【転職】転職で複数応募のメリットとデメリット、注意点は?
転職を決意したとき悩むことは、複数の企業に応募するか、あるいは企業を絞って応募するかの選択です。
特に興味のある企業が複数ある場合、どの企業にも同時に応募したくなるものです。
転職の活動で複数応募するときは、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
転職の活動で複数応募するときの注意点を知りたいものです。
本ブログでは、転職で複数応募するときのメリットとデメリット及び注意点について解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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転職の活動で複数応募するとは?
転職の活動で複数応募とはどういう場合を指すのでしょうか?
複数応募とは、おおむね同じタイミングで並行して何社も応募することです。1社応募して失敗したら次の会社を探して、結果として複数の会社に応募したということではありません。
就活では学生が同時に何十社に応募することは当たり前ですが、転職では時間的な制約もあり、簡単ではありません。
転職の活動で応募する会社の数は、本人の事情によって変わってきます。
業界や職種、重視したい条件、本人の能力やスキルなどを踏まえて、応募数を検討する必要があります。
転職の活動で確実に成功する方法はありませんから、自分がベストだと思う方法でチャレンジしてください。
そのためのヒントを次章以降で解説します。
転職の活動で複数応募する場合のメリット
転職活動を進めるほとんどの人は、複数応募をしています。
転職の活動で複数応募する場合のメリットは3つあります。
- 1社応募よりも複数社に応募するほうが、短い期間で転職活動に慣れる
転職での書類選考の通過率は3分の1,そのうち面接の通過率は2分の1と言われます。
ですから、書類選考から面接までのハードルを越えていくことを考えると、応募する企業が1社単独よりも、複数社に同時に応募したほうが短い期間で転職活動にも慣れて、実力を発揮しやすくなります。
- 応募する企業を比較することができる
転職の活動では、採用担当者との会話や面接などで、ホームページや求人票など公開された情報ではわからなかったものが見えてくることがあります。
例えば社風などは、企業に実際に接してみるとわかるものがあります。
複数社に応募すれば、企業間の比較をタイムリーに比較でき、何社かの企業から内定を得た時、どちらに入社したら良いかの判断材料を持つことができます。
- 転職活動を短い期間で終了させることができる
企業によっては、選考から採否結果の連絡までの期間が長い場合があります。なので、1社毎の応募では転職までに時間がかかることがあり、長期間の転職活動を続ける必要もでてきます。
応募する企業が多いほど採否の結果を待つ時間ロスが減って、1社ごとより採用までの期間を短くすることができます。
転職の活動で複数応募する場合のデメリット
一方、転職の活動で複数応募する場合のデメリットは4つあります。
- 在職者は、仕事への影響がでる
在職中の転職活動は、仕事をこなしながら行う必要があり、複数応募をすることは仕事をするうえで影響がでかねません。
面接などの採用選考の都度頻繁に有休を取得することは、上司や同僚に不審感を抱かせることにつながります。
また、在籍する会社へ迷惑をかけることになります。
企業によっては土日などの休日に面接を実施するよう配慮してくれることもありますが、複数応募の場合は、土日選考が重なってしまうことも。
- 選考の事前準備がおろそかになる
転職活動をする上で企業研究、面接対策は大切ですが、複数応募の場合それらにかける時間が十分に取れないことがあります。
応募する企業の数にもよりますが、特に在籍者の転職活動は、仕事の合間に企業研究や面接対策をしなければならず、結果として十分な対策を行わずに選考を迎えて失敗することがあります。
既に退職した人も、複数応募する企業が多いと同様のことが起こりえます。
- 面接などの日程調整がむずかしい
複数応募の場合は面接が重なることがあり、その場合は日程の変更を企業にお願いしなければなりません。
日程の変更を要請するとき、「他社の選考と重なっている」ことを伝えにくいために別の理由を言わざるを得ません。
日程の変更要請は1回限りなら会社の許容範囲かも知れませんが、2回以上になると志望意欲が低いのではないかと感じてしまいます。
また会社にとっても面接官の再調整をしなければならず負担になります。
なので、面接の日程変更はできる限り1回までとすることです。
- 第一志望の会社より先に内定した会社があると選択に悩む
複数応募の場合、第一志望から順番に採否結果が出るとは限りません。また、応募順に採否結果の連絡をもらえるわけではありません。
全て応募先の都合によって決まってしまいます。
悩むときは、第一志望より先に別の会社から内定をもらった場合です。その会社から、回答期限を区切った入社の意思確認があり、回答期限までに第一志望から採否の返事をもらえないことがあります。
第一志望から採否連絡がないときの選択は、①内定先を辞退して第一志望の採否結果を待つ、②第一志望の会社をあきらめて内定先に入社の意志を示す、ことですが、悩ましい問題となります。
転職の活動で1社応募する場合のメリットとデメリット
ちなみに、転職の活動で1社応募する場合のメリットとデメリットも挙げてみると、次のようなものです。
■転職の活動で1社応募する場合のメリット
- 在職中でも仕事にあまり負担がかからず転職活動を進めることができる
- 企業研究、面接対策などじっくり時間をかけて行うことができる
- 面接の日程調整が比較的しやすい
- 応募時点では少なくとも志望する会社であり、入社に悩まない
■転職の活動で1社応募する場合のデメリット
- 1社が不採用になったとき次の応募先を探すため、転職活動が長引くことがある
- 複数社を同時に比較できないため、結果として転職先の選択範囲を狭めることになる
転職の活動で複数応募するときの注意点
それでは、転職の活動で複数応募するときには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
- 企業研究と本人の能力、スキル、経験を見定め、採用される可能性がある企業に応募する
応募先は、少しでも採用される可能性があると思える会社にしましょう。
有名企業とか大企業だからではなく、自分の能力、スキル、経験を見定め、採用される可能性がある企業に応募することが大切です。
さもないと、何社応募しても不採用ということになりかねず、自信を失いかねません。
- 転職のこだわり条件をあらかじめ決めておく
転職する上で希望する条件の全てを満足する会社はなかなか見つかるものではなく、また見つかったとしても、そのような会社は応募者が殺到して採用倍率が高くなります。
(もちろん本人の能力・スキル・経験を踏まえて、応募に自信がある場合は、ぜひとも会社に応募してください)
なので、これだけは譲れないという条件をいくつか定め、その条件の下で応募先を探すやり方が早期に転職できるやり方です。
- 転職活動の準備が問題なくできる応募数とする
上記に述べたように、転職の活動は事前準備が大切です。自分として何社までなら複数応募に対応できるか見定めて応募数を決めてください。
事前準備が不十分のままだと、内定を得ることが困難となります。
- 複数の応募先の志望順位を決める
複数応募のときは、第一志望、第二志望と志望順位をあらかじめ決めてください。
内定しても、入社する気持ちのない会社に応募することはお勧めできません。
このように志望順位を決めておくと、選考結果の連絡があったときに迷うことが少ないものです。
そして、志望度が高い会社から順に面接日程を組めば、順当ならば面接順に採否結果がわかります。複数の内定先を得て入社する会社を決めるときに比較的迷わなくてすみます。
- 面接日程は余裕を持つ
転職で複数応募するときは、ともすれば面接日程がタイトになります。すると上記にあるように指示された日程の変更を申し込む必要も生じます。
面接が重ならないようにある程度余裕を持った日程を組む必要があり、まとめて応募するのではなく、少しずつ日をずらすことをお勧めします。
まとめ
転職を決意したとき悩むことは、複数の企業に応募するか、あるいは企業を絞って応募するかの選択です。
複数応募とは、ほぼ同じタイミングで並行して何社も応募することです。
転職の活動で複数応募する場合のメリットは3つあります。
- 1社応募よりも複数社に応募するほうが短い期間で転職活動に慣れる
- 応募する企業を比較することができる
- 転職活動を短い期間で終了させることができる
また、転職の活動で複数応募する場合のデメリットは4つあります。
- 在職者は、仕事への影響がでる
- 選考の事前準備がおろそかになる
- 面接などの日程調整がむずかしい
- 第一志望の会社より先に内定した会社があると選択に悩む
一方、転職の活動で1社応募する場合のメリットとデメリットは次の通りです。
転職の活動で1社応募する場合のメリット
- 在職中でも仕事にあまり負担がかからず転職活動を進めることができる
- 企業研究、面接対策などじっくり時間をかけて行うことができる
- 面接の日程調整が比較的しやすい
- 志望する会社であり、問題なく内定に応じることができる
転職の活動で1社応募する場合のデメリット
- 1社が不採用になったとき次の応募先を探すため、転職活動が長引くこともある
- 複数社を同時に比較できないため、結果として転職先の選択範囲を狭めることになる
転職の活動で複数応募するときには、注意する点として5つあります。
- 企業研究と本人の能力、スキル、経験を見定め、採用される可能性がある企業に応募する
- 転職のこだわり条件をあらかじめ決めておく
- 転職活動の準備が問題なくできる応募数とする
- 複数の応募先の志望順位を決める
- 面接日程は余裕を持つ
以上、転職で複数応募するときのメリット・デメリット及び注意点について解説しました。
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