【就活・転職】面接で「ラフな格好で構いません」の対応は?

2025.04.17 更新
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面接を受けるにあたって、企業から「ラフな格好で構いません」と指定された場合、どのような服装が良いか悩む人は多いようです。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定する企業の意図は何でしょうか?

「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、どのような服装で臨めば良いでしょうか。NGな服装はあるでしょうか?

「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときの対応について解説します。

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目次
  1. 面接で「ラフな格好で構いません」と指定する企業の意図
  2. 面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときの服装
  3. 面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときのビジネスカジュアルとは何か
  4. 面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、NGな服装
  5. 面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき気をつけたいこと
  6. まとめ

面接で「ラフな格好で構いません」と指定する企業の意図

面接を受ける応募者に、企業が「ラフな格好で構いません」と指定するにはある意図があります。ですから、企業の意図を知ることで的確に対応する必要があります。

ラフ(rough)とは、「形式ばらない」「気取らない」という意味があります。就活における「ラフ」とは、リクルートスーツではないという意味にとれます。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定する企業の意図を探ってみます。

  • 社員が私服で勤務している

    以前は、事務部門のオフィスでは「スーツ」を着用し、工場や技術部門は「ユニフォーム」を着用することが一般的でした。(工場に隣接する事務所では、事務部門も制服着用となるケースが多いです。)

    最近では「自由な発想」「創造力」を重視するようになり、そのためには没個性の型にはまったスーツではなく、オフィスでもカジュアルな服装(私服)で勤務したほうが、発想が豊かになると企業は考え始めました。

    外資系やIT、マスコミ、広告を中心に私服可の企業が増えています。

    これにより、社員が私服で勤務しているのに、応募者がスーツを強制するのも少し変と考えた企業が「ラフな格好で構いません」と指定することがあります。

  • どのような服装で面接にのぞむか、個性を見る

    面接において「ラフな格好で構いません」と伝えることで、応募者の個性がわかります。

    スーツでは個性が出にくいですが、「ラフな格好」となると、どのような服装を選ぶかで個性がはっきり出るものです。

    派手ではないか、地味すぎないか、くだけすぎていないかなど真剣に考えた服装がどのような服装なのかによって、応募者を推し量ることができるわけです。

    また、その個性が社風に合うのかどうかも判断材料のひとつになります。

    他の応募者と比べて個性が強すぎることも、企業によっては問題となりますので注意してください。

  • 面接の緊張感をほぐしてありのままをみる

    面接は誰もが緊張するものです。まして就活生では着慣れていないスーツを着用すると、より緊張感が増してしまうことがあります。

    ですから、リラックスして面接を受けてもらうために「ラフな格好で構いません」と指定する企業もあります。

    緊張がほぐれると面接官にとって応募者のありのままを見やすくなるメリットがあります。一方で、応募者にとっても思っていることを伝えやすくなるメリットがあります。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときの服装

それでは、面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときは、どのような服装が適しているでしょうか。

「ラフな格好で構いません」と指定されたときは、ビジネスカジュアルを想定してください。

ビジネスカジュアルは、ビジネスパーソンとして働いた場合、企業を訪問するときにも適したカジュアルな服装です。

お客様や取引先を訪問しても失礼にならない、スーツほどかっちりしていないけれど社外の人と対応するのにふさわしい服装です。

ビジネスカジュアルと似た服装にオフィスカジュアルがあります。オフィスカジュアルとは、仕事をする上で最低限の礼儀を守った職場での服装であり、社内で仕事をするときに適した服装です。

ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いは、他の企業を訪問するときにも失礼のない服装か、否かということです。

「ラフな格好で構いません」と指定されたときは、オフィスカジュアルほどラフではないけれど、スーツよりもラフなビジネスカジュアルが適していると考えられます。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときのビジネスカジュアルとは何か

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、ビジネスカジュアルを着用するには、どのようなアイテムを準備すれば良いでしょうか。

  • 男性のビジネスカジュアル

    男性の場合はジャケットとパンツが基本で、スーツ姿と似ています。

    ですが、ジャケットとパンツが上下別々であることと、ネクタイは着用しないこと、落ち着いた色や柄が基本ですが、スーツと比較して自由度は高いことです。

    ジャケットは、黒、紺、こげ茶、グレー、ベージュなど落ち着いた色合いのものを選びましょう。

    シャツは、白、薄い水色、グレーの襟付きシャツの中から選んでください。就活や転職活動で白のシャツを購入しているときは、そのシャツでかまいません。

    シャツは必ずアイロンをかけてシワがないきれいな状態にしておきます。

    パンツは、チノパン、スラックスです。黒、紺、こげ茶、グレー、ベージュなどの落ち着いた色合いのものを選びましょう。

    ジャケットとパンツは同系色でなくてもかまいません、センタープレス入りのパンツなら「きちんと感」がでます。

    靴は紐の着いた革靴とします。ローファーは企業によります。色は服装に合わせましょう。

  • 女性のビジネスカジュアル

    女性の場合は、ジャケットとスカートまたはパンツが基本で、落ち着いた色や柄が基本です。

    ジャケットは、黒、紺、こげ茶、グレー、ベージュなど落ち着いた色合いのものを選びましょう。

    シャツやブラウス、カットソーは、白、パステルカラーを選んでください。

    ボトムスはスカートでもパンツでもかまいません。スカートは、膝丈くらいのものを選びましょう。膝上だと露出が多くなり、長すぎるとカジュアル過ぎる印象になります。

    靴はフラットシューズよりも3~5cmヒールがあるパンプスの方が、スッキリ見えます。色は黒やグレー、ベージュなど落ち着いた色とし、服装に合わせましょう。

以上のような私服にまとめれば、採用担当者や面接官に好印象となります。

  • 「ラフな格好」のポイントは、「清潔感」と「きちんと見える感」です。奇抜な色や柄、華美な装飾、ロゴが目立つものは控えてください。

    また、服装選びに迷ったときは、友人や家族など、第三者の目で評価してもらいましょう。

    特に親など面接官に近い年齢の人から「ラフな格好」の程度を評価してもらうと間違えません。

    「きちんと見えるか」「清潔感が感じられるか」「似合っているか」など、他者からの印象は大切です。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、NGな服装

繰り返しますが、面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときは、ビジネスの場におけるラフな格好ということであり、ビジネスカジュアルが最適です。

ラフな格好でもカジュアルすぎるものは避けたほうが無難です。具体的には男女に共通してNGな服装は、日常着ている私服で、以下のようなものです。

  • 派手な色のシャツはNGです。
  • Tシャツ、デニム生地のジャンパー、パーカー・トレーナー、ジーンズ、スウェットなどカジュアルすぎるものは避けてください。
  • 男性の半ズボン、女性のノースリーブや丈の短いスカートといった肌の露出が多いものもNGです。
  • 靴について、スニーカー、サンダルはカジュアルすぎます。
  • 男性はベルトが派手なものは避け、女性はアクセサリーを身につけないでください。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき気をつけたいこと

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、気をつけたいことがあります。

  • ビジネスシーンにおけるラフな格好ということを理解しておく

    面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたときは、あくまでビジネスシーンにおけるラフな格好ということを理解してください。

    普段着で面接に臨むと、他の応募者から浮いてしまいますから注意してください。

    また、ラフな格好で面接を受けると、スーツよりも気が緩んで受け答えもラフになってしまうかも知れません。緊張感を持って面接に臨みましょう。

  • おしゃれや個性をアピールしない

    面接で「ラフな格好で構いません」との指定をされたとき、おしゃれや個性をアピールしようとする人がいますが、それはしないでください。

    ビジネスカジュアルのアイテムを守ることで、社会人としての常識のあることをアピールすることが大切です。

    一方で、アパレル業界やデザイナー職などのセンスを問われる企業では、「弊社のブランドアイテムでコーディネートを組んで面接を受けてください」とか「自分を表現できる服装でお越しください」など、明確な指示がありますから、その場合は自分なりの個性を表現してください。

  • 応募先企業の社員の服装をチェックする

    勤務中の社員の服装に企業の社風が表れます。スーツ姿で働いているか、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルなのか、企業サイトを見ることや、会社説明会、OB訪問などの機会で探ってください。特にオフィスでの服装を見てください。

    注意すべきは、社員がTシャツなどラフ過ぎる服装をしているからといって、面接にラフ過ぎる格好で臨まないことです。

    また、業界や職種によっては、服装に厳しいルールのある企業もあります。そのような企業では、面接でラフな格好すぎると、社風に合いそうもないと判断される可能性があります。

    「ラフな格好で構いません」と指定された場合も、企業の社風を考慮するようにしましょう。

    これらから、面接は公式の場であり、ビジネスカジュアルが最適と言えます。

  • 夏場の面接でもビジネスカジュアルとする

    夏場の厚い時期には、オブィスでもポロシャツやTシャツを着ている人がいますが、面接はあくまで公式の場ですから、ポロシャツやTシャツではカジュアル過ぎます。

    やはりビジネスカジュアルとした方が無難です。

  • 万が一の場合に備えてネクタイを持参する

    面接に「ラフな格好で構いません」と指定があった場合でも、他の応募者はネクタイを締めていて、一人だけノーネクタイで浮いてしまうことがあります。

    このような事態を避けるためには、ネクタイをカバンに忍ばせておけば対応できます。

    不安のある場合はネクタイを持参しても良いでしょう。

まとめ

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されときの対応について考えてみます。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定する企業の意図は次の3つです。

  • 社員が私服で勤務している
  • どのような服装で面接にのぞむか、個性を見る
  • 面接の緊張感をほぐしてありのままをみる

「ラフな格好で構いません」と指定されたときは、ビジネスカジュアルを想定してください。

「ラフな格好」のポイントは、「清潔感」と「きちんと見える感」です。

「ラフな格好」でもカジュアルすぎるものは避けたほうが無難です。具体的には、男女に共通してNGな服装は、日常着ている私服です。

面接で「ラフな格好で構いません」と指定されたとき、気をつけたいことが5つあります。

  • ビジネスシーンにおけるラフな格好ということを理解しておく
  • おしゃれや個性をアピールしない
  • 応募先企業の社員の服装をチェックする
  • 夏場の面接でもビジネスカジュアルとする
  • 万が一の場合に備えてネクタイを持参する

以上、面接で「ラフな格好で構いません」と指定されときの対応について解説しました。

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