【転職】履歴書に職歴を書ききれないで困ったときの対策は?
転職活動では、転職回数が多いなどの理由により、履歴書に職歴を書ききれないで困る人が多いようです。
履歴書に職歴を書くときの基本とはどのようなものでしょうか?
履歴書に職歴を書ききれないときは、どのような対策が考えられるでしょうか?
本ブログは、履歴書に職歴を書ききれないで困ったときの対策を解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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履歴書に職歴を書くときの基本
はじめに履歴書に職歴を記入するときの基本を理解しておきましょう。
- 履歴書には職歴を全て記載することが基本
履歴書には職歴をすべて記載することが基本です。職歴を書ききれないときや、その他理由の如何にかかわらず職歴を省いてしまうと、それが見つかったとき応募先から経歴詐称を疑われることになってしまいます。
たとえ選考時にわからなくても、入社後に見つかることもあり、最悪の場合は経歴詐称で解雇もありえます。
ですが、職歴が多くて履歴書にすべての職歴を書ききれない場合には、後述するように履歴書の職歴欄には、最低限の職歴に留めて、職務経歴書にすべての職歴を記載するやり方があります。
- 企業名は正式名称とする
企業名は省略せずに正式名称とします。例えば「○○株式会社」が正式名称ならば、「株式会社」を省かないでください。
また、「(株)」はやめましょう。
企業名が変更されたときは、在籍時の企業名と、応募時の企業名を併記します。
令和○年○月 ○○株式会社(現 ✕✕株式会社)入社
- 企業を辞めるのは「退職」とする
企業に入ることは「入社」ですが、辞めることは「退職」とします。「退社」も辞める意味を持っていますが、同時に「その日の仕事を終えて会社から退出する」ことも指しますので、履歴書の職歴では「退社」を使わないほうが良いでしょう。
また、履歴書の提出時点では在職しているけれど、退職が決まっている場合は「退職予定」とします。
- 退職理由は、自己都合ならば「一身上の都合により退職」とする
退職理由は、自己都合ならば「一身上の都合により退職」として、特に具体的な理由を記入する必要はありません。
ですが、前職との間に6ヶ月以上の空白期間がある場合は、面接官が気になるところです。なので、その場合は具体的な「退職理由」を記入したほうが良いでしょう。
例えば、資格取得、短期留学、ワーキングホリデーといった前向きの理由以外にも、体調不良、介護、育児などの理由も記入してください。
体調不良や介護、育児のためが理由ならば、応募時点で就労が可能であることを併せて記入すると採用担当者に安心感を与えられるでしょう。
いずれにせよ、退職理由については、どのような理由であろうとも面接で確認されると考えてください。
また、会社都合のときは、「会社都合により退職」とします。
契約社員、派遣社員で期間満了のときは、「契約期間満了により退職」とします。
- 正社員で応募のさいは、アルバイト経験は記入しない
基本的には、正社員で応募のさいは、履歴書の職歴にアルバイト経験を記入する必要はありません。
ですが、応募する職種によっては、アルバイト経験で得たスキルを活かせることもあります。そのさいには、アルバイト経験も職歴に書いておくと面接官にアピールできるでしょう。
以上の履歴書に職歴を書くときの基本を知ったうえで、職歴を書ききれないときの対策を考えてみます。
履歴書に職歴を書ききれないときの対策
続いて、職歴が多すぎて履歴書に職歴を書ききれないときの対策について説明します。
職歴を書ききれないときは、本人の職歴の数によって下記の対策を組み合わせましょう。
- 学歴を省略する
学歴を省略することで、その分のスペースを職歴に充てることができます。
学歴は、中学校卒業からの記載が一般的ですが、義務教育は省いてもかまいません。本人の学歴にもよりますが、高校入学以降から記載しましょう。(最終学歴が高校卒業ならば、中学校卒業から記載ください)
- 部署名や業務内容を記入しない
部署名や業務内容は必須ではありませんから、1社について「平成○年○月 ○○株式会社 入社」と「令和○年○月 ○○株式会社 退職」の2行で済みます。
下記例を参照ください。
平成30年4月 ○○株式会社 入社
人事部人事課に配属
新卒、中途採用業務を担当
令和 4年7月 ○○株式会社 一身上の都合により退職平成30年4月 ○○株式会社 入社
令和 4年7月 ○○株式会社 一身上の都合により退職 - 1行に1社とする
「入社」と「退職」をまとめることで、1社の職歴を1行とすることができます。
平成30年4月 ○○株式会社 入社(令和4年7月 一身上の都合により退職)
- 職歴の最後に書く「現在に至る」と「以上」を1行にまとめる
現在に至る 以上
- 履歴書の「学歴・職歴」欄が2ページ目にも続くタイプの用紙を選ぶ
履歴書には、用途に応じていくつかのタイプがあります。このうち、「学歴・職歴」欄が2ページ目にも続くタイプの転職者用の履歴書を選ぶと職歴が多い場合に役に立ちます。
また、パソコンを持っている人は、インターネットで履歴書のフォーマットをダウンロードして、その履歴書を自分用に修正するやり方もあります。
- 履歴書の職歴欄には、最低限の職歴に留めて、「別紙(職務経歴書)参照」とする
上記の対策をとっても未だ書ききれない場合は、履歴書の職歴欄には、部署異動や、業務内容は省略し、主な会社の社名と入社年月・退社年月のみを書いて、最後に「詳細は、別紙の職務経歴書をご参照ください」とします。
この場合、職務経歴書には、すべての職歴を記載します。
「別紙(職務経歴書)参照」と書く場合でも、①職歴のなかでも、長く働いた企業、②応募先や応募する職種と同じ仕事をしていた企業、③直近の企業は、履歴書の職歴欄に記載してください。
採用担当者や面接官が知りたいことは、応募職種で役に立つ知識や、スキル、実績です。
平成30年 4月 ○○株式会社 入社
令和 元年 6月 ○○株式会社 一身上の都合により退職
令和 4年 2月 □□株式会社 入社
現在に至る
*大学卒業後、現在まで4社経験、詳細は別紙の職務経歴書をご参照ください
まとめ
転職活動において、転職回数が多いなどの理由により履歴書に職歴を書ききれないときの対策を考えてみます。
履歴書に職歴を書くときの基本は、次の5つです。
- 履歴書には職歴を全て記載することが基本
- 企業名は正式名称とする
- 企業を辞めるのは「退職」とする
- 退職理由は、自己都合ならば「一身上の都合により退職」とする
- 正社員で応募の場合、アルバイト経験は記入しない
職歴が多すぎて履歴書に職歴を書ききれないときの対策は、次の6つです。
- 義務教育の学歴を省略する
- 部署名や業務内容を記入しない
- 1行に1社とする
- 職歴の最後に書く「現在に至る」と「以上」を1行にまとめる
- 履歴書の「学歴・職歴」欄が2ページ目にも続くタイプの用紙を選ぶ
- 履歴書の職歴欄には、最低限の職歴に留めて、「別紙(職務経歴書)参照」とする
以上、履歴書に職歴を書ききれないで困ったときの対策を解説しました。
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