【転職】転職したいけどやりたいことがわからない人へ
「今の仕事が合っていない気がする。でも、転職したい理由を聞かれると“やりたいことがわからない”」
転職相談の現場で、これは非常によく聞く悩みです。
実際、やりたいことが明確でないまま転職活動に踏み切れず、悩み続けている人は少なくありません。
しかし、仕事への不満を抱えたまま働き続けることは、モチベーションや精神面に悪影響を及ぼします。
大切なのは、「やりたいことがわからない=転職できない」と思い込まないことです。
本記事では、
- やりたいことがわからない人が転職で失敗しないための考え方
- 現在の仕事をヒントにしたやりたいことの探し方
- やりたいことが定まらないまま転職活動を進める際の注意点
を、人事の立場からわかりやすく解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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なぜ転職したいのに「やりたいこと」がわからないのか
転職したい人が「やりたいことがわからない」のは、言語化できていないだけというケースが
ほとんどです。
内閣府の「子供・若者白書(平成30年度)」の調査でも、
若手社員が最初の勤務先を離職する理由として、次のような項目が挙げられています。
- 仕事が自分に合わなかった
- 人間関係が良くなかった
- 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった
- 賃金が良くなかった
- ノルマや責任が重すぎた
- 自分の技能・能力を活かせなかった
これを見ると、「やりたいことがあるから転職する」というより、
「今の仕事が合わないから転職したい」という人が多数派であることがわかります。
つまり、転職を考える第一歩は、
「やりたいことを無理に探すことではなく、今の仕事への不満を正しく整理すること」
なのです。
転職のヒント① 現状の仕事への「不満」からやりたいことを探す
やりたいことがわからない人は、
まず「今の仕事で嫌だと思っていること」から考えてみてください。
やりたいことが思いつかなくても大丈夫です。
実は、不満の中にやりたいことのヒントが隠れています。
- 不満は「本当はこうしたい」のサイン
不満を感じるのは、「本当はこういう働き方がしたい」「こういう仕事は合わない」
という気持ちがあるからです。そこでおすすめなのが、不満を書き出して、「なぜそう感じるのか」を考えることです。
ポイントは難しく考えないこと。思いつくまま、正直に書いてOKです。
- 不満を深掘りするやり方(具体例)
例として、経理を担当している人の場合を見てみましょう。
- 経理の業務がつらい
→ なぜ?
- 毎日数字ばかり扱うことが苦手
→ なぜ?
- 細かい作業が多く、ミスを指摘されるのがストレス
→ なぜ?
- じっと座って作業するより、動きのある仕事の方が合っていそう
ここまで考えると、「経理が嫌」という話ではなく、
- 人と関わる仕事
- 体を動かす、変化のある仕事
の方が向いている、ということが見えてきます。
- 経理の業務がつらい
- 不満を整理すると、やりたい方向が見えてくる
このように考えると、
- 数字中心の業務は合わない
- 人と関わる仕事の方がよさそう
- 同じ作業の繰り返しは苦手
といった仕事選びの軸がはっきりしてきます。
最初から「これがやりたい仕事だ!」と決める必要はありません。
まずは、「これはやりたくない」「これは避けたい」
をはっきりさせるだけで十分です。
転職のヒント② 今の仕事で「やってよかった」と感じたことを思い出す
- 「やってよかった」と感じた場面を思い出す
やりたいことがわからない人に、もう一つおすすめなのが、
今の仕事の中で「やってよかった」「少しうれしかった」と感じた場面を思い出すことです。「今の業務は正直しんどい…」そう思っている人でも、
まったく何もなかったということは、ほとんどありません。たとえば、こんな経験はありませんか?
- お客様や上司から「ありがとう」と言われた
- 成果を出して、ほめられた
- 自分なりに工夫したら、業務がうまく回った
こうした小さな出来事で大丈夫です。
- 「やりがい」を感じた理由を考えてみる
大切なのは、なぜそのときに「うれしい」「やりがいがある」
と感じたのかを考えることです。たとえば、
- なぜうれしかったのか
- どんなところを評価されたのか
- ほかの人ではなく、自分だった理由は何か
といったことを、できる範囲で言葉にしてみてください。
- 具体例で考えてみる
例として、こんなケースがあります。
- お客様対応で感謝された
→ なぜうれしかった?
→ 相手の役に立っていると実感できたから - 上司から「説明がわかりやすい」と言われた
→ なぜ評価された?
→ 相手の立場を考えて話していたから
ここから、
- 人の役に立つ仕事が合っていそう
- 相手の立場に立って考えることが得意
といった、自分の強みや価値観が見えてきます。
- お客様対応で感謝された
- やりがいは「やりたいこと」のヒントになる
このように考えていくと、やりがいを感じた経験は、
- 自分が大切にしていること
- 自然にできている得意なこと
を教えてくれます。
それはそのまま、「次の転職で活かしたいやりたいこと」につながります。
無理に立派な目標を作る必要はありません。
小さな「よかった」「うれしかった」を集めるだけで十分です。
転職のヒント③ 周囲の人に「向いていること」を聞いてみる
- 周囲の人に「向いていること」を聞く
やりたいことがわからない理由の一つに、
自分の得意なことを自分では気づきにくいという点があります。毎日当たり前にやっていることほど、「これって強みなのかな?」と感じにくいものです。
だからこそ、周りの人の意見がとても参考になります。
- 誰に聞けばいい?
身近な人で大丈夫です。
- 上司
- 先輩
- 同僚
仕事ぶりを見ている人に聞くのがポイントです。
- どう聞けばいい?
難しい聞き方をする必要はありません。
たとえば、
「自分って、どんな仕事が向いていると思いますか?」
「どんなところが強みだと思いますか?」
このくらいシンプルでOKです。転職の話をしなくても構いません。雑談の中で聞いてみるだけでも十分です。
- 複数人に聞くのがコツ
一人だけでなく、何人かに聞いてみることが大切です。
すると、
- 「説明がわかりやすい」
- 「調整役がうまい」
- 「コツコツ続けるのが得意」
など、同じようなことを言われる場合があります。
この「共通して言われる点」こそが、
自分では気づいていなかった本当の強みであることが多いです。 - それは転職でも評価されやすい
周りの人が自然に感じている強みは、
人事や面接官が見ても評価しやすいポイントです。なぜなら、これまでの仕事の中で何度も発揮されてきた強みだからです。
これは転職活動で使いやすく、「再現性のある強み」としてアピールできます。
やりたいことを整理して、転職活動につなげる
- やりたいことを整理する
ここまでで集まった情報を、すべて並べてみましょう。
- 不満から導き出したやりたいこと
- やりがいから見えた価値観・強み
- 周囲から言われた、向いていること
そのうえで、「どうしても外せないもの」から優先順位をつけることが重要です。
- 経験・スキルとの関係で考える
転職では、「やりたいこと」と同時に
これまでの経験やスキルがどのくらい使えるかも見られます。難しく考えなくて大丈夫です。
考え方は、次の3つだけです。- すでに経験やスキルがある場合
これは一番わかりやすいケースです。
- 今までの仕事と、やりたいことが近い
- すでにやったことがある業務が多い
この場合は、その経験をそのまま転職でアピールできます。
「前職で〇〇をやっていました」「同じような仕事を経験しています」
と説明できれば、転職では有利になります。 - 経験は少しだけある・関係している場合
次に多いのがこのケースです。
- まったく同じ仕事ではない
- でも、一部はつながっている
たとえば、
営業 → カスタマーサポート
事務 → 営業アシスタント
などです。この場合は、「これから伸びそう」と見てもらえる可能性があります。
「完全に未経験ではない」「考え方やスキルは活かせる」
と説明できれば、十分チャンスはあります。 - 完全に未経験の場合
これまでやったことがない仕事の場合です。
このときは、いきなり転職するのではなく、準備が必要です。
たとえば、
- 基本的な知識を勉強する
- 資格を取る
- 業務内容をよく調べる
など、「本気でやりたい」という姿勢を見せることが大切です。
特に、IT・技術系など専門性の高い仕事では、
最低限の知識がないと転職は難しくなります。
- すでに経験やスキルがある場合
やりたいことがわからない人が転職で注意すべき3つのポイント
- キャリアプランが実現できるか
転職はゴールではなく、キャリアの通過点です。
その会社で働くことで、
- 将来どんな経験が積めるのか
- 次のステップにつながるのか
を必ず確認しましょう。
やりたい仕事でも、成長のイメージが描けない会社では、再び不満が生まれやすくなります。
- 労働条件に無理がないか
やりたいことができても、
- 長時間労働
- 休日が少ない
- 給与が生活水準に合わない
といった状態では、長続きしません。
制度だけでなく、実際に運用されているかどうか
(有給が取れる雰囲気か、残業が常態化していないか)も確認しましょう。 - 職場の人間関係を想像できるか
人間関係は、仕事の満足度に直結します。
面接時の雰囲気や、職場見学が可能であれば現場の空気感を観察し、
「この環境で自分は自然に働けそうか」を考えてください。入社後は、自分から歩み寄る姿勢も大切です。
よくある質問(Q&A)
Q1. やりたいことが曖昧なまま転職しても大丈夫ですか?
A1. 問題ありません。ただし、「何が嫌で、何を変えたいのか」は明確にしておく必要があります。
Q2. やりたいことは一つに絞るべきですか?
A2. 無理に一つに絞る必要はありません。優先順位をつけた複数案がある方が、転職の選択肢は広がります。
Q3. 未経験職種への転職はやめた方がいいですか?
A3. 年齢や準備状況によります。基礎知識の習得や業界理解をしたうえで挑戦することが重要です。
まとめ|やりたいことがわからなくても転職は進められる
やりたいことがわからないからといって、転職を諦める必要はありません。
- 現在の仕事への不満
- やりがいを感じた経験
- 周囲からの評価
これらを整理すれば、やりたいことは必ず形になります。
転職は、自分の働き方を見直すチャンスです。
焦らず、現実的に、自分に合った転職を目指しましょう。
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