【転職】職務経歴書で「在職中」「退職(予定)」の書き方

転職活動をするさいの職務経歴書の作成で「在職中」の場合の書き方がわからなくて悩む人は多いようです。
職務経歴書の作成で「在職中」の場合、どのような書き方が適切でしょうか?
職務経歴書で、在職中だが退職が決まっていないときや、退職予定日が決まっているときの書き方についても知りたいものです。
一方で、職務経歴書で既に退職している場合は、どのような書き方が良いでしょうか?
その他、職務経歴書の作成で在職中の場合に気をつけたいことがあります。
本ブログは、職務経歴書の作成で在職中や退職の場合の書き方などについて解説します。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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職務経歴書の作成で「在職中」の場合の書き方
職務経歴書の職務経歴欄で「在職中」の転職活動であることを表現したいときがあります。「在職中」であることの書き方は3つのパターンがあります。
- 職務経歴の年月(期間)欄に、在職期間を表現するなかで「○○年○月~現在」と記入して在職中であることを伝えることができます。
2016年4月~2020年8月 ✕✕株式会社
事業内容・・・2020年9月~現在 ○○株式会社
事業内容・・・ - 職務経歴の始めに、企業名とともに「○○年○月~現在」と記入して在職中であることを伝えることができます。
○○株式会社 (2020年9月~現在)
事業内容・・・ - 職務経歴書によっては職務経歴に年月欄がなく、行に沿って列挙していくフォームがあります。そのさいは、履歴書の職歴欄と同様に最後に「現在に至る」(在職中)と記入し、改行して右に寄せた位置に「以上」と書きます。
「以上」は、履歴書の職歴欄と同様に「これ以降の職歴はない」ことを明確化するものとして必要です。「以上」が書かれていない場合は、記入漏れがあるのではないか、と思われる可能性もありますので、忘れずに書いてください。
【職務経歴】
○○株式会社 (2020年9月~現在)
事業内容・・・「所属歴」
2020年9月 入社、総務部に配属
「業務内容」
・・・
「主な取り組み」
・・・
現在に至る(在職中)
以上
職務経歴書の作成で在職中だが退職予定日が決まっていない場合の書き方
在職中に転職活動をしていて、未だ退職予定日が決まっていないときは、「退職予定日は決まっていない」ことを特に記入する必要はありません。上記の「在職中」であることの書き方の3つのパターンのいずれかを使ってください。
一方で、書類選考通過後の面接では「退職予定日(入社可能日)はいつ頃になりますか」と質問されるかも知れませんから、具体的な月日は回答できないかも知れませんが、入社可能時期を伝えられるようにしてください。
特に会社が中途採用を急いでいるときには、入社可能時期を答えられるようにすると有利です。
就業規則や後任者への引き継ぎの所要日数、有給休暇取得などを考慮し、入社可能時期を伝えられるようにしておくとよいでしょう。
職務経歴書の作成で在職中だが退職予定日が決まっている場合の書き方
職務経歴書の作成で、在職中だが退職予定日が決まっているときの書き方では、職務経歴書や履歴書に予定日を書いておくと、そこからすぐに勤務できることが伝わります。
また、企業が希望勤務開始日を提示するときは、予算の関係や業務の都合上ずらせないことが多いため、希望勤務開始日から働くことが可能な人の優先順位が高くなる傾向があります。
在職中に転職活動をしていて退職予定日が決まっているときは、職務経歴書の職務経歴欄で、「現在に至る」「在職中」を記入しているならばその横に「○月○日 退職予定」と書くことができます。
【職務経歴】
○○株式会社 (2020年9月~現在)
事業内容・・・
「所属歴」
2020年9月 入社、総務部に配属
「業務内容」
・・・
「主な取り組み」
・・・
現在に至る(3月31日 退職予定)
以上
一方で、履歴書についても退職予定日を記載しておきましょう。退職予定日は「職歴欄」または「本人希望欄」に書きます。
職歴欄に記載するさいは、「現在に至る」または「在職中」と書いたその横に(○月○日 退職予定)というように書きます。
本人希望欄に書くさいは「○月○日に退職予定。×月×日から勤務可能です。」と記載します。
このように退職予定日を記載すれば、企業は選考するなかで、いつごろに採用できそうか計算できるため、採用計画を立てやすくなります。企業にとってもありがたいものです。
職務経歴書の作成で既に退職している場合の書き方
在職中ではなく、既に退職しているときの書き方は、職務経歴書の職務経歴欄で、最後の職歴に「○○年○月~○○年○月」と退職した年月を書いておけばOKです。
「現在に至る」「離職中」「退職」などの文言を記載する必要はありません。
- 職務経歴の年月(期間)欄に、在職期間を表現するなかで「○○年○月~○○年○月」と記載することで退職したことがわかります。
2016年4月~2020年8月 ✕✕株式会社
事業内容・・・2020年9月~2024年3月 ○○株式会社
事業内容・・・ - 職務経歴の始めに、企業名とともに「○○年○月~○○年〇月」と記入することで退職したことが伝わります。
○○株式会社 (2020年9月~2024年3月)
事業内容・・・ - 職務経歴書によっては職務経歴に年月欄がなく、行に沿って列挙していくフォームがあります。そのさいは、企業名の横に「○○年○月~○○年○月」と書き、「現在に至る」「離職中」「退職」は記入しません。
【職務経歴】
○○株式会社 (2020年9月~2024年3月)
事業内容・・・「所属歴」
2020年9月 入社、総務部に配属
「業務内容」
・・・
「主な取り組み」
・・・
以上
職務経歴書の作成で在職中の場合に気をつけたいこと
その他、在職中に転職活動をするさい、職務経歴書の作成で気をつけたいことがあります。
- 有給休暇消化中であることは職務経歴書に記載しなくても良い
退職日前に有給休暇を取得していることは、あえて職務経歴書に記載する必要はありません。
有給休暇を取得していても、その会社に籍をおいて働いている状態であり、有給休暇を消化していても在職中であることに変わりはありません。
- 退職予定日は上司と相談しないで勝手に記載しない
退職予定日を記載するならば、上司と相談することなく自分の希望を勝手に記載しないでください。
予定日を書いたほうが採用されやすいと思いこんで勝手に書くと、無用なトラブルを招く可能性があります。
退職予定日から想定した入社予定日に入社できないと、記載内容と違うと信用を失い、印象が悪くなったり、採用候補から外されたりする恐れがあります。
退職予定日は、内定が決まってから上司と退職交渉を始めることが多く、確実に決まっているとき以外は、自分の勝手な希望で書かないよう注意してください。
- 本人の連絡が取りやすい時間帯と連絡方法を書いておく
在職中は多忙であり、また周囲の目もあるために就業時間中は応募先企業の採用担当者とスムーズにやり取りするのは難しいものです。
採用担当者にとっても、応募者が在職中の場合には連絡に時間がかかり、面接日時の調整などに手間取ったりすることが多いものです。
そのような状況で、採用担当者に無駄な労力をかけさせないためにも、また自分自身が円滑に転職活動を進めるためにも、連絡がとりやすい時間帯と、連絡方法を記載してください。
具体的な書き方は、履歴書や職務経歴書の「本人希望欄」「備考欄」などに、下記のように記載するのがよいでしょう。
在職中のため、電話連絡は、月~金曜日の12~13時(昼休み)および終業後18時以降を希望します。
携帯電話には留守番電話機能があります。私が電話に出られない場合は、恐れ入りますが、留守番電話にメッセージを残していただけると幸いです。
留守番電話やメールを確認しましたら、可能な限り早めに折り返しのご連絡をいたします。よろしくお願いいたします。
まとめ
職務経歴書の作成で在職中や退職の場合の書き方などについて考えてみます。
職務経歴書の作成で在職中の場合の書き方は、3つのパターンがあります。
- 職務経歴の年月(期間)欄に、在職期間を表現するなかで「○○年○月~現在」と記入して在職中であることを伝える
- 職務経歴の始めに、企業名とともに「○○年○月~現在」と記入して在職中であることを伝える
- 職務経歴に年月欄がなく、行に沿って列挙していくフォームの場合は、最後に「現在に至る」(在職中)と記入し、改行して右に寄せた位置に「以上」と書く
職務経歴書の作成で、在職中だが、退職予定日が決まっていないときの書き方では、「退職予定日は決まっていない」ことを特に記入する必要はありません。
職務経歴書の作成で、在職中だが、退職予定日が決まっているときの書き方では、職務経歴書や履歴書に退職予定日を書いておくと、そこからすぐに勤務できることが伝わります。
在職中ではなく、既に退職している場合の書き方は、職務経歴書の職務経歴欄で退職した年月を書いておけばOKです。
在職中に転職活動をするさい、職務経歴書の作成で気をつけたいことが3つあります。
- 有給休暇消化中であることは職務経歴書に記載しなくても良い
- 退職予定日は上司と相談しないで勝手に記載しない
- 本人の連絡が取りやすい時間帯と連絡方法を書いておく
以上、職務経歴書の作成で在職中や退職の場合の書き方などについて解説しました。
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