなければなりません。
また会社では職場のメンバーだけでなく、どのような職場であっても取引先やお客さまと接する機会があり、苦手な人でもそつなく対応しなければなりません。
「苦手な人」を面接で質問する理由
上記の背景を前提とすると、「苦手な人」を面接で聞く理由は、そのような人とどう対処していくのか、その対応力などが試されている質問ということができます。
具体的には以下のような理由があります。
- 苦手な人を知ることで本人の性格を知りたい
サークル・クラブのメンバーとかゼミ仲間、あるいはアルバイト先で一緒に働く人の中で、好きな人もいれば苦手とか嫌いな人もいるのが普通の人です。
そのような組織の中で苦手な人はどのような人であり、どう対応していたかを知りたくて面接官は質問しています。
そして苦手な人がどのようなタイプかを知ることで、本人の性格もわかるわけです。
例えば「自分の意見を押し通そうとする」人が苦手な人は、自己の意見を強く言えない控えめな性格かも知れません。
- 職場で苦手な人がいたとき、どのように克服し、仕事を円滑に進められるか対応力を知りたい
苦手な人は誰にでもありますが、入社してからどのように上手に付き合っていけるのか対応力を知りたいと考えています。
たんに「仲良くなれるように頑張ります」では、意気込みはわかりますが、具体的にどう対応するかわかりません。
苦手な人とどのようにうまくつきあっていくのか、論理的に説明できることが必要です。
「苦手な人」を面接で聞かれたときの答え方
それでは苦手な人を面接で聞かれたとき、どのように答えたら良いのでしょうか。
それには次のステップで答えてください。
- 苦手なタイプを言う:「苦手な人は〇〇のような人です」
この場合は、Aさんといったような具体的な人ではなく、苦手なタイプはこのような人と一般論にして、面接官が想像できるように伝えましょう。
- なぜ苦手なのか理由を言う:「なぜなら、✕✕のところが苦手である理由です」
苦手なタイプのこのような点とか、このような行動が苦手である理由をわかりやすく説明してください。
具体的な事例を挙げて説明するとわかりやすいです。
この場合、想定する苦手な人の悪口や非難めいたことは言わないでください。面接官の印象が悪くなりますので、事実だけを説明してください。
また、なんとなくとか、生理的に受け付けないとの理由も良くありません。
- 苦手の人への対応方法を言う:「円滑に付き合うためにこのように対応します」
苦手な人と上手に対応できていれば、このように上手に対応していますと具体的に説明してください。
一方で、未だ自分として未熟な対応しかできていないときは、このような対応をすべきであったとの反省とか、入社してからこうしたいといったポジティブな目標を伝えてもかまいません。
「苦手な人」を答えるときの注意点
「苦手な人」を答えるときの注意点を挙げてみます。
- 「苦手な人は○○です」でおしまいでは、答えになっていません。
面接では苦手な人はどのような人なのか、だけを聞いているのではありません。そのような人といかに向き合っていけるかを知りたいのです。
上記の「苦手な人を面接で聞かれたときの答え方」を参考に回答してください。
- 「苦手な人はいません」はNGです。
誰にでも苦手な人はいるものです。「苦手な人はいない」との答えは、誰とでもうまくやっていることをアピールしているようで正しい回答と考えるかもしれません。
ですが、面接官から「正直ではない」と疑われてしまいます。
面接官が知りたいのは、そのような人とこれまでどのような関わりを持ち、上手に関係を築いてきたのか、あるいは現状の反省点と入社後の苦手な人との対応です。
- 苦手な人を表す言葉について抽象的な表現はさける
なんとなくとか、生理的に受け付けないといったような抽象的な表現はさけてください。
これでは、イメージがつかみにくく、そのため応募者の性格もわかりません。
具体的に苦手なタイプを伝えてください。
まとめ
「苦手な人」を面接で聞かれる背景と理由、適切な答え方と注意点について考えてみます。
「苦手な人」を面接で質問する背景として、職場では誰を苦手としても、仕事を問題なくこなすためには上手に付き合っていかねばならないこと、取引先やお客さまが苦手な人であってもそつなく対応しなければならないからです。
「苦手な人」を面接で質問する理由は、①苦手な人を知ることで本人の性格を知りたい、②職場で苦手な人がいたとき、苦手をどのように克服し、仕事を円滑に進められるか対応力を知りたいからです。
「苦手な人」を面接で聞かれたときには、①苦手なタイプを言う、②なぜ苦手なのか理由を言う、③苦手の人への対応方法を言う、の順で答えてください。
「苦手な人」を答えるときの注意点として、①「苦手な人は○○です」だけにしない、②「苦手な人はいません」はNG、③苦手な人を表す言葉について抽象的な表現はさける、ことが挙げられます。
以上、「苦手な人」を面接で聞かれる背景と理由、適切な答え方と注意点について解説しました。
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