【就活・転職】オヤカク対策しましたか
オヤカクって言葉を知っていますか?
オヤカクとは、企業が内定を出した応募者に対して、「親から入社することの同意を取り付けたか」と確認する行為を指します。
ではなぜ企業は、学生や中途採用応募者本人にではなく、親に対して入社の承諾をとるのでしょうか?
オヤカクを受けた親が反対する理由は何でしょうか?
企業はどのような方法でオヤカクをするのでしょうか?
就活生や転職希望者は、オヤカク対策をどのようにすればよいでしょうか?
本ブログでは、オヤカクのための事前対策を解説します。
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企業はなぜオヤカクを実施するのか
現在の少子高齢化のなかで、親の子供に対する期待は大きなものがあります。
さらに子供には将来幸せになってもらいたいと強く願うものです。
これらの理由から、親が子供の就活や転職活動に干渉することが多くなってきたのではないかと考えられます。
また、親の世代と比べて就活や転職の情報量が圧倒的に多くなったことにも原因があります。
様々なメディアから流れる企業の格付け情報や、過重労働などの良くない情報を得ると、子供の就職に失敗がないようにと、つい口を出したくなるのが親心です。
そこで企業は、せっかく内定した学生や中途採用応募者が辞退しないよう、親に内定の確認をとり、加えて企業について良い印象を与えるような様々な対策を考えたというわけです。
親が反対する理由は何か
それでは、親が内定先を反対する理由はどのようなものがあるのでしょうか?
以下のようなことが大きな理由と考えられます。
- その企業の成長性が見込めなさそうだから
- 将来リストラにあったらとの不安があるから
- 誰でも知っている大手の有名企業の社員になってもらいたいから
- 事業内容がわからない、わかりにくい企業だから
- 仕事の内容がハードで、入社しても直ぐに辞めそうだから
- 都会での就職ではなく、長男(長女)だから地元に戻って欲しいから
- 転職の場合には、そもそも在職中であれば、退職することに反対であるから
こうした様々な理由により、学生や中途採用応募者は、親に反対されて入社辞退をすることがあります。
また、中途採用の内定者の中には、配偶者が反対するケースも実際にあります。
企業からのオヤカクのやり方
既に述べたようにオヤカクとは、内定を得た応募者に対して、企業から親への同意確認のことです。
マイナビの20年卒学生就職モニター調査(1,646人)によると、20年卒の26.4%が内定先からオヤカクがあったようです。
オヤカクの方法は、個人面談や面接の席が13.2%、学生宛ての電話が7.8%、保護者の捺印または署名を求める書類を渡されたのが、4.9%とのことです。
内定者の親に、企業から直接連絡してオヤカクをすることは少ないようです。
また、オヤカクではないですが、内定後に親に手紙やパンフレットを送り、会社として挨拶をすることや、内定者懇談会に親も招待することで、会社に対する理解を得ようとする企業もあります。
オヤカク対策はこうする
企業から内定者に直接あるいは間接的にオヤカクされたとき、内定者はどう対策すれば良いのでしょうか?
実は、内定先を親が知らなくて、いきなりオヤカクが来たときは手遅れです。
そのためには、オヤカクされる前の対応がとても大切です。
オヤカクの事前対策は2つあります。これらの準備をしておけばオヤカクを心配することはありません。
- 内定先からオヤカクされたときにあわてるのではなく、就活・転職活動のスタート時点で親と十分話し合っておく
日頃から就活・転職について、自分の考え方を話し合っておくことが必要です。
そして、その方向性を確認し、理解しておいてもらうことです。
仮に親の希望が自分の考え方と異なったまま就活や転職活動を進めてしまうと、内定後に反対に合ってしまいます。
反対するのは、親の認識不足もあるかもしれません。
親を納得させるために、世の中の状況を資料などで具体的に説明することも必要です。
このような事前対策をやっておかないと、いきなり内定先から親に連絡があった場合にびっくりしてしまい、親の存在を無視されたと感情的になってしまうことも考えられます。
就活、転職の前に十分コミュニケーションをとってください。
- 就活、転職活動は定期的に親に報告・相談する
就活、転職活動は定期的に報告・相談をしましょう。
「報告」とは、自分の行動についての経過や結果を伝えることです。
就活や転職でいえば、A社に応募する、筆記試験を通過して〇日に一次面接が予定されている、活動状況の結果B社に内定を得たとか、不採用だったとかといった進捗状況を伝えることです。
報告することで子供の活動状況が良くわかりますので、安心できます。
「相談」とは、自分の判断に迷った時、話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったりすることです。
就活や転職でいえば、A社とB社から内定を得たが、どちらに入社するか親に相談することなどです。
相談することで、自分の意見を伝えることができるため、たとえ結果が異なるものであっても親は反対する気持ちが収まるものです。
以上をきちんとやっておけば、オヤカクされても問題なく対応できるのではないでしょうか?
まとめ
就活や転職活動で企業から内定を得た応募者に対して、「親から入社することの同意を取り付けたか」企業が確認する行為があります。これをオヤカクと言います。
なぜオヤカクをするのかというと、内定した学生や中途採用応募者が辞退しないためであり、企業について良い印象を与えるためでもあります。
企業のオヤカクには様々な方法がありますが、内定先を親が知らなくて、いきなりオヤカクが来たときは手遅れです。
就活・転職活動のスタート時点で親と十分話し合っておき、定期的に就活や転職活動の状況について報告・相談するといったような密なコミュニケーションがオヤカク対策となります。
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