【就活】挫折経験がないのに面接で訊かれてしまった‼
就活の面接で、頻繁に訊かれることのなかに挫折経験があります。挫折経験がないのにそれを質問されたとき、答え方に悩んでしまう学生は多いようです。
就活では、なぜエントリーシートや面接で挫折経験を質問するのでしょうか?
就活で、挫折経験とは何を想定しているのでしょうか?
挫折経験がないときの見つけ方・答え方はあるでしょうか?
挫折経験がないとき、気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログは、挫折経験がないのに就活の面接で質問されたときの対応について解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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就活で挫折経験を質問する理由
就活で挫折経験を企業が質問する理由は、次の通りです。
- ストレス耐性があるか
ストレス耐性とは、ストレスに対してどのくらい適応し、対処できるか、どの程度耐えられるか、といった強さのことを指します。
一定以上の規模の企業は、安全衛生法により社員のストレスチェックが義務化されていて、ストレス耐性が重視されています。
ストレス耐性が重視される背景には、仕事のストレスが原因で、メンタルヘルスの不調を訴える人が年々増加しているという現状があるからです。
入社して仕事を遂行するとき、必ずしも全てが順調にいくとは限りません。困難なこと、困ったことにぶつかったときにも乗り越えていかなければなりません。
挫折経験を訊いて、困難な場面に出会ったとき、へたらずに、たくましく対応できるのかをみることで入社後の仕事ぶりを想定するわけです。
- 挑戦意欲があるか
挫折経験は、何らかの目標に挑戦し、努力したけれど結果として挫折したことを証明しています。
その人なりの目標に挑戦し、努力しなければ、挫折経験はしないでしょう。
挑戦し、努力したけれど挫折した経験がある人は、そのような経験がない人と比べて人生を知っていると考えられて、入社後の仕事ぶりが期待できます。
あるいは、挫折経験から、職場のメンバーの失敗を責めるのではなく、受け入れる思いやりのある人になってくれるかも知れないという期待感もあります。
- 挫折経験から学んだことを活かせるか
企業は、挫折を通して、どれだけ学ぶ力があるかどうかに興味があります。
挫折は誰でもあることですが、挫折経験から学んだことを通じて入社後に成長していくことを求めています。
すなわち、企業が挫折経験を訊くのは「挫折から何を学び、それをどのように活かそうとしているか」を知るためです。
目標に挑戦し、努力したけれど、挫折しました、で終わるのではなく、挫折から学んだことと、これからの活かし方まで伝えることができれば、面接官から納得してもらえます。
挫折経験がないと思っている人も、就活で企業が挫折経験を質問する理由を知ってください。
就活で、挫折経験とは何を想定しているか
続いて就活で、企業のいう挫折経験とは何を想定しているのか説明します。
挫折とは、目的を持って努力し続けてきたことが途中でダメになることです。またそのために気力を失うことです。
挫折と似た言葉に失敗がありますが、強い目的意識もなく、たいした努力もせずに目的が達成できないことを言います。
挫折と失敗の例:
挫折は、野球部でレギュラーを目指し、十分な練習を重ねたが補欠だったため、選手としての活躍を諦めた。
失敗は、野球部でレギュラーになりたいと思っていたが、練習不足のため補欠となった。
挫折経験とはどのような経験なのか想像できないために、自分は挫折経験がないと悩むことになっているかも知れません。
企業が想定する挫折経験はこのようなものと決まっているわけではありません。挫折というと大げさに感じる人がいるかもしれませんが、自分なりの挫折経験でかまいません。
このような挫折経験では評価されないと考える必要はなく、何を「挫折」と定義するかは、そのときの状況や、一人ひとりの考え方で異なります。
挫折経験がないと思っている人は、挫折とは何かを自分なりに一度見直してみればいくらでもエピソードを探すことができます。
就活で挫折経験がないときの見つけ方・答え方
それでは、就活で挫折経験がないと思っている人の、挫折経験の見つけ方・答え方を説明します。
- 中学から現在まで、努力したにもかかわらず結果が伴わなかった経験を探す
中学から現在まで、一生懸命努力した経験を抜き出してください。クラブ・サークル活動、習い事、ゼミ、研究、アルバイト、インターンシップ、資格取得など様々な経験があるはずです。
その中から、挑戦、努力したにもかかわらず結果がでなくて自分がつらかった、落ち込んだ、ショックだった、ストレスを感じた経験を探してください。
その中で、面接の回答で適していると思われるものを一つ選んでください。挫折経験をあれもこれもと答える必要はありません。
- 特別なエピソードでなくてもかまわない
自分として挫折したと思ったことなら小さな挫折経験でもかまいません。
一般的に就活の学生が伝える挫折経験は、殆どが、面接官が想定する範囲の内容です。ですから、他のライバルも同じようなものと考えて堂々と小さな挫折経験を語ってください。
- 挑戦、努力した結果の経験とする
気をつけたいことは、挑戦、努力した経験を見つけることです。繰り返しますが、企業は挫折経験で挑戦意欲を見たいので、挑戦や努力の感じられない挫折経験は評価されません。
例えば、野球部に入部して1週間で辞めてしまったとか、なんとかなるさと楽観的に考えて留学したけれど英語が全然わからなくて困った、といったような挑戦、努力した跡が見られなければ、挫折経験として伝えるのは避けたほうが良いです。
- 挫折経験の説明は、①挫折経験を一言で伝える、②挑戦した目標と努力、③挫折した内容、④挫折にいかに立ち向かったか、⑤挫折から学んだこと、⑥企業で活かせること、の流れとするとわかりやすくなります。
例:高校生のとき野球部のレギュラーになれなかった→レギュラーを目指して、さらなる自主練習を行った→レギュラーになれず落ち込んだ→3年生からは自らマネージャーを申し出て、裏方に徹し、チームメンバーから感謝された→組織がうまく機能するには自ら役割を見出し主体的に動くことが大切であることがわかった→入社後は、組織の一員として積極的に自らの役割を見出し、貢献できるように努力する
- それでも挫折経験がないときは、これまでの困難な状況に対応した経験を語る
どうしても挫折経験がないと思ったら、困難な状況に対応した経験を探してみましょう。
困難にどのように立ち向かったか、困難から学んだことは、面接官も関心のあるところです。
面接では、「挫折経験とは言えないかも知れませんが、・・・」と冒頭に伝えて、困難な状況に対応した経験を語っても良いでしょう。
挫折経験がないとき気をつけたいこと
挫折経験がないと思っている人が気をつけたいことを説明します。
- 就活のエントリーシートや面接で挫折経験を質問されたとき、「挫折経験はないです」と答えない
「挫折経験はない」と答えると、面接官は、「自己分析ができていない」「そもそも何かに挑戦したことがない」「困難にあっても助けてくれる人がいた」のような想像をして深掘りする可能性が高いです。
誰でも挫折経験は何かしらあるものです。なので、これらの人は入社しても「自分には仕事が向いていない」と短期間で退職するかも知れないと懸念されますから、要注意です。
もちろん、なかには「能力が高く、困難なことを乗り越えてきた」「挫折を挫折と感じない」人もいるかと思いますが、本当にそのようなタフな人かどうかを面接官は深掘りするでしょう。
自分に絶対的な自信がある人は別にして、他の学生と際立つような差がないと考えている人は、「挫折経験はない」と回答しないほうが良いでしょう。
- 挫折経験は一種の自己PRと考える
挫折経験は、会社が本人の良くない面を知りたいから質問しているわけではありません。繰り返しますが、挫折体験から立ち向かったこと、学んだことが大切です。
学んだことを、入社後の仕事の向き合い方や、円滑な人間関係の構築に活かしてくれるかを見ているわけです。
その意味で、一種の自己PRと考えて答えることが肝心です。
まとめ
挫折経験がないのに就活の面接で質問されたときの対応について考えてみました。
就活で挫折経験を企業が質問する理由は、次の3つです。
- ストレス耐性があるか
- 挑戦意欲があるか
- 挫折経験から学んだことを活かせるか
企業が想定する挫折経験はこのようなものと決まっているわけではありません。挫折というと大げさに感じる人がいるかもしれませんが、自分なりの挫折経験でかまいません。
就活で挫折経験がないと思っている人の、挫折経験の見つけ方・答え方は次の通りです。
- 中学から現在まで、努力したにもかかわらず結果が伴わなかった経験を探す
- 特別なエピソードでなくてもかまわない
- 挑戦、努力した結果の経験とする
- それでも挫折経験がないときは、これまでの困難な状況に対応した経験を語る
挫折経験がないと思っている人が気をつけたいことは、次の2つです。
- 就活のエントリーシートや面接で挫折経験を質問されたとき、「挫折経験はないです」と答えない
- 挫折経験は一種の自己PRと考える
以上、挫折経験がないのに就活の面接で質問されたときの対応について解説しました。
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