【就活・転職】履歴書にハンコは必要?シャチハタはOK?

2025.10.10 更新
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履歴書にハンコ(印鑑)は必要なのか、必要な場合には、シャチハタでもかまわないのか悩む人は多いようです。

そもそも履歴書にハンコは必要でしょうか?

ハンコが必要なとき、シャチハタはOKでしょうか?

シャチハタ以外ではどのようなハンコを選べば良いでしょうか?

履歴書でハンコをきれいに押印するさいのやり方はあるでしょうか?

履歴書のハンコで気をつけたいことを知りたいものです。

本ブログは、履歴書にハンコは必要なのか、シャチハタはOKなのかなどについて解説します。

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目次
  1. 履歴書にハンコ(印鑑)は必要か
  2. 履歴書にハンコを押したほうが良いケース
  3. 履歴書にハンコが必要なとき、シャチハタはOKか?
  4. 履歴書の押印でシャチハタ以外のハンコ選び
  5. 履歴書でハンコをきれいに押印するさいのやり方
  6. 履歴書のハンコで気をつけたいこと
  7. まとめ

履歴書にハンコ(印鑑)は必要か

履歴書にハンコは必要なのか探ってみます。

以前は、履歴書にはハンコ(印鑑)を押すことが当たり前でした。ですが、最近ではハンコの押印欄のない履歴書が主流となっています。

押印欄がなくなった理由は、1997年に「押印見直しガイドライン」が閣議決定され、「押印を求める必要性や実質的意義が乏しく、押印を廃止しても支障がないものは廃止し、記名のみでよいこととする」として、履歴書の押印欄はなくてもかまわないことになったからです。

このガイドラインを受けて基本的には履歴書にハンコを押す必要はなくなっています。

ですから、市販の履歴書にハンコを押すための欄や「印」が印刷していない場合、押印は不要です。

また、パソコンで作成した履歴書も同様に、ハンコを押すための欄や「印」がない場合、押印は不要です。

履歴書にハンコを押したほうが良いケース

上記にもかかわらず、履歴書にハンコを押した方が良い場合があります。

  • 押印欄のある履歴書を使用する

    市販の履歴書やパソコン作成の履歴書で押印欄のあるものを使用するさいは、ハンコを押しましょう。「押印見直しガイドライン」を理由に空欄にするやり方もありますが、空欄だと、押すことを忘れたのではないかと思われます。

    押印欄があれば、ハンコを押したほうが自然です。

  • 企業が履歴書にハンコを求めている

    応募する企業がハンコを求めていれば、指示通りに従いましょう。ハンコを求めているにもかかわらず従わないと書類不備とみなされマイナス評価となるでしょう。

履歴書にハンコが必要なとき、シャチハタはOKか?

履歴書にハンコが必要なとき、シャチハタは問題ないでしょうか?

シャチハタとは会社名であり、シャチハタが販売する商品としての正式名称は「ネーム印」といいます。

シャチハタは、正式には「浸透印(しんとういん)」といいインクが内蔵してあるスタンプ式のハンコです。印面にインクが浸透しているため、ハンコを押すときに朱肉や捺印マットが不要で、そのまま連続して押すことができます。

このような利便性があるため、事務作業や宅配便の受け取りなどで使われています。

一方で、シャチハタは朱肉を用いたハンコと比べて以下のような欠点があります。

  • シャチハタは押印者がわからない

    シャチハタは大量生産で製造された同じ印面のハンコです。ですから、同じハンコが大量に存在していて、誰が押印したのかわかりません。

  • シャチハタは強く押すと押印が変わる

    シャチハタは、ゴム材の印面のため、強く押すとゴムが歪んで押印が変わってしまうことがあります。

  • シャチハタは押す圧力の具合によりインクの滲み具合が異なり印影が変わる

    シャチハタは、押したさいの圧力の具合によりインクの滲み具合が異なり印影が変わります。

    このためシャチハタは、押印者がわからない、印面が変わらないハンコが安全であるとの理由から、契約関係の書類には使えません。

    実印(市区町村に印影を登録した、公的に認められたハンコ)や、銀行印(銀行などの金融機関に、印影の届出をしているハンコ)としても使用できません。

  • シャチハタは日に当てると印影が変化する

    シャチハタのインクは顔料インクが主流であり、朱肉は紙に良く染みこむ染料インクです。顔料インクは耐光性が劣るため、日に当てると印影が変化する恐れがあります。

以上の理由から、シャチハタは契約関係のような重要な書類には使えません。当然ながら、実印、銀行印としても使用できません。

履歴書の押印でシャチハタ以外のハンコ選び

履歴書では、シャチハタ以外でどのようなハンコを選べば良いのか説明します。

  • 履歴書の押印は認印を選択する

    認印とは、「内容を了承しました」「確認しました」という意思表示をするハンコで、実印や銀行印でないものです。

    認印は日常の生活のなかで、または仕事における承認で使うことが多いです。具体的な認印の使い方として、宅配物の受け取り、ビジネス文書(社内書類など)の署名、会社の事務作業、戸籍届書(出生届,婚姻届,離婚届,死亡届)、履歴書などで使用されます。

    認印もハンコであることには変わりないので、押印すれば多少なりとも効力が生じます。無用なトラブルを避けるためには、軽々しく押印しないことが大切です。

  • 履歴書の押印で実印や銀行印は適さない

    履歴書の押印で実印や銀行印を使用しても良いですが、個人情報流失のリスクが高くなりますから避けた方が無難です。

  • 認印は安いハンコでかまわない

    認印を作成では、印材により高価なものから安価なものまであります。100円ショップで販売されているハンコを使用してもかまいません。

履歴書において、シャチハタ以外で認印を作成するさいは以上の視点をもってください。

履歴書でハンコをきれいに押印するさいのやり方

履歴書でシャチハタではないハンコをきれいに押印するやり方を説明します。下記のやり方をすれば、かすれや斜め、欠けを防ぐことができます。

  1. 押印は履歴書を書き終えてからではなく、初めに行う

    履歴書を書き終えてから押印すると、かすれ、斜めなど失敗したときに書き直しとなり大変な手間となります。ハンコは初めに押しておきましょう。

  2. ハンコの印字面に汚れがないかチェックする

    印字面に朱肉やごみが入っていたり、欠けたりしていないかチェックします。朱肉やごみは爪楊枝などで取り除きます。

    欠けている場合は新しい印鑑(認印)を100円ショップや文房具店で購入しましょう。

  3. 捺印マットやノートを下敷きにする

    捺印マットの上でハンコを押すのが一番ですが、捺印マットがない場合は厚いノートや雑誌など弾力性があり、やわらかい材質の上で押印します。

    捺印マットも100円ショップや文房具店で購入できます。

    まずは、ハンコの試し押しをしましょう。捺印マットを使用するさいはマットの中心に印鑑欄を置いて押しましょう。

  4. 朱肉は軽く2~3回叩いて付ける

    ハンコは朱肉に強く押しつけると、朱肉が多くつき過ぎてしまい、文字がにじむ原因となります。

    軽く2~3回叩くようにして朱肉を全体に均一に付けてください。

  5. 印鑑欄の真上から真っすぐおろして押印する

    ハンコの上下の向きを確認して、ハンコの下に親指を添えて持ちます。

    印鑑欄の真上から真っすぐにおろして力をかけて押します。印面全体を紙に当て、上下左右に軽く力を入れます。

    「の」の字を書くように、力を入れるとも言われています。

    このとき、印鑑欄の枠からはみ出さないように注意してください。

履歴書のハンコで気をつけたいこと

履歴書のハンコでシャチハタ以外にも気をつけたいことがあります。

  • 会社からハンコの指示があったとき、押し忘れた場合は採用担当者に連絡する

    会社からハンコの指示があったときに、押し忘れた場合は気がついた時点で直ちに採用担当者に連絡し、謝罪するとともに採用担当者の指示に従ってください。

    改めて履歴書を送る、筆記試験や面接など選考時にハンコを持参し、押印するなどの指示があるかと考えます。

    ハンコの押し忘れがないよう履歴書の送付前にしっかり確認してください。

  • 押印で失敗したときは内容により履歴書を書き直す

    押印は履歴書を書いた本人を確認するためですから、少しのかすれ、斜め、にじみなどがあっても確認できる印影であれば、神経質になる必要はありません。

    ですが、文字が90度以上傾く、文字がはっきりと欠ける、文字が滲んで読みにくい、印影が二重である、といったような印影が明らかに読みにくく印象が悪いと感じるならば、書き直す必要があります。

    印影に二重線を引いて訂正印を押すのは、採用担当者から印象が良くありませんので、避けたほうが無難です。

    間違っても修正液や修正テープで失敗した印影を消し、その上に押印しないでください。履歴書に修正液や修正テープは使いません。

    このようなことにならないためにも、押印は履歴書を書き終えてからではなく、初めに行うと良いでしょう。

まとめ

履歴書にハンコ(印鑑)は必要なのか、シャチハタはOKなのかなどについて考えてみます。

以前は、履歴書にはハンコを押すことが当たり前でした。ですが、最近ではハンコの押印欄のない履歴書が主流となっています。

「押印見直しガイドライン」により履歴書の押印欄はなくてもかまわないことになったからです。

このガイドラインを受けて基本的には履歴書にハンコを押す必要はなくなっています。市販の履歴書にハンコを押すための欄や「印」が印刷していない場合、押印は不要です。

にもかかわらず、履歴書にハンコを押した方が良い場合が2つあります。

  • 押印欄のある履歴書を使用する
  • 企業が履歴書にハンコを求めている

履歴書にハンコが必要なとき、シャチハタは朱肉を用いたハンコと比べて次のような欠点があります。

  • シャチハタは押印者がわからない
  • シャチハタは強く押すと押印が変わる
  • シャチハタは押す圧力の具合によりインクの滲み具合が異なり印影が変わる
  • シャチハタは日に当てると印影が変化する

このためシャチハタは契約関係のような重要な書類には使えません。当然ながら、実印、銀行印としても使用できません。

履歴書は公的な書類のため、シャチハタの使用は避けてください。

履歴書では、シャチハタ以外でハンコを選ぶ視点は次の通りです。

  • 履歴書の押印は認印を選択する
  • 履歴書の押印で実印や銀行印は適さない
  • 認印は安いハンコでかまわない

履歴書でシャチハタではないハンコをきれいに押印するやり方は次の通りです。

  • 押印は履歴書を書き終えてからではなく、初めに行う
  • 印鑑の印字面に汚れがないかチェックする
  • 捺印マットやノートを下敷きにする
  • 朱肉は軽く2~3回叩いて付ける
  • 印鑑欄の真上から真っすぐおろして押印する

履歴書のハンコでシャチハタ以外にも気をつけたいことがあります。

  • 会社からハンコの指示があったとき、押し忘れた場合は採用担当者に連絡する
  • 押印で失敗したときは内容により履歴書を書き直す

以上、履歴書にハンコは必要なのか、シャチハタはOKなのかなどについて解説しました。

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