【就活】就活のメールで「お世話になっております」は必要?
就活ではメールで採用担当者とやり取りをすることがありますが、本題に入る前に「お世話になっております」と挨拶をすることがマナーです。
学生からするとそこまでお世話になっていないのに、この言葉が必要なのか悩む人が多いようです。
就活のメールで使う「お世話になっております」とはどのような意味を持つのでしょうか?
就活のメールで「お世話になっております」はどうしても必要でしょうか?
就活のメールで「お世話になっております」に関して気をつけたいことを知りたいものです。
本ブログは、就活のメールで「お世話になっております」は必要なのか解説します。
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就活のメールで使う「お世話になっております」の意味
就活のメールで使う「お世話になっております」の意味を説明します。
- 「お世話になっております」は丁寧な言い回し
「お世話になっております」は、謙譲語です。尊敬語の「お世話になる」に加えて、「いる」の丁重語(自分の行為を丁寧に述べる表現)である「おる」に丁寧語の「ます」をつけた大変丁寧な表現となっています。
- 「お世話になっております」は相手への感謝の気持ちを伝える言葉
「お世話になっております」の「お世話」は、「面倒をみる」「援助をする」「骨を折る」という意味があります。
ビジネスのメールや電話などで頻繁に使用する挨拶の定型句であり、「お世話になっております」という言葉は、「いつも面倒をみていただき、ありがとうございます」という相手への感謝を伝える意味を持ちます。
この意味で、就活のメールにも使われています。
- 「お世話になっております」は、相手に依頼・要求をするときのクッション言葉
「お世話になっております」は、相手に依頼や要求をするときのクッション言葉としての役割もあります。
就活で採用担当者へのメールでも、いきなり本題に入るより、その前に「お世話になっております」を入れると相手が受ける印象が良くなります。
- 「お世話になっております」はビジネス上、社外の人に送るメールで使う
「お世話になっております」はビジネスでは、社外の人に送るメールで使い、社内では「お疲れさまです」を定型句として使います。
就活で採用され、入社した後は社内で使うと違和感がありますから注意してください。
就活のメールで「お世話になっております」はどうしても必要か
就活のメールで「お世話になっております」はどうしても必要なのかについては意見が分かれるところです。
定型句だから、クッション言葉として必要であるとの意見もある一方で、未だ会社は世話をしていない、ビジネスパーソンでない学生が使う必要はないといった意見もあります。
ですが、殆どの学生は就活のメールの本題の前に「お世話になっております」を使っていること、使ったからといって選考に良くない印象を与えるわけでもないので、就活のメールではマナーとして「お世話になっております」を使うことをお勧めします。
就活のメールで「お世話になっております」に関して気をつけたいこと
ここでは、就活のメールで「お世話になっております」を使うことで気をつけたいことを説明します。
- 就活のメールでは「お世話になっております」と「お世話になります」を使いわける
「お世話になっております」は、日頃からずっと関係が続いている場合にお礼の意味も含めて使う、現在進行形の表現です。
「お世話になります」は、これから相手との関係が継続的に続く場合に、面倒を見てもらう、間に入って関係を取り持ってもらう、援助をしてもらうときの挨拶として使われる言葉です。
ですから、就活で初めて採用担当者にメールを送る場合は、「お世話になっております」ではなく、「お世話になります」を使いましょう。
- 就活のメールでやり取りを続けるとき「お世話になっております」を言い換えると違和感がない
採用担当者とたびたびメールのやり取りを続けるとき、その都度「お世話になっております」と書くとしつこいと思われるのではないかと、違和感を覚えてしまうことがあります。
このようなときは、別の言葉で言い換えることで、スムーズに本題に入ることができます。
ご返信ありがとうございます
採用担当者から返信を受け取った後で返信するときに、「ご返信ありがとうございます」を使うことができます。
ご確認ありがとうございます
採用担当者に依頼していたことについて、回答してもらったときなどに使うことができます。
たびたび失礼いたします。立て続けのメールにて失礼いたします
採用担当者からの返信を受け取る前に、自分から続けてメールを送るときなどに使うことができます。
ですが、これらの言葉も繰り返されると、やはりしつこい印象になるため、1回程度にとどめておくのが良いでしょう。
- 同じ日に何度も就活のメールをする場合は、最初のメール以外は「お世話になっております」を省略しても良い
定型句の「お世話になっております」を省くと採用担当者に失礼ではないかと心配になってしまいます。
ですが、同じ日に何度もメールする場合は最初のメール以外は「お世話になっております」を別の言葉に変えたり、省略したりすることで「しつこい」という印象をなくして、スマートになります。
- 就活のメールでは「お世話様です」とは言わない
「お世話になっております」の似たような表現として、「お世話様です」があります。
「お世話様です」は「お疲れ様です」「ご苦労様です」と同様の意味を持ち、フランクに相手をねぎらうニュアンスが含まれており、丁寧な言い回しですが敬語ではありません。
そのため、社内の部下や同期には使えるものの、上司や先輩、社外の人に対して使うのは失礼とされています。
ですから、就活のメールでの使用は避けるべきです。
まとめ
就活のメールで「お世話になっております」は必要なのか考えてみます。
就活のメールで使う「お世話になっております」は、次の意味を持っています。
- 丁寧な言い回し
- 相手への感謝の気持ちを伝える言葉
- 相手に依頼・要求をするときのクッション言葉
- ビジネス上、社外の人に送るメールで使う
就活のメールで「お世話になっております」はどうしても必要なのかについては意見が分かれるところですが、マナーとして「お世話になっております」を使うことをお勧めします。
就活のメールで「お世話になっております」を使うときに気をつけたいことは、次の4つです。
- 就活のメールでは「お世話になっております」と「お世話になります」を使いわける
- 就活のメールでやり取りを続けるとき、「お世話になっております」を言い換えると違和感がない
- 同じ日に何度も就活のメールをする場合は、最初のメール以外は「お世話になっております」を省略しても良い
- 就活のメールでは「お世話様です」とは言わない
以上、就活のメールで「お世話になっております」は必要なのか解説しました。
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