【就活】好印象を与えるリクルーター面談のお礼メールとは?
就活では、本選考の前にリクルーター面談をすることがありますが、面談の後でお礼のメールを送ったほうが良いのか迷うことがあります。
リクルーター面談のお礼メールは送ったほうが良いでしょうか、送るときのマナーはあるでしょうか?
リクルーター面談のお礼の内容はどうすれば良いでしょうか?
その他、リクルーター面談のお礼メールを送るときに気をつけたいことを知りたいものです。
本ブログは、好印象を与えるリクルーター面談のお礼メールのコツを解説します
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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リクルーター面談とは何か
リクルーター面談とはリク面とも言われますが、一般的に人事の社員ではなく、他部門の若手社員が学生と面談を行うことを指しています。
企業がその学生に興味がある場合にリクルーター面談がセットされます。
リクルーターは学生のOB・OGであるケースが多いですが、必ずしもOB・OGが面談するわけではありません。
リクルーター面談と似ているものにOB・OG訪問があります。OB・OG訪問は学生からOB・OGに連絡・依頼してセットされる面談ですが、リクルーター面談は企業から学生に連絡してセットされるものです。
またリクルーター面談は、①一次面接などの本選考の前に行われる、②リクルーターは学生と年齢が近い若手社員である、③面接と異なりカフェやホテルロビーなどで行われることが多い、などの特徴があります。
リクルーター面談はリラックスした雰囲気で行われ、雑談するなかで学生とリクルーターがお互いの知りたいことを確認するやり方が多いです。
学生が質問して企業についての理解を深めると同時に、リクルーターからも学生時代に頑張ったことや志望動機などを聞いて人間性を確認することが往々にしてあります。
リクルーター面談は面接ではありませんが、0次面接とも呼ばれるように選考の一ステップと考えてしっかりと対応する必要があります。
リクルーターからの評価が選考に影響を与えることが多いからです。
次章では、このようなリクルーター面談の後で、お礼をすべきかについて考えてみます。
リクルーター面談のお礼メールは送ったほうがいい?
本人がリクルーター面談を通じて、その企業や業務内容、働くことの意味などが良く理解できて勉強になったと感じたらお礼メールを送ってください。
お礼メールに素直な自分の感謝の気持ちが表れていれば、リクルーターもやりがいを感じるものです。
ですが、次の選考に良い影響を与えたいからという理由でお礼をすると、リクルーターから見透かされてしまうこともあります。
リクルーターに好印象を与えるのはお礼ではなく、リクルーター面談の内容についての感想が大事であるということを頭に入れておいてください。
リクルーター面談のお礼メールを送るときのマナー
リクルーター面談後のお礼メールは、ビジネスマナーに沿って送りましょう。
- リクルーター面談での気づきや感想は、面談後直ちにまとめる
お礼メールは、ただ定型文を送れば良いというわけではありません。面談をして、企業のことや働き方などを理解してもらえて良かったとリクルーターから思われる内容が望まれます。
そのことが後の選考や入社後の財産になります。
そのためには、リクルーター面談の後で直ちに気づきや感想をまとめましょう。
- お礼メールはリクルーター面談をした当日中に送る
リクルーター面談での気づきや感想をまとめたら当日中に送りましょう。当日中にメールをもらうとリクルーターは素早い対応に好印象を持ちます。
お礼メールの送信は当日の就業時間中が望ましいですが、遅くとも21時までとし、深夜時間帯(夜10時以降)にかかりそうなら、翌日の始業時間以降の午前中に送信してください。
終業時間以降のメール送信は、パソコン上での送受信だけなら良いのですが、パソコンとスマートフォンを同期化していると、夜間にお礼メールを受信することになり、迷惑がられることがあります。
リクルーター面談が、相手の都合で夜間となってしまったときは、翌日午前中でもかまいません。
お礼メールが翌日になった場合には、メールのなかで「昨日のうちに送れず申し訳ございません」と一言添えましょう。
リクルーター面談の翌日が休日の場合は、休日明けの午前中にお礼メールを送りましょう。
- お礼メールは簡潔に気づきや感謝の気持ちが伝わる内容とする
お礼メールは、リクルーター面談での自分なりの気づきや感謝を伝えるものです。それ以外の自己アピールや、採用担当者へのとりなし希望と感じられる内容などは謹んでください。
簡潔に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
一方で、どの企業に対しても当てはまるような文章をひな型から選んで送ることは、リクルーターからすると、あまり気持ちがこもっていない文面に見えてしまいます。
お礼の気持ちがあまりなく、単に選考を考えてのお礼メールととらえられてしまうかも知れません。
自分のために時間を割いてもらったリクルーターのために、自分の言葉で面談の際の気づきや感想等も添えてお礼の文面を作りましょう。
- メールアドレスは就活用のものを使用する
メールアドレスは就活用のものを使用しましょう。
大学指定のメールアドレスなら学生からと直ぐに判断でき、OB・OGも安心して開くことができます。
フリーメールを使う場合は、Gmailならスマートフォンとの連携がしやすく保存容量が大きいために使いやすいです。
プライベートのメールアドレスは、プライベートと就活用の区別がつかなくなること、人によっては企業との連絡に適さない場合があります。
- 誤字脱字をしないように送信前に確認する
リクルーター面談のお礼メールで内容に心がこもっていても、誤字脱字があると台無しになってしまいます。
特に、企業名やリクルーターの氏名を誤ると、とても失礼ですから注意が必要です。
加えて、一目で内容のわかる件名となっているかについても確認してください。
リクルーター面談のお礼メールの書き方
ここではリクルーター面談のお礼メールの書き方について説明します。リクルーターから良い印象を持ってもらえるような内容としましょう。
- 件名
件名はわかりやすく、簡潔に書くことが基本です。
件名欄では、受け取る側が、誰から何のためのメールか一目でわかるようにするために、「要件 大学名 氏名」を書きます。
リクルーターは、仕事上の社内外の関係者と数多くのメールのやり取りをしています。
内容がわからない件名で送ると、重要度が低いとして後回しにされたり、怪しいメールではないかと開封されなかったりする可能性があります。
特に未知のメールでは件名で開くか開かないかを判断することが多いので、このような配慮が求められます。
本日(昨日)の面談のお礼 ○○大学 山田太郎
- 担当者の会社名、所属部署、氏名
書き出しは、会社名、所属部署、氏名を書きます。
このとき、会社名、所属部署、氏名は省略せずに正式なものとしましょう。リクルーターから戴いた名刺をもとに間違いないように書いてください。
○○株式会社
総務部経理課
鈴木次郎様 - 自分の名前と挨拶
続いて自分の名前と簡単な挨拶を書いて、誰から送信されたのかわかるようにしましょう。
お世話になっております。
本日(昨日)リクルーター面談をさせていただきました、○○大学経営学部の山田太郎と申します。 - 感謝の気持ちを伝える
リクルーター面談で、会社や仕事に関することを答えてもらえたことに対する感謝の気持ちを伝えます。
本日(昨日)はご多忙の中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
面談では貴社に関する多くの質問に答えていただき、また仕事内容や社風などもご説明いただきまして理解を深めることができました。
- リクルーター面談で学んだことを伝える
続いて、リクルーターとの面談を通じて学んだことはなにが、どのような気づきがあったかを併せて伝えてください。
単に学んだだけでは、社交辞令ととられてしまうことがあります。
そして、結果として自分の意識や行動にどのような変化が生じたのかということも伝えるようにしましょう。
このようなステップを踏むと面談が、本当に勉強になったことが伝わります。
鈴木様の「経理を目指すならば、簿記の知識は当然として、物事を論理的に考え分析する力を身に付けることが大切であるという視点を持つように」というお話は大変勉強になりました。
今回の面談で、貴社で働きたい気持ちがますます強くなりました。
- 再び感謝の気持ちを伝えて締めくくる
再度、感謝の気持ちと、併せてお願いしたいことがあれば伝えます。
ただし、お願いしたいことは、リクルーターにとって負担にならない程度に留めておきましょう。
今後の選考に向け企業研究を進め、一層努力して参ります。
またご質問させていただくこともあるかと思いますので、その際にはどうぞよろしくご指導お願いいたします。
本日(昨日)は誠にありがとうございました。
- 署名
最後に署名を必ず書き込みます。学生ならば、署名を付けることはほとんどありませんが、社会に出ると署名を付けることはマナーとなります。
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○○大学経営学部会計学科
山田太郎
電話番号:070-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx.xxx
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リクルーター面談の後に送るお礼メールの例文
リクルーター面談の後に送るお礼メールの例文は次の通りです。本文は読むやすくするために適度に改行しましょう。
件名:本日(昨日)の面談のお礼 ○○大学 山田太郎
○○株式会社
総務部経理課
鈴木次郎様
お世話になっております。
本日(昨日)リクルーター面談をさせていただきました、○○大学経営学部の山田太郎と申します。
本日(昨日)はご多忙の中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
面談では貴社に関する多くの質問に答えていただき、また仕事内容や社風などもご説明いただきまして理解を深めることができました。
鈴木様の「経理を目指すならば、簿記の知識は当然として、物事を論理的に考え分析する力を身に付けることが大切であるという視点を持つように」というお話は大変勉強になりました。
今回の面談で、貴社で働きたい気持ちがますます強くなりました。
今後の選考に向け企業研究を進め、一層努力して参ります。
またご質問させていただくこともあるかと思いますので、その際にはどうぞよろしくご指導お願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
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○○大学経営学部会計学科
山田太郎
電話番号:070-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx.xxx
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リクルーター面談のお礼メールを送るときに気をつけたいこと
OB・OG訪問のお礼メールを送るときに気をつけたいことを説明します。
- お礼は電話ではなくメールとする
リクルーター面談のお礼は、電話ではなくメールにしましょう。
お礼は電話でなければならないほど緊急を要するものではありません。また、電話をかけたときリクルーターの状況がわからないために迷惑をかけてしまうこともあります。
その点メールは、仕事と仕事の合間に相手に余裕ができたときに開くことができますので、メールをお勧めします。
- お礼メールの返信がきたときは返信する
リクルーターの中には、お礼メールの返信をする社員もいます。企業とのメールのやり取りは自分が送ったメールで終了します。
もし返信がきたときは、①お忙しいなかでご返信ありがとうございます、②今後ともよろしくお願いしますといった内容を簡潔に記して返信します。
ただし「返信不要」が記してあれば返信する必要はありません。
- リクルーター面談した企業に内定したときはお礼する
リクルーター面談した企業に内定したときは改めてお礼すると良いでしょう。入社後にお世話になることがあるかも知れません。
お礼は、メールでもお礼状でもかまいません。
まとめ
就活では、本選考の前にリクルーター面談をすることがありますが、面談の後でお礼のメールを送ることについて考えてみます。
リクルーター面談とはリク面とも言われますが、一般的に人事の社員ではなく、他部門の若手社員が学生と面談を行うことを指しています。
リクルーター面談は面接ではありませんが、0次面接とも呼ばれるように選考の一ステップと考えてしっかりと対応する必要があります。
リクルーターからの評価が選考に影響を与えることが多いからです。
リクルーター面談の後でお礼をすべきかについては、リクルーター面談を通じて、その企業や働くことの意味などが良く理解できて勉強になったと感じたらお礼メールは送ってください。
ですが、次の選考に影響があるからという理由でお礼メールを送ると、リクルーターから見透かされてしまうということに注意してください。
リクルーター面談後のお礼メールは、ビジネスマナーに沿って以下の内容を考慮して送ります。
- リクルーター面談での気づきや感想は、面談後直ちにまとめる
- お礼メールはリクルーター面談をした当日中に送る
- お礼メールは簡潔に気づきや感謝の気持ちが伝わる内容とする
- メールアドレスは就活用のものを使用する
- 誤字脱字をしないように送信前に確認する
お礼メールは、リクルーターから良い印象を持ってもらえるような内容としましょう。
リクルーター面談のお礼メールを送るときに気をつけたいことは、次の通りです。
- お礼は、電話ではなくメールとする
- お礼メールの返信がきたときは返信する
- リクルーター面談した企業に内定したときはお礼する
以上、好印象を与えるリクルーター面談のお礼メールのコツを解説しました。
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