【就活・転職】手書きでない履歴書で落とす会社は時代遅れ?
履歴書は、手書きまたはパソコン作成のどちらが良いか悩む人が多いものです。
履歴書を手書きしないと不合格とするような時代遅れの会社はあるのでしょうか?
手書きとパソコンのメリット・デメリットは何でしょうか?
履歴書は、手書きのほうが良い場合はあるでしょうか?
履歴書を手書きで作成するとき、気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログは、手書きでない履歴書で落とす会社は時代遅れなのか、について解説します。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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履歴書は手書きとパソコン作成のどちらが良いか調査結果
履歴書は手書きとパソコン作成のどちらが良いか、の調査結果について紹介します。
- 転職者対象
- 「doda」が、企業の採用担当者に対して履歴書の作成法についての意識調査を実施したところ、「パソコンで作成したほうが良い」「どちらかというとパソコンで作成したほうが良い」が合わせて14.6%、「どちらともいえない、どちらでもかまわない」42.7%、「手書きのほうが良い」「どちらかというと手書きのほうが良い」が42.7%という結果でした。
*「採用に関するアンケート」2018年12月 doda調査
- 「リクナビNEXT」が企業の採用担当者に対して履歴書の作成についてパソコンか手書きのどちらを評価するかの調査結果では、「手書き」29%、「パソコン」10%、「違いはない」51%、「どちらとも言えない」10%となっています。
*「リクナビNEXT 採用実態調査」2017年3月 リクナビNEXT調査
- 「doda」が、企業の採用担当者に対して履歴書の作成法についての意識調査を実施したところ、「パソコンで作成したほうが良い」「どちらかというとパソコンで作成したほうが良い」が合わせて14.6%、「どちらともいえない、どちらでもかまわない」42.7%、「手書きのほうが良い」「どちらかというと手書きのほうが良い」が42.7%という結果でした。
- 就活学生対象
- 少し古いですが、ライフネット生命が、企業の新卒採用担当者に履歴書はパソコンか手書きの応募でどちらが有利かの調査結果では、「どちらにも差はない」68.3%、「手書き」28.7%、パソコン3.0%となっています。
*「新卒採用関係者の意識調査」2013年1月 ライフネット生命調査
- 少し古いですが、ライフネット生命が、企業の新卒採用担当者に履歴書はパソコンか手書きの応募でどちらが有利かの調査結果では、「どちらにも差はない」68.3%、「手書き」28.7%、パソコン3.0%となっています。
これら調査からわかることは、転職活動、就活の両方とも「手書きとパソコンのどちらでも良い」が一番多く、続いて「手書き」「パソコン」の順でした。
これらデータからは、履歴書は、手書きとパソコンのどちらでも良いと考えている採用担当者が多いものの、手書きを推奨する会社も一定数あることがわかります。
なので、手書きじゃないから落とす企業は時代遅れと見做すことは、必ずしも正解とは言えません。
履歴書の作成で、手書きとパソコンのメリット、デメリット
履歴書を作成する場合、就活と転職活動に分けて手書きとパソコンのそれぞれのメリット、デメリットを考えてみます。
- 履歴書の手書きのメリット
- 人柄や個性が伝わりやすい
就活では、採用基準で人柄(人間性)を重視する傾向があります。手書きは、人柄や個性が伝わりやすく、また美しく読みやすい字ならば採用担当者に好印象を与えます。
転職においては、人柄(人間性)以上に本人の職務履歴が重視されますが、それでも手書きならば人柄や個性が伝わりやすく、また美しく読みやすい字ならば採用担当者に好印象を与えることは同様です。
- 熱意や誠実さが伝わりやすい
就活でも転職活動でも多くの企業に応募することが一般的ななかで、パソコンではなく手書きで履歴書を書くことは労力がかかる作業です。
ですから、手書きの履歴書を手間暇をかけて作成することで、応募先への熱意や誠実さを伝えることができます。
- 人柄や個性が伝わりやすい
- 履歴書の手書きのデメリット
- 読みづらい文字はマイナスイメージ
手書きは、美しく読みやすい文字ならば採用担当者に好印象ですが、誰でもが美しい文字を書けるわけではありません。
手書きの文字が読みにくく、何が書いてあるかわからないような履歴書は、それだけで印象が良くありません。
文字を書くことに苦手意識のある人は、意識して丁寧に読みやすい文字を書くように心がける必要があります。
- 作成に時間がかかる
手書きで履歴書を作成する最大のデメリットは、パソコン使用の場合と比べて労力がかかることです。
手書きは丁寧に書くとそれだけで時間がかかりますし、加えて誤字、脱字など失敗すれば書き直しとなり余計な時間をとられることになります。
- 読みづらい文字はマイナスイメージ
- 履歴書のパソコン作成のメリット
- 作成に時間がかからない
パソコンで作成すれば手書きと比べて時間がかからず、データを保存しておくことで応募する会社に合わせて若干の修正をすれば、簡単に何枚も作成できます。
- ミスを簡単に修正できる
書き間違えた個所を簡単に修正できますから、最初はざっくりと記入することができます。手書きは、一旦書いたら修正できないために書き直さなくてはいけません。
- 文字を書くことに自信がない人は、パソコン利用が便利
履歴書の手書きは、文字を書くことに自信がない人には苦痛です。パソコン利用ならば、問題なく見やすい文字を打つことができます。
- レイアウトを変えやすい
パソコンで履歴書を作成すれば、各項目のレイアウト調整ができますので、特に転職回数が多い場合で職歴の幅を変えたいときや、資格・免許をたくさん保有している場合などに便利です。
- 作成に時間がかからない
- 履歴書のパソコン作成のデメリット
- 手書きでない履歴書に違和感を持つ採用担当者がいる
かつては、履歴書は手書きと決まっていたこともあり、現在でもパソコン利用の履歴書に違和感を持つ採用担当者がいます。
また、特に中小企業の経営者のなかには履歴書は手書きでないとダメと考えている人もいます。
履歴書の字体で応募者の人柄や個性を判断できないからです。また、パソコンで作成した履歴書は使いまわしをしているかも知れないと勘繰る採用担当者もいます。
- パソコンのデータを修正し忘れて別の会社に提出することがある
パソコンのデータを応募企業に合わせてその都度修正していると、ときには修正忘れをして誤って別の会社に提出する恐れがあります。
この場合は、書類選考で不合格となる確率が高いです。
- 手書きでない履歴書に違和感を持つ採用担当者がいる
履歴書は手書きが良い場合はある?
履歴書は手書きじゃないから落とす企業は少ないと思われますが、一方で手書きが優先する場合や、手書きが有利なケースがあります。
- 履歴書は「手書き」と指定される場合は、手書きとする
上記の調査結果でもわかるように、履歴書は手書きかパソコン作成のどちらでもかまわないと考える企業は多いです。
なので、履歴書は手書きじゃないから落とすという企業は少ないでしょう。
ですが、「手書き」と指定する企業では、パソコン作成の履歴書は手書きじゃないから落とす可能性が高いです。募集要項をよく読んで過ちをしないように注意してください。
- 就活では、手書きの履歴書が好まれる
学生対象の就活では、人柄(人間性)を重視する傾向があり、履歴書についても本人の個性が出やすい手書きが本音では好まれる傾向があります。
特に伝統的な企業や大手企業は手書きが好まれる傾向があります。一方で、ベンチャー企業やIT企業はそこまで手書きにこだわりはありませんので、手書き、パソコンのどちらでもかまいません。
- 転職で一般職に応募する場合は、手書きの履歴書とする
転職で一般事務、営業事務など一般職に応募の場合は、入社後の仕事がパソコン使用以外にも、手書きで文書を書くことも多いです。このため手書きの文字を見てみたいと考える会社がありますから、履歴書は手書きで丁寧に書くことをお勧めします。
一方で、業務を遂行するためにはパソコン使用が必須です。パソコン能力を見せるためには、職務経歴書はパソコン作成が好ましいと考えます。
履歴書を手書きで作成するとき気をつけたいこと
履歴書を手書きとするときは、どのようなことに気をつければ良いでしょうか。
- 丁寧に書く
文字を書くことが苦手という人もいると思いますが、採用担当者や面接官が読みやすいように、丁寧にわかりやすい文字を書きましょう。
文字はきれいさも大切ですが、それよりも文字の丁寧さを心がけることが大切です。さらさらと急いで書いたような文字は見る人にも伝わってしまいます。
- 万年筆または黒のボールペンを使用する
記入は、万年筆または黒のボールペンを使用します。文字を何色も使って書くと読みづらくなります。
- 特に読んでもらいたい文章を過度に強調しない
就活の履歴書に見られますが、アピールしたい文章をアンダーライン、大文字、赤字とするなど、強調するものがあります。
「ここをぜひとも知ってほしい」と考える気持ちは理解できますが、アピールは文章の内容で行なったほうがスマートです。
- 文字の誤りは書き直す
手書きでは、誤字・脱字などの間違いが生じることがありますが、修正テープや修正液で訂正することは避けて、書き直すようにしてください。
修正テープや修正液で文字を訂正してしまうと、本当に本人が修正したのかわからなくなってしまいます。
ですが、履歴書の提出期限が迫っていて書き直しが困難な場合は、定規を使って二重線を引き訂正印を捺して、二重線の一行上あたりに正しい文字を書いてください。
まとめ
就活や転職活動において、手書きでない履歴書で落とす会社は時代遅れなのか、について考えてみました。
各社の調査から、履歴書は、手書きとパソコンのどちらでも良いと考えている採用担当者が多いものの、手書きを推奨する会社も一定数あることがわかります。
なので、手書きじゃないから落とす企業は時代遅れと見做すことは必ずしも正解とは言えません。
履歴書を作成する場合、就活と転職活動に分けて手書きとパソコンのそれぞれのメリット、デメリットを考えてみます。
- 履歴書の手書きのメリット、デメリットは次の通りです。
メリットは、「人柄や個性が伝わりやすい」「熱意や誠実さが伝わりやすい」ことです。
デメリットは、「読みづらい文字はマイナスイメージである」「作成に時間がかかる」ことです。
- 履歴書のパソコン作成のメリット、デメリットは次の通りです。
メリットは、「作成に時間がかからない」「ミスを簡単に修正できる」「文字を書くことに自信がない人は、パソコン利用が便利である」「レイアウトを変えやすい」ことです。
デメリットは、「手書きでない履歴書に違和感を持つ採用担当者がいる」「パソコンのデータを修正し忘れて別の会社に提出することがある」ことです。
履歴書は手書きじゃないから落とす企業は少ないと思われますが、一方で手書きが優先する場合や、手書きが有利な次のようなケースがあります。
- 履歴書は「手書き」と指定される場合は、手書きとする
- 就活では、手書きの履歴書が好まれる
- 転職で一般職に応募する場合は、手書きの履歴書とする
履歴書を手書きとするときに気をつけたいことは次のようなことです。
- 丁寧に書く
- 万年筆または黒のボールペンを使用する
- 特に読んでもらいたい文章を過度に強調しない
- 文字の誤りは書き直す
以上、手書きでない履歴書で落とす会社は時代遅れなのか、について解説しました。
最後に、キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。
もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。
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