【就活・転職】履歴書に書く一人称は「私」で正解?面接は?

2025.11.11 更新
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履歴書の自己PRや志望動機を書くときに、「一人称は何を使えば良いのか?」と悩む人は多いです。普段は「僕」「俺」「自分」と言っていても、履歴書や面接でそのまま使っていいのか迷うのは自然なことです。

本記事では、「履歴書における一人称の正しい使い方と、面接での一人称のマナー」について詳しく解説します。さらに就活生や転職希望者が抱きやすい疑問をFAQ形式で整理し、安心して準備できる内容にしました。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 履歴書に書く一人称は何を使うべきか?
  2. 履歴書で一人称を使うときの注意点
  3. 面接ではどの一人称を使うべきか?
  4. 面接で避けるべき一人称
  5. よくある質問(FAQ)
  6. まとめ:履歴書と面接での一人称の正解

履歴書に書く一人称は何を使うべきか?

履歴書は就活や転職活動において、応募者の第一印象を決める重要な書類です。履歴書に書く一人称として適切なのは、「私(わたくし)」です。

  • 履歴書で推奨される一人称:「私(わたくし)」

    履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)など、公式な応募書類では「私(わたくし)」を使うのが基本です。

    ビジネス文書では男女ともに「私(わたくし)」が最も丁寧で適切な表現となります。

    ポイント:履歴書に書く「私」は漢字表記で統一します。読み方として「わたくし」の意識を持ちましょう。

  • 避けるべき一人称

    男性は、「僕」「俺」「自分」を使いがちです。

    女性は、「あたし」「名前呼び」をよく使います。

    これらは日常会話では一般的ですが、履歴書に書く一人称としてはカジュアルすぎて不適切です。採用担当者から「マナーが欠けている」「社会人として未熟」と見られる可能性があります。

履歴書で一人称を使うときの注意点

一人称を正しく選んでも、使い方を間違えると印象が悪くなります。以下の3つのポイントに注意しましょう。

  • 一人称を使い過ぎない

    自己PRや志望動機で「私」を連発すると、強引な自己主張に見えてしまいます。

    「主体性を示す部分」でのみ一人称を入れ、それ以外は文章を工夫して自然に表現しましょう。

  • 複数の一人称も意識する

    履歴書では、自分の経験だけでなく チームで取り組んだ実績を書く場面もあります。そのときに「私」だけを使い続けると、協調性が伝わりにくくなることがあります。

    そこで役立つのが「私たち」や「我々」という一人称の複数形です。

    「私たち」:自然で柔らかい表現。大学のゼミやサークル活動、アルバイトでのチーム経験に使うと適しています。

    「我々」:よりフォーマルで堅い表現。研究発表やインターンでの成果を強調するときに効果的です。

    例文:

    ①「私たちはアルバイト先で接客の改善に取り組み、顧客満足度を高めました。」

    ②「我々の研究チームは、新しいマーケティング手法を用いて成果を上げました。」

    このように使い分けることで、履歴書全体が 「主体性」と「協調性」 の両方をアピールでき、採用担当者に好印象を与えられます。

  • 一人称以外の表現も丁寧に

    履歴書では、一人称だけでなく他の人称表現も注意しましょう。基本的に自分に関わることは謙譲語、相手に関わることは尊敬語で表します。

    ①あなた → 貴方様

    ②みんな → 皆様

    ③会社 → 貴社(文書)/御社(面接)

    ④銀行 → 貴行(文書)/御行(面接)

    ⑤信用金庫 → 貴庫(文書)/御庫(面接)

    こうした敬語表現を押さえることで、履歴書全体がより丁寧な印象になります。

面接ではどの一人称を使うべきか?

履歴書では「私(わたくし)」が基本ですが、面接では少し使い方が変わります。

  • 面接で推奨される一人称

    面接では、「わたくし」または「わたし」を使いましょう。

    「わたくし」はよりフォーマルで丁寧な印象を与えますが、普段使い慣れていないと不自然に聞こえることもあります。その場合は「わたし」で問題ありません。

    男性は、普段「僕」「俺」を使う人は「わたし」が自然でおすすめです。

    女性は、「わたし」でも「わたくし」でもOKです。上品に見せたいなら「わたくし」が適しています。

面接で避けるべき一人称

面接では、自分の言葉遣いから、社会人としてのマナーを見られています。どれだけ内容が良くても、一人称の選び方を間違えると評価を下げてしまうことがあります。次の一人称は使わないように注意しましょう。

  • 「僕」

    → 柔らかい響きはありますが、学生っぽく幼い印象を与えます。面接は対等な会話の場ではなく「ビジネスの場」なので不適切です。

  • 「俺」

    → 仲間内では自然でも、面接では乱暴・フランクすぎる印象になります。礼儀に欠けると受け取られる可能性大です。

  • 「自分」

    → 体育会系や部活動では自然ですが、ビジネスの場ではカジュアルすぎます。「自分は〜」と連発すると違和感を持たれる場合があります。

  • 「あたし」

    → くだけた表現であり、面接のようなフォーマルな場では不適切。軽く見られてしまう危険があります。

面接では必ず 「わたし」 または 「わたくし」 を使いましょう。「わたし」は自然で柔らかい印象を与え、「わたくし」はよりフォーマルで丁寧な印象を与えます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 履歴書で「私(わたし)」と書いても大丈夫ですか?

A. 漢字表記では「私」と書かれますが、履歴書においては「わたくし」と読む意識を持つのが基本です。読み方として「わたし」と解釈されても大きな問題にはなりませんが、ビジネスマナー上は「私(わたくし)」を使うことが望ましいです。

Q2. 履歴書の自己PRや志望動機に「僕」を使ってもいい?

A. NGです。履歴書は公的な文書のため、カジュアルな一人称は不適切です。「僕」「俺」「自分」などは避け、必ず「私(わたくし)」を使用しましょう。

Q3. 面接で「わたし」と「わたくし」はどちらを使うべき?

A. どちらでも構いません。「わたくし」はよりフォーマル、「わたし」は自然で柔らかい印象を与えます。男性は慣れない「わたくし」より「わたし」の方が自然に話せる場合が多いです。女性はどちらでも好印象です。

Q4. 履歴書に「私たち」や「我々」と書いても良いですか?

A. 団体やチームでの活動を表す場合は問題ありません。ただし、履歴書では「我々」の方がよりフォーマルで丁寧な印象になります。面接では「私たち」を使ってもOKです。

Q5. 履歴書と面接で一人称を変えてもいいですか?

A. はい、大丈夫です。履歴書では「私(わたくし)」が基本ですが、面接では自然な会話を意識して「わたし」を使うのも良いでしょう。ただし、履歴書と面接で一貫して「社会人として適切な一人称」を使っていることが重要です。

Q6. 一人称を使いすぎないようにするコツは?

A. 履歴書を書き終えたら声に出して読み直してみましょう。「私」が多すぎるとくどい印象になるため、適度に文章を言い換えるのがポイントです。たとえば「私が経験した」→「経験を通じて」と表現するとすっきりします。

Q7. 「自分の名前」を一人称として履歴書に書いてもいいですか?

A. NGです。小さい子どもが使う言葉遣いのように見えてしまい、社会人の応募書類にはふさわしくありません。履歴書や面接では必ず「私(わたくし/わたし)」を使いましょう。

Q8. 外資系企業の履歴書(英語)では一人称はどうする?

A. 英文履歴書(Resume / CV)では、日本語の履歴書と違い 一人称(I)を基本的に書きません。自己PRや職務経歴を書くときも「I achieved...(私は達成した)」ではなく、動詞から始めて簡潔に表現します。

たとえば:

悪い例:I achieved sales growth of 20%.

良い例:Achieved sales growth of 20%.

このように、一人称を省略することで、読みやすく、プロフェッショナルな印象になります。英語の履歴書は「自分の行動や成果」を強調するのがルールなので、常に「I」を書く必要はありません。

まとめ:履歴書と面接での一人称の正解

  • 履歴書(就活・転職の応募書類)は、「私(わたくし)」を使うのが正解
  • 面接での一人称は、 「わたし」または「わたくし」が正解。「僕」「俺」「自分」「あたし」はNG

履歴書や面接での一人称は、単なる呼び方の問題ではなく、「社会人としてのマナーを示す重要なポイント」です。正しい一人称を選ぶことで、履歴書の印象も、面接での受け答えもグッと良くなります。

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