【転職】職務経歴書の職歴で空白期間を上手に伝えるには?

転職活動や、育児・介護、資格取得などのために職歴(職務経歴)に空白期間が生じたとき、職務経歴書にどのように記入すれば良いか悩む人は多いようです。
採用担当者が、職務経歴書の空白期間について気になることは何でしょうか?
空白期間が長いと見なされるのはどれくらいの期間でしょうか?
様々な理由により空白期間が生じたときの職務経歴書の書き方を知りたいものです。
本ブログは、職務経歴書の職歴で、空白期間がある場合の上手な伝え方を解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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採用担当者が職務経歴書の空白期間について気になること
採用担当者や面接官は、職務経歴書の職歴に空白期間があるとき、どのようなことが気になるでしょうか。
中途採用者は、欠員補充や、業務拡大のために即戦力を期待されています。そのため前職で身につけた能力やスキル、経験を活かして企業に貢献してもらおうと考えており、退職後に空白期間があると良い印象を与えません。
- 空白期間が生じた理由を知りたい
採用担当者や面接官は、職務経歴書に空白期間があれば、生じた理由を探そうとします。
空白期間は、大きく①資格取得のための勉強をしていた、②病気療養や介護のため働くことができなかった、③転職活動が長引いてしまった、④特別の理由もない、といったような理由が考えられます。
どのような理由で空白期間が生じたか関心を持ちますので、空白期間が長い場合は、できる限り職務経歴書または履歴書に会社が納得する空白期間の理由を書いた方が良いでしょう。
- 期待通りに仕事ができるか懸念する
空白期間が長いと応募者の仕事へのやる気が薄れたり、スキルが鈍ったり、経験したことを忘れたりしていないかを懸念します。
即戦力を期待する会社としては、入社後直ちにバリバリ働いてもらいたいと思っていますから、その点を確認したいと考えます。
採用担当者はこれらのような関心を持ちますので、職務経歴書では、会社が納得する空白期間の書き方が求められます。
空白期間が長いと見なされるのはどれくらいの期間
空白期間の長さにより、応募先企業が受ける印象は大きく異なります。
空白期間が長いほど即戦力として働いてもらえるか不安を感じますから、できるだけ企業が納得してもらえるような伝え方が必要となります。
採用担当者や面接官が、職務経歴書の職歴(職務経歴)で空白期間が長いと思われるのは、どれくらいの期間なのか探ってみます。
空白期間が長いと思われるのはどれくらいの期間か、一概に決まっているわけではありません。
採用担当者や面接官の、空白期間の感じ方次第ということになります。
- 空白期間が1ヶ月程度
退職後の転職活動を素早く行っていると思われ、むしろ好印象でしょう。
職務経歴書に理由を記入する必要はありませんし、面接でも質問されることはないでしょう。
- 空白期間が2~3ヶ月以内
一般的には退職後の転職活動に2~3ヶ月はかかりますからその期間を空白期間とみなすことは少ないと思われます。
職務経歴書に理由を記入する必要はありません。
面接で空白期間の質問があれば、「企業研究や応募書類作成など、転職活動をしていた」など、どのようなことをしていたか説明してください。
- 空白期間が4~5ヶ月
空白期間が4~5ヶ月は、長いかそうでもないか微妙な期間です。採用担当者や面接官によっては長いと感じるかも知れません。
職務経歴書に理由を記入する必要はありませんが、面接で空白期間の質問があれば、どのようなことをしていたか説明できるようにしてください。
- 空白期間が半年以上
空白期間が半年以上の場合は、長いと感じられる可能性が高いでしょう。長い空白期間をどのように過ごしてきたか、採用担当者や面接官が納得するような理由と、採用となれば、期待に応えられることを伝えてください。
採用担当者を納得させる職務経歴書の空白期間の書き方
中途採用は、応募者の能力・スキル・経験や入社への熱意を重視し書類選考を行っています。
職務経歴書の空白期間の書き方次第では、採用担当者を納得させることができます。
職務経歴書には、「空白期間の理由」「社会復帰が可能であること」「即戦力として問題ないこと」がわかるような書き方とすることです。
そのため職歴欄は簡潔に記載し、知ってもらいたいことがあれば自己PRや志望動機、特記事項で補い、職務経歴書でしっかりと自分を伝えるようにしましょう。
一方で、空白期間の持つマイナスイメージを危惧して、あたかもないようにごまかすことは、経歴詐称としてたとえ内定しても取り消しになる可能性が高いといえます。
例えば、A社とB社の間に8ヶ月間の空白期間があったとき、それがなかったかのようにA社の退職年月とB社の入社年月の間を1ヶ月程度とするように短くすることです。
職務経歴書の職歴で、空白期間がないように嘘をつくことはNGです。
空白期間が生じた理由別の職務経歴書の書き方
ここからは、空白期間が生じた理由別の職務経歴書の書き方を説明します。
- 職務経歴書の職歴の書き方
履歴書や職務経歴書の職歴を見れば、空白期間のあることがわかりますが、空白期間が生じた理由が何であれ、職歴には、特に理由を書く必要はありません。
- 資格取得のために勉強をしていた場合
難易度の高い資格取得を目指していた場合は、自己PRに空白期間と資格を取得しようとした理由を記入し、あわせて、資格が企業で活かせることをアピールしましょう。
一方で、資格取得が叶わなかった場合は、特記事項で、資格取得の勉強のため空白期間が生じたけれど、そこで自分なりに得たことを伝えてください。
- 留学をした場合
語学留学をしたときは、培った語学力が応募職種で使えることを伝えましょう。TOEICやTOEFLなど語学系の資格と合わせてアピールすると良いです。
キャリアアップのための留学であれば、応募職種で活かせる学業の内容など、勉強したことの成果を見せてアピールしてください。
- 病気療養や介護、育児のため働くことができなかった場合
病気療養のために空白期間が生じた場合は、特記事項で、①病気療養のための空白期間であること、②現在は完治し就業に問題ないこと、③治療中で定期的に通院が必要であれば就業時間への影響、などについて記入します。
介護のために空白期間が生じた場合は、特記事項で、①介護のための空白期間であること、②介護をする必要がなくなり就業に問題ないことについて記入します。
育児のために空白期間が生じた場合は、①育児のための空白期間であること、②子供に手がかからなくなったことで、就業に問題ないことを記入します。
働く意欲や、現役復帰するために努力していたことなどがあれば、その内容も自己PRや志望動機に簡潔に書いておきましょう。
- 転職活動が長引いてしまった、特別な理由がない場合
転職活動が長引いてしまったために空白期間が生じた場合は、無理に理由を書く必要はありません。
仕事以外の自分の夢を追いかけているとか、なんとなく働かずにぶらぶらしていた結果、生じた場合も同様です。
ですが、面接では必ず確認されるので、前向きな回答を用意してください。
自己PRで、保有する能力、スキル、経験が応募先でどのように活かせるか、志望動機で入社の意欲を適切に伝えてください。
空白期間中に自己研鑽していることがあればそれも自己PRしましょう。
また、アルバイト経験があれば、応募職種との関係を上手に説明して採用担当者・面接官にアピールするようにしましょう。
まとめ
職務経歴書の職歴で、空白期間がある場合の上手な伝え方を考えてみます。
中途採用者は、欠員補充や、業務拡大のために即戦力を期待されています。そのため退職後の空白期間があると良い印象を与えません。次のようなことが気になります。
- 空白期間が生じた理由を知りたい
- 期待通りに仕事ができるか懸念する
採用担当者や面接官は、職務経歴書に空白期間があればそれが生じた理由を探そうとします。
空白期間は、①資格取得のための勉強をしていた、②留学した、③病気療養や介護、育児のため働くことができなかった、④転職活動が長引いてしまった、⑤特別の理由もない、といったような理由が考えられます。
空白期間が長いほど即戦力として働いてもらえるか不安を感じますから、できるだけ企業が納得してもらえるような伝え方が必要となります。
- 空白期間が1ヶ月程度では、職務経歴書に理由を記入する必要はありませんし、面接でも質問されることはないでしょう。
- 空白期間が2~3ヶ月以内でも職務経歴書に理由を記入する必要はありません。
面接で空白期間の質問があれば、「企業研究や応募書類作成など、転職活動をしていた」など、どのようなことをしていたか説明してください。
- 空白期間が4~5ヶ月は、長いかそうでもないか微妙な期間ですが、職務経歴書に理由を記入する必要はありません。
面接で空白期間の質問があれば、どのようなことをしていたか説明できるようにしてください。
- 空白期間が半年以上の場合は、長いと感じられる可能性が高いでしょう。
長い空白期間をどのように過ごしてきたか、採用担当者や面接官が納得するような理由と、採用となれば、期待に応えられることを伝えます。
中途採用は、応募者の能力・スキル・経験や入社への熱意を重視し書類選考を行っています。
職務経歴書には、「空白期間の理由」「社会復帰が可能であること」「即戦力として問題ないこと」がわかるような書き方とすることです。
一方で、空白期間の持つマイナスイメージを危惧して、職務経歴書の職歴で、空白期間がないように嘘をつくことはNGです。
空白期間が生じた理由別の職務経歴書の書き方は、次の通りです。
- 難易度の高い資格取得を目指していた場合は、自己PRに空白期間と資格を取得しようとした理由を記入し、あわせて、資格が企業で活かせることをアピールする
- 語学留学をしたときは、培った語学力が応募職種で使えることを伝える。TOEICやTOEFLなど語学系の資格と合わせてアピールする
- 病気療養の場合は、①病気療養のための空白期間であること、②現在は完治し就業に問題ないこと、③治療中で定期的に通院が必要であれば、就業時間への影響について書く
介護の場合は、①介護のための空白期間であること、②介護をする必要がなくなり就業に問題ないことについて書く
育児の場合は、①育児のための空白期間であること、②子供に手がかからなくなったことで、就業に問題ないことを記入する
- 転職活動が長引いてしまった場合は、無理に理由を書く必要はない。仕事以外の自分の夢を追いかけているとか、なんとなく働かずにぶらぶらしていた結果、空白期間が生じた場合も同様。面接では必ず確認されるので、前向きな回答を用意する
以上、職務経歴書の職歴で、空白期間がある場合の上手な伝え方を解説しました。
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