【転職】第二新卒はいつまで?転職を有利に進めるためのコツ
新卒で入社したけれど、社風が合わない、仕事が向いていない、上司と合わないなどさまざまな理由により、短期間で退職して転職活動を始めたとき、「第二新卒歓迎」という言葉が目につくことがあります。
第二新卒とは一体、卒業していつまでを指すのでしょうか?
第二新卒はなぜ企業に歓迎されるのでしょうか?
一方、第二新卒で転職活動をするメリット、デメリットは何でしょうか?
第二新卒が転職活動を行うにあたって心得ておきたいことも知ってください。
本ブログは、第二新卒は卒業後いつまでを指すのか、及び転職を有利に進めるためのコツを解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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第二新卒とは卒業していつまでを指すのか
第二新卒とは、卒業後いつまでを指すのでしょうか?
- 第二新卒とは、学校を卒業して就職し、短期間のうちに転職を目指す人です。
第二新卒は卒業後いつまでを指すのか、はっきりとした定義はありません。ですが、一般的には、「卒業後3年以内」と言われます。
これを学校別にあてはめると、高卒では21歳前後、短大卒は23歳前後、大卒は25歳前後、大学院修士課程は27歳前後ということになります。
一方、卒業後3年以内でも、就業経験がない求職者は、「既卒」と呼びます。
第二新卒と既卒の違いは、就業経験の有無です。
- 厚生労働省は第二新卒とはいつまでなのかについて、学校卒業後3年以内と定義しています。
*厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」調査では、「第二新卒者」とは、それぞれの企業の中で第二新卒の定義がある場合にはその定義により、特に定義がない場合は、学校(高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院)卒業後、おおむね3年以内の者としています。
厚生労働省は、転職で使われる言葉の「既卒=職務経験のない人」も含めています。
- 第二新卒とは卒業後いつまでか、その定義については、上記のように「学校を卒業後、就職して3年以内」が一般的ですが、第二新卒の募集では各企業に運用が任されているのが実態です。
ですから、応募先の募集要項で、第二新卒はいつまでなのかをチェックしてください。
第二新卒が企業に歓迎される理由
第二新卒はなぜ歓迎されるのでしょうか、それは、企業の事情があります。
第二新卒は、「新卒」と似たような言葉ですが、採用区分では中途採用に該当します。
ですが、新卒と年齢が近く、社会経験はあるものの短期間であるため、経験者採用としての中途採用とは区分して扱っています。
- 新卒採用がむずかしい場合は、代わりに第二新卒を採る
近年、新卒採用は売り手市場が続いたため、採用予定人数が十分確保できないことが多く、年齢的にも新卒に近い第二新卒を採用することで、予定人数を埋めようとするためです。
- 新卒入社の退職分を埋める
厚生労働省が2020年10月に発表した新規学卒就職者の3年以内の離職率は、高卒が39.5%、大卒が32.8%となっています。
高卒の4割、大卒の3割が離職する傾向はここ数年続いています。
せっかく入社しても早期に退職する人が多く、同年代の第二新卒で補充しようとしています。
- 第二新卒は中途採用のために、通年採用できる
新卒採用と異なり、第二新卒は中途採用の一形態のため通年採用できます。新卒では特定の時期に採用業務が集中しますが、中途採用なら平準化できます。
また新卒は4月入社が一般的ですが、第二新卒は中途採用のために採用すればいつでも入社できます。
第二新卒はいつまでなのか悩んでいる人は、以上のような歓迎される理由を知って早く行動を起こしてください。
企業が第二新卒を採用するメリット
それでは、企業が第二新卒を採用するメリットは何なのか、探ってみます。
- 新しい会社に馴染みやすい
前職の勤続が長い場合は、前職の社風に染まっていることがありがちで、自社の社風に馴染みにくいことがあります。
経験を活かした即戦力を期待できますが、どうしても前職の仕事の仕方に捉われたり、保守的になったりすることがあります。
一方、第二新卒は、前職の経験が少ないことが逆にメリットとなり、社風や慣習に染まっていないために自社の社風に馴染みやすいことがあります。
新卒の年齢に近いために、吸収力もあり指導しやすいこともメリットです。
- ビジネスマナーなど社会人としての基本ができている
入社3年以内の離職といえども、新卒と比較すれば働いた経験がありますので、ビジネスマナーや仕事の仕方など社会人としての基本ができています。
ですから、じっくり教育をかける必要がありません。
さらには、早期に戦力として働いてくれるという期待があります。
- 会社とは何かわかっている
新卒は働くことの具体的なイメージがつかないために、想像と現実のギャップが大きいと早期退職してしまいます。
一方、第二新卒は働いた経験があるために、働くことのイメージをつかんでいますので、会社という組織や業務内容を理解しています。
また、早期退職したことの反省もあり、次は長く働きたい気持ちがあると考えられます。
仕事をする上での困難な場面に直面しても、精神的に強くなっているかも知れません。
なので、本人と会社のミスマッチは少ないでしょう。
- 仕事への熱意がある
前職では成し遂げられそうもない新しいことへのチャレンジや、キャリアアップを目指して退職した第二新卒は、仕事に対する熱意や高いモチベーションを持っていますので、活躍を期待できます。
第二新卒と呼ばれるのはいつまでなのか悩んでいる人は、以上のようなメリットを活かしてください。
企業が第二新卒を採用するデメリット
一方で、企業が感じる、第二新卒を採用するデメリットは次のようなものがあります。
- 辞め癖がついていないか
第二新卒は、前職を短期間で退職しており、入社しても本人に合わないと感じたときは再び退職するのではと思われがちです。
- 即戦力ではない
経験者の中途採用では即戦力としての期待がありますが、第二新卒は業務経験が乏しいために即戦力として活躍するには時間がかかります。
- 同期がいないために孤立しやすい
中途採用の経験者は、年令もある程度以上のために人間関係のつくり方を学んでおり、コミュニケーションに問題はありません。
ですが、新卒と比べて第二新卒は同期がいない、人間関係のつくり方も十分学んでこないために、気軽にコミュニケーションをとれる人が少なく、社内で孤立しやすいです。
第二新卒と呼ばれるのはいつまでなのか悩んでいる人は、以上のようなデメリットも理解したうえで転職活動を進めてください。
第二新卒が転職活動を行うにあたって心得ておきたいこと
ここでは、第二新卒として転職活動を行うにあたって心得ておきたいことを説明してみます。
- 会社が求める人材であることをアピールする
就活でも行った、求める人材をホームページなどで確認し、自分はどのような人材で、貢献できるかをまとめてください。
そのためには自己分析をしっかり行うことが大切です。
- 入社への熱意やポテンシャルをアピールする
第二新卒は社会人経験が少ないために、スキルや経験をアピールすることはむずかしいものがありますが、会社もその点を重視することはあまりありませんから、安心してください。
選考にあたって重視するのは入社への熱意や、仕事への意欲、周囲とうまくやっていける人柄です。
面接においては、自己PRや志望動機でそれらを強くアピールしてください。
- 退職したことを反省し、自分が成長したことをアピールする
前職の退職理由は必ず聞かれると考えてください。退職理由は人によりさまざまですが、大切なことは、前向きな言い回しとすることです。
元の会社や上司の悪口は決して口に出してはいけません。
加えて、退職したことを反省し、そのことで自分がこのように成長したということを伝えると面接官に納得されるものとなります。
第二新卒と呼ばれるのはいつまでなのか悩んでいる人は、これらを心得た上で転職活動を進めると採用に近づきます。
まとめ
新卒で入社したけれど、さまざまな理由により短期間で退職して転職活動を始めたとき、「第二新卒歓迎」という言葉が目につくことがあります。
第二新卒とはいつまでなのかについては、「学校を卒業後、就職して3年以内」」が一般的ですが、第二新卒の募集の場面では各企業に運用が任されているのが実態です。
第二新卒はなぜ企業に歓迎されるのかは、次の3つの理由があります。
- 新卒採用がむずかしい場合は、代わりに第二新卒を採る
- 新卒入社の退職分を埋める
- 第二新卒は中途採用のために、通年採用できる
企業が第二新卒を採用するメリットは次の4つです。
- 新しい会社に馴染みやすい
- ビジネスマナーなど社会人としての基本ができている
- 会社とは何かわかっている
- 仕事への熱意がある
一方、企業が第二新卒を採用するデメリットは次の3つです。
- 辞め癖がついていないか
- 即戦力ではない
- 同期がいないために孤立しやすい
第二新卒として転職活動を行うにあたって心得ておきたいことが3つあります。
- 求める人材であることをアピールする
- 入社への熱意やポテンシャルをアピールする
- 退職したことを反省し、自分が成長したことをアピールする
以上、第二新卒は卒業後いつまでを指すのか、及び転職を有利に進めるためのコツを解説しました。
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