【就活・転職】面接の後でお礼状は必要?ハガキでも大丈夫?

2025.05.02 更新
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面接の後で感謝の気持ちを伝えるためにお礼状は送ったほうが良いのか、送るならハガキでも大丈夫なのか迷う人は多いようです。

面接の後でお礼状は送ったほうが良いか、ハガキでも大丈夫でしょうか?

面接の後でお礼状のハガキを送るならば、文章の書き方や例文、送るさいに気をつけたいことを知りたいものです。

本ブログでは、面接の後でお礼状は必要か、ハガキでも大丈夫かなどについて解説します。

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目次
  1. 面接の後でお礼状は送ったほうが良いか
  2. 面接の後でお礼状を出すときはハガキでも大丈夫か
  3. 面接の後でお礼状のハガキを送るときの文章の書き方
  4. 面接の後でお礼状のハガキを送るときの例文
  5. 面接の後でお礼状のハガキを送るさいに気をつけたいこと
  6. まとめ

面接の後でお礼状は送ったほうが良いか

就活や転職活動の面接の後で、ハガキや封書といったお礼状を送った方が良いでしょうか。

ハガキなどのお礼状を送るかどうかを判断するさいは、以下の点について理解しておいてください。以下お礼状について記述していますが、お礼メールを送るさいも同様と考えてください。

  • お礼状を送っても選考結果に影響はない

    ハガキなどのお礼状を送ったからといってそのことが選考に好影響を与えることはありません。

    合格・不合格はあくまで面接の結果によるもので、お礼状の送付で結果が左右されるものではありません。

    お礼状を送ることで、熱意や誠意が伝われば、合格に近づくのではないかと考えるのは間違いです。

    ですから、そのような下心に基づいてお礼状を送るなら見当違いといえます。

  • 面接で十分アピールできなかったことを伝えるのはNG

    面接で十分アピールできなかった自己PRや志望動機をお礼状にくどくどと記載するのは避けてください。

    アピールしても合否に影響はありません。

    お礼状を受け取った採用担当者からすれば、それは面接の場でアピールしてもらいたいと思うでしょう。

    まして採用担当者から面接官に、「このような内容のお礼状が送られてきましたので参考にしてください」などと伝えることはありませんので、期待しないほうが良いです。

  • 採用担当者にとって、お礼状が迷惑になることがある

    新卒採用の選考時期は多忙な時期であり、学生からお礼状をもらっても、担当者は読み流すことしかできません。

    中途採用募集であっても、採用担当者は採用業務以外にも担当業務を抱えており、多忙な毎日をおくっていて、お礼状をゆっくり読む余裕はありません。

    しかも、どのお礼状も同じような内容では、どこかのサイトからコピペしたのでは?と疑ってしまい、本人の思惑とは逆効果となってしまいます。

    よほどのことがない限り、お礼状は担当者にとって迷惑であるだけで、返事を送り返すことはしないと考えてください。

以上のことから、お礼状は不要と考えます。

それでも就活・転職活動の問い合わせや、面接などで親切に対応してくれた採用担当者に、純粋な気持ちで感謝の言葉を伝えたい人もいると思います。

そのような応募者はお礼状を送っても問題ありませんし、おそらく採用担当者の心に響くでしょう。

面接の後でお礼状を出すときはハガキでも大丈夫か

一般的にお礼状の出し方として、封書とハガキがありますが、ハガキでも問題ないか探ってみます。

封書は、①会社・団体宛てのお礼状、②目上の人へのお礼状、③慶弔にかかわるお礼状、④お世話になったお礼状、を出す場合に適しています。

一方、ハガキは封書と比べて略式の印象があります。①簡単なお祝いへのお礼状、②贈り物へのお礼状などが該当します。

基本は以上ですが、時と場合や相手との関係によっても異なり、これが絶対ということではありません。

面接の後でのお礼状は、封書でもハガキでも大丈夫です。

封書はていねいな印象を与えて、お礼状としては最適です。ですが、ハガキのお礼状もビジネスシーンではよく使われており、ハガキを使用しても問題ありません。

面接の後でお礼状のハガキを送るときの文章の書き方

面接の後でお礼状のハガキを送るときの文章の書き方について説明します。

ハガキにお礼を記入するさいは、縦書きとします。なお、ここでは便宜上横書きとなっています。

お礼状は、ハガキの右から左に順に記載していきます。

  • 頭語

    頭語は手紙の冒頭に書く「こんにちは」を表す言葉です。「拝啓」と書きます。

    拝啓

  • 時候の挨拶

    「拝啓」に続いて時候の挨拶を書きます。時候の挨拶は次のような定型文を使用します。

    時候の挨拶では、本来季節によって季語を選択する必要がありますが、お礼状ではどの季節でも使用できる「時下」でかまいません。

    時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

    時下、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

  • 主文

    時候の挨拶から1行空けて、はじめに面接の機会を与えてもらえたことに対するお礼を伝え、続いて面接の感想と、入社への熱意を記入します。

    感想は、面接官が話した内容について、どの部分をどのように感じたか具体的に書いてください。

    最後に、面接を終えて改めて入社への意欲が高まったことを伝えます。

    ハガキは記入するスペースが限られているため、主文は長々と書き記すのではなく、簡潔な文章を心がけてください。

    本日はお忙しいところ面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

    面接では貴重なお話を聞かせていただく中で、
    中期経営計画テーマである「社会課題を掘り起こし、そこから新しいビジネスイノベーションを生み出し、強い事業と新しい産業を創る」という未来への姿勢に共鳴し、改めて貴社で働きたい気持ちが強くなりました。

  • 結びの挨拶

    主文から1行空けて結びの挨拶を記入します。結びの挨拶は、次の定型文でかまいません。

    末筆ながら、貴社の益々のご発展を心からお祈り申し上げます。

  • 結語

    結語は、「さようなら」を表す言葉で、頭語に対応した言葉を使います。「拝啓」の対応は「敬具」となります。

    結びの挨拶の次の行の一番下に記入します。

    敬具

  • 日付

    日付を漢数字で書きます。日付は、ハガキを郵送する日(ポストに投函する日、郵便局の窓口に出す日)です。

    令和○年○月○日

  • 自分の名前

    日付の次の行の一番下に自分の名前をフルネームで書きます。就活では、あわせて大学・学部名を書きます。「姓」と「名」の間にスペースを入れます。

    (○○大学経済学部)山田 太郎

  • 宛名

    名前の次の行に宛名を記入します。宛名は、企業名だけでなく「人事部」といった部署名や、担当者名(採用ご担当者様)を記入します。

    企業名や部署名は正式名称で記入し、(株)などと略さないでください。企業名・部署名・個人名などの間に、スペースを入れて見やすくしましょう。

    ○○株式会社 人事部 佐藤二郎様(採用ご担当者様)

面接の後でお礼状のハガキを送るときの例文

面接の後でお礼状のハガキを送るときの例文は、以下の通りです。なお、便宜上横書きとなっていますが、実際は縦書きとなります。

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

本日はお忙しいところ面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

面接では貴重なお話を聞かせていただく中で、
中期経営計画テーマである「社会課題を掘り起こし、そこから新しいビジネスイノベーションを生み出し、強い事業と新しい産業を創る」という未来への姿勢に共鳴し、改めて貴社で働きたい気持ちが強くなりました。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心からお祈り申し上げます。

敬具

令和○年○月○日

(○○大学経済学部)山田 太郎

○○株式会社 人事部 佐藤二郎様(採用ご担当者様)

面接の後でお礼状のハガキを送るさいに気をつけたいこと

面接の後でお礼状のハガキを送るさいに気をつけたいことがあります。

  • ハガキは無地で白色とする

    ハガキは無地で白色の通常ハガキを使用します。色や柄のついたハガキは使用しないでください。

  • 黒色のボールペンまたは万年筆を使用する

    使用する筆記用具は、黒色のボールペンまた黒インクの万年筆とします。鉛筆や水性ボールペンは汚れたり、滲んだりしますから避けてください。

  • 誤字・脱字など書き間違えがあれば書き直す

    書き間違えたときは、書き直してください。書き方でごまかしをすることや、修正液・修正テープの使用は避けてください。そのような修正は印象が良くありません。

  • 文字は丁寧に書く

    お礼状のハガキは、丁寧に書きましょう。字を書くことに苦手な人は時間をかけて書いてください。上手な字を書く必要はありませんが、丁寧にわかりやすい文字ならば大丈夫です。 

  • お礼状のハガキはできるだけ面接当日に出す

    面接のお礼状はできるだけ当日に出してください。遅くとも翌日には出しましょう。

    時間が経ってしまうと採用担当者が本人の印象が薄くなって、誰からきたハガキなのかわからなくなってしまいます。

  • 宛先は採用担当者とする

    面接のお礼状ならば面接官に送りたい気持ちになりますが、窓口である採用担当者宛てとしてください。

    どうしても面接官にお礼を伝えたいならば、「面接官の皆様にもよろしくお伝えください」とか「面接官の皆様から貴重なお話をお聞かせいただいたこと、心より感謝申し上げます」と一言添えると良いでしょう。

  • 面接が複数回行われるときは、最終面接の後でお礼状を送る

    面接が複数回行われるときは、面接が終わった都度お礼状を送ると採用担当者からしつこいと感じられ逆にマイナスとなりかねません。

    最終面接の後で、これまでの面接に感謝することの意味を込めてお礼状を送った方がスマートです。

  • お礼状ではなく、お礼メールという手もある

    お礼状よりもタイムリーに感謝の気持を伝えられるお礼メールを送るというやり方もあります。 

    お礼メールはお礼状よりも丁寧な印象が弱くなりますが、お礼メールでも気持ちは伝わります。

まとめ

面接の後でお礼状は必要か、ハガキでも大丈夫かなどについて考えてみます。

ハガキなどのお礼状を送るかどうかを判断するさいは、以下の点について理解する必要があります。

  • お礼状を送っても選考結果に影響はない
  • 面接で十分アピールできなかったことを伝えるのはNG
  • 採用担当者にとって、お礼状が迷惑になることがある

以上から、お礼状は不要と考えます。

それでも就活・転職活動の問い合わせや、面接などで親切に対応してくれた採用担当者に、純粋な気持ちで感謝の言葉を伝えたい人は、お礼状を送ってもかまいません。

面接の後でのお礼状は、封書でもハガキでも大丈夫です。

面接の後でお礼状のハガキを送るさいに気をつけたいことが8つあります。

  • ハガキは無地で白色とする
  • 黒色のボールペンまたは万年筆を使用する
  • 誤字・脱字など書き間違えがあれば書き直す
  • 文字は丁寧に書く
  • お礼状のハガキはできるだけ面接当日に出す
  • 宛先は採用担当者とする
  • 面接が複数回行われるときは、最終面接の後でお礼状を送る
  • お礼状ではなく、お礼メールという手もある

以上、面接の後でお礼状は必要か、ハガキでも大丈夫かなどについて解説しました。

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