【転職】未経験の職種の志望動機、書き出しからまとめまで
転職では経験を問われることが殆どです。未経験の職種に就きたい場合、履歴書や職務経歴書の志望動機は、書き出しからまとめまでどう書いたら好印象を与えられるか、悩む人は多いものです。
未経験の職種に応募するときの、志望動機の考え方はどのようなものでしょうか?
未経験の職種ごとの志望動機を書くためのヒントも知りたいものです。
本ブログは、未経験の職種に応募するさいの、志望動機の書き出しからまとめ方まで解説します。
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未経験の職種に応募するときの志望動機の考え方
未経験の職種に応募するときの志望動機は、ともすれば「入社への熱意」をアピールするだけになりがちです。
熱意は重要ですが、これだけで採用に至ることは困難です。
志望動機は、①なぜその企業を志望するのか、②なぜ未経験の職種を希望するのかを記載することが基本です。
加えて、未経験者ならば、③これまでの経験やスキルで活かせることは何か、④仕事にどのように取り組んできたか、⑤未経験をどのようにカバーするのか、⑥入社後の意気込みといったことを志望動機で伝えられなくてはなりません。
なぜその企業を志望するのか、その職種を希望するのか
企業を志望する理由は、職種を希望する理由とともに志望動機を構成するベースとなるものですから、最初に記入しましょう。
- なぜその企業を志望するのか
「企業理念や経営方針」「事業内容」「商品(製品)や技術、サービス」「企業風土」「経営計画」などをホームページから読み込むことや、社員から評判を聞くなど企業情報を仕入れて、そこから自分が最も惹かれたところをまとめてください。
あわせて、企業が属する業界の特徴や将来性を踏まえてそこから志望動機につなげるとより強い志望動機となります。
- なぜ未経験の職種を希望するのか
未経験でありながら、なぜその職種を希望するのか、エピソードを交えて具体的に説明できるようにしてください。
中途採用では職種毎の募集が一般的であり、職種を希望する理由は志望動機に必ず書く必要があります。
これまでの経験やスキルで活かせることは何か
書き出しで志望理由、希望する職種を記載したら、続いてこれまでの経験やスキルで活かせることは何かを書いてください。
経験者ならば、これまでの職務内容を説明することで職種に必要なスキルや経験、資格をアピールできますが、未経験者はそれが困難です。
ですが、未経験の人といえども何らかの業務を担当していたことで、業種や職種に関係なく、どこでも通用できるスキルは身につけているはずです。
例えば、英語を「話す」「聞く」「読む」「書く」スキルや、相手の気持ちをくみ取り、意思疎通を図るコミュニケーションスキル、ITスキル、人・モノ・時間といったものを「管理するマネジメントスキル、目の前にある「課題や問題を解決する」ための問題解決スキルなどがあります。
これら仕事をするうえで必要なスキルは、どの企業でも求められます。
これまで培ったスキルや経験が、応募する職種の仕事で活かせないか、照らし合わせてください。
そして活かせるスキルについて、具体的なエピソードを交えながら志望動機のなかで伝えます。
仕事にどのように取り組んできたか
志望動機には、これまで与えられた職務にどのように取り組んできたかといった仕事への取り組み姿勢をアピールすることも有効です。前向き、積極的な姿勢が求められます。
例えば、「上司や先輩への報・連・相を適切に行い問題なく職務を遂行した」「顧客には明るく元気な挨拶をして、第一印象が良くなるように心がけた」「依頼された仕事は指示通りにやるだけでなく、より良くしようと意識して改善に努めた」など、これまで実践してきたことを振り返ってみましょう。
このように前向き、積極的な姿勢があれば未経験な仕事でも、早期に戦力になると考えてもらえます。
未経験をどのようにカバーするのか
志望動機において、経験者は職務経歴書で経験や実績をアピールできます。
一方、未経験者はそれができないために、未経験の職種に挑戦するための具体的な努力を続けていることや、将来の目標をアピールすることが必要です。
そのためのポイントは次の3つです。
- 未経験をカバーするために、自分はこのような知識やスキルを身につける必要があると認識している
- 未経験に必要な知識やスキルを得るための資格・免許取得に向けての計画を持って、勉強中である
- 採用されたら将来に向けてこのようなキャリアビジョンを持って活躍したいと考えている
以上を志望動機で伝えることができれば、未経験ではあるものの本人の本気度が伝わってきます。
入社後の意気込み
未経験の志望動機のまとめとして、入社後の意気込みを伝えます。熱意が伝わるような書き方としてください。
例えば、「入社後は貴社の〇〇に貢献できるように頑張っていきたいと思います。」のような書き方です。
未経験の職種の志望動機で書き出しからまとめまでのステップ
未経験の職種の志望動機で書き出しからまとめまで、次のようなステップを踏めば良いでしょう。
- 志望理由(結論)・・・書き出し
- なぜその企業を志望するのか
- なぜ未経験の職種を希望するのか
- 結論に至った背景やエピソード
- これまでの経験やスキルで活かせることは何か
- 仕事にどのように取り組んできたか
- 未経験をどのようにカバーするのか
これらについては、志望動機のスペースの関係もありますから、全てを詳しく記入する必要はありません。自分として何に焦点を当てたらよりアピールできるか考えながら書いてください。
- 入社後の意気込み・・・まとめ
入社後の意気込みは、まとめの意味合いもあり、簡単でかまいません。
未経験の職種ごとの志望動機を書くためのヒント
ここでは未経験の職種ごとの志望動機を記入するためのヒントを説明します。
- 事務職
事務職は、コミュニケーション能力や協調性といったヒューマンスキルや、事務処理能力が求められる仕事です。現職(前職)で培ったスキルのうち事務職で使えるエピソードを志望動機に書いてアピールします。
- 一般事務は、仕事に興味を持ったきっかけや、仕事を通じて実現したいキャリアについて具体的に書きます。
- 営業事務は、営業スタッフのサポート業務が中心であり、サポートの仕事に興味を持った理由を書きます。
- 貿易事務は、「語学力を活かしたい」など保有スキルに加えて、貿易事務において何を実現したいのかを書きます。
- 経理事務は、「資格を活かしたい」という保有スキルに加えて、「専門性を身につけたい」「経営に携わりたい」などをアピールします。
- 人事・総務事務は、「業務の幅を広げたい」「○○の業務の専門性を高めたい」などを理由とします。
- 医療事務は、「なぜ医療事務なのか」を明確にして、事務、接客など、事務作業(PCスキルなど)や顧客対応の経験があれば明記しておくと良いです。
- 金融事務は、接客スキルや作業の正確性のために留意していることをアピールします。
- 販売職
販売職は、人と接する仕事やホスピタリティを活かした仕事、コミュニケーションスキルが求められる仕事の経験があれば志望動機でアピールになります。
応募先の店舗やブランド、サービスに関して共感していることを書きます。
- 営業職
営業職は、法人営業と個人営業があります。応募先に応じて志望する理由を記載します。
- 志望する企業に魅力を感じたポイント及び、転職して実現したいことを具体的に記載できるようにしてください。
現職(前職)では目標を立てて数字を意識しながら取り組んでいることをアピールできると評価されます。
良好な人間関係を構築できること、クレーム対応や価格交渉などの経験がある場合は記載しましょう。
- 法人営業
応募する企業で実現したいことや、中長期的なキャリアの目標、営業スタイルで魅力に感じていること、などを明記します。
ビジネスモデルを理解していること、顧客との関係構築が重要なため、長期間での関係性を構築していく必要があること、価格交渉があることを理解していることを伝えてください。
社内外の人を巻き込む仕事が多いため、プロジェクトを進行させた経験などがあればアピールポイントになります。
- 志望する企業に魅力を感じたポイント及び、転職して実現したいことを具体的に記載できるようにしてください。
- ITエンジニア
未経験で応募できそうなITエンジニアには、システムエンジニア、プログラマー、Webサービス系エンジニアなどがあります。
学校で学んだ経験や独学でのプログラミング経験、アプリの開発経験を志望動機で伝えてください。熱意だけでなく、実際にプログラミングや制作していることを伝えることがアピールになります。
応募する企業が開発したシステムやアプリ、ゲームを利用した感想を書き加えることで、熱意を伝えることができます。
- 技術
未経験で応募できそうな技術職には、設計、研究開発、品質管理、生産技術などがあります。
学生時代に専門的に学んだことで基本的な知識を持っていることや、現在も知識習得に努力していることを志望動機でアピールします。
応募する企業で活かすことができる研究手法、分析機器、実験装置の経験があれば伝えます。
なぜ設計(研究開発・品質管理・生産技術)をやりたいのか、実現したいことを明確にしてください。
- 経理
日商簿記2級など経理の資格や知識はアピールになります。営業や販売の仕事などで、売り上げ管理の経験がある場合は記載しましょう。
なぜ経理をやりたいのか、きっかけや実現したいことを伝えてください。
- 総務、人事
総務は、他社との交渉や社内調整、コミュニケーションスキルの高さをアピールできるエピソードがあれば志望動機に記載しましょう。
人事は、「人」が好きなことや、労働関係の法律知識があればアピールします。社内調整、コミュニケーションスキル、企画・計画力を発揮したエピソードがあれば記載します。
総務(人事)業務に興味を持った理由、きっかけや実現したいことを伝えてください。
- 購買
購買は、原価管理に関わったことがあればアピールします。
その他、他社との交渉や社内調整、コミュニケーションスキルの高さをアピールできるエピソードがあれば志望動機に記載しましょう。
現職(前職)の仕事で感じたコスト意識に関するエピソードなどを伝えましょう。
まとめ
未経験の職種に就きたい場合に、履歴書や職務経歴書の志望動機は、書き出しからまとめまでどう書いたら好印象を与えられるのでしょうか。
未経験の職種に応募するときの志望動機は、ともすれば「入社への熱意」をアピールするだけになりがちですが、これだけでは採用に至ることは困難です。
志望動機は、①なぜその企業を志望するのか、②なぜ未経験の職種を希望するのかを記載することが基本です。
加えて、未経験者ならば、③これまでの経験やスキルで活かせることは何か、④仕事にどのように取り組んできたか、⑤未経験をどのようにカバーするのか、⑥入社後の意気込みといったことを伝える必要があります。
- なぜその企業を志望するか
ホームページから読み込むことや、社員から評判を聞くなど企業情報を仕入れて、そこから自分が最も惹かれたところをまとめてください。
- なぜ未経験の職種を希望するか
エピソードを交えて具体的に説明できるようにしてください。
- これまでの経験やスキルで活かせることは何か
これまで培ったスキルや経験が、応募する職種の仕事で活かせないか照らし合わせて、活かせるスキルについて、具体的なエピソードを交えながら志望動機のなかで伝えます。
- 仕事にどのように取り組んできたか
志望動機には、前職で与えられた職務にどのように取り組んできたかといった仕事への取り組み姿勢をアピールすることも有効です。前向き、積極的な姿勢が求められます。
- 未経験をどのようにカバーするのか
志望動機において、未経験の職種に挑戦するための具体的な努力を続けていることや、将来の目標をアピールすることが必要です。
- 入社後の意気込み
まとめとして、熱意が伝わるような書き方とします。
未経験の職種の志望動機で書き出しからまとめまで、次のようなステップを踏みます。
①志望理由(結論)・・・書き出し
- なぜその企業を志望するのか
- なぜ未経験の職種を希望するのか
②結論に至った背景やエピソード
- これまでの経験やスキルで活かせることは何か
- 仕事にどのように取り組んできたか
- 未経験をどのようにカバーするのか
③入社後の意気込み・・・まとめ
未経験の職種ごとの志望動機を書くためのヒントを参照ください。
以上、未経験の職種に応募するさいの、志望動機の書き出しからまとめ方まで解説しました。
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