【就活】集団面接で全員受かることはある?落ちる割合は?

集団面接では全員受かることはあるのか、逆に落ちる割合はどれくらいなのか気になるものです。
そもそも集団面接の目的と、企業と学生のそれぞれのメリット・デメリットは何でしょうか?
はたして集団面接で全員受かることはあるでしょうか、落ちる割合はどれくらいでしょうか?
集団面接で受かるためにはどのような行動をとれば良いでしょうか?
本ブログは、集団面接で全員受かることはあるのか、落ちる割合はどれくらいかなどを解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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集団面接とは何か
集団面接では全員受かることはあるのか、落ちる割合はどれくらいか考える前に、集団面接とは何か、目的と、企業側・学生側のメリット・デメリットを順に探ってみます。
集団面接とは、複数の学生が同時に受ける面接のことで、面接官は1~複数人までさまざまです。
全員に対して同じ質問が投げかけられることが多く、自己PRや志望動機、学生時代に頑張ったことなど定番質問が中心となり、深掘りすることは時間の関係によりやりにくいです。
集団面接では、他の人が答えているとき、本人がどのような振る舞いをしているか見られます。メンバーの受け答えをよく聞いて内容を理解し、同様の質問があったときには答えられるように準備することが大切です。
また、集団面接では1人当たりに割り当てられる質疑応答はおおむね10分程度であり、個人面接の30分程度と比べると少ないために、回答は簡潔にまとめることが必要です。
集団面接の目的
集団面接を行う企業の目的は、応募者の足切りです。
大手企業や人気企業では多数が応募するため、書類選考や筆記試験を通過した学生を全て個人面接すると、面接官の労力も大変であり、時間もかかります。
ですが、書類選考・筆記試験を通過した一定レベルの学生を一度見てみたいと企業も考えています。
ですから、集団面接をすることで効率的に学生を見て、個人面接に進ませるかどうかを決めています。
集団面接では、次の個人面接に進むための評価基準を満たした人材か見極める必要があります。このためどのグループで面接を受けても不公平がないように、面接官には高い評価スキルが求められます。
面接官に高い評価スキルがあれば、後述するように全員受かることはありえます。
集団面接する企業のメリット・デメリット
集団面接する企業のメリット・デメリットは次のようなものです。
- 集団面接の企業のメリット
- 相対評価がしやすい
集団面接では複数の人を同時に観察できるために、応募者間の比較ができ、相対評価しやすいと言えます。
- 選考時間を短縮できる
集団面接では、一度に複数名の面接をこなすことができるために、個人面接と比べて短時間で多くの人数を評価することができ、採用活動の効率化につながります。
- ドタキャンに対応しやすい
当日にドタキャンする学生がいると、個人面接ではスケジュールの調整が大変ですが、集団面接であれば、1人減となっても予定通りの時間で実施できます。
- 個人面接ではできない評価方法ができる
質問を投げてから、「回答がまとまったら手を挙げてください」とか「他の人の回答の感想を言ってください」といったような機敏性やコミュニケーション能力をみる質問など、個人面接では確認できない評価方法を実施できます。
- 相対評価がしやすい
- 集団面接の企業のデメリット
- 応募者を深く掘り下げられない
集団面接では、一人だけ深く突っ込んだ質問はしづらいものです。加えて時間の制約もあり人によって質問の数がばらつくこともあります。
そのため採用レベルの学生であっても、面接官が資質を見抜けないで不合格となることがあります。
- 絶対評価がやりにくい
集団面接では、そのなかで優秀に見える人は合格となる可能性が高くなります。
本来ならば全員の絶対評価を行ったうえで、上から順に合格者を決めることが合理的ですが、各集団から数名を選んで合格させることになりがちです。
ですから、絶対評価ならグループで全員受かる、全員落ちることがありえますが、相対評価ではそのようなことは起きにくいと言えます。
- 定められた時間内に収めることがむずかしい
個人面接と比べて集団面接は、ある学生の発言時間が長くなるなど、予定通りに進行することがむずかしいものです。
このため面接官は、次の集団面接の開始時刻に間に合わせようと余計なことに気を使い過ぎて、面接の質が下がることがあります。
- 応募者が不満を持ちやすい
集団面接では1人に割り当てられた時間は個人面接よりも少なくなりますから、不合格者からは「もう少し時間をもらえれば合格できたかも知れない」と、不満を持ちやすくなります。
また、集団面接では、同じグループ内で「他の人より質問が少なかった」「受け答えの長い人がいた」「他のメンバーが優秀過ぎて不利だった」とメンバーに恵まれなかったと不満を持つことがあります。
このためできるだけ1人当たりの発言量をそろえ、メンバーの組合せにも気を使う必要がでてきます。
- 応募者を深く掘り下げられない
集団面接を受ける応募者のメリット・デメリット
集団面接を受ける応募者のメリットとデメリットは次のようなものです。
- 集団面接を受ける応募者のメリット
- 定番質問の準備をしっかり行うことで受かる
集団面接では、1人当たりがおおよそ10分程度と短いために質問数も限られていて、定番の質問が中心となります。
ですから、定番質問に対する回答を準備しておくことで合格の可能性が高くなります。深掘りの質問もほとんどされないために準備しやすいと言えます。
- グループの中で目立てば有利である
上記のように、集団面接では、グループ内の相対評価となりがちです。ですから、他のメンバーの態度や回答を見ながら、上手にアピールすることで目立てば合格に近づく可能性があります。
ですが、評価基準に基づいて絶対評価がきちんと行われていれば、たとえグループ内で評価が良くても、落ちることがあります。その逆に全員受かることもあります。
- 定番質問の準備をしっかり行うことで受かる
- 集団面接する応募者のデメリット
- 他の人の受け答えに影響を受ける恐れがある
他の人の回答に影響を受けて自信を失うことや、不安に駆られて、本来の自分の良さを出せなくなってしまう恐れがあります。
- 失敗の挽回はむずかしい
割り当てられた10分程度の面接では、失敗したと感じても挽回する機会が得られません。これが30分程度ある個人面接との違いです。
- 他の人の受け答えに影響を受ける恐れがある
集団面接で全員受かることはあるか、落ちる割合はどれくらいか
ここでは集団面接で全員受かることはあるか、落ちる割合はどれくらいか考えてみます。
- 集団面接で全員受かる条件
集団面接は、本来評価基準が定められていて、どのグループで面接を受けても評価基準による絶対評価により合否が決まることが理想です。
この方法では、全応募者の序列を決めて、上位から合格とすることになります。
集団・グループの全員が優秀で評価基準を満たしていれば全員受かることになります。
自分が集団面接で他のメンバーと比べて劣っていると感じても、評価基準で良い評価を得られていれば合格するでしょう。
その逆に集団・グループの全員が評価基準を満たしていなければ、全員落ちることになります。
当然ながら、自分が集団面接で他のメンバーと比べて優れていると感じても、評価基準で良い評価を得られなければ不合格となるでしょう。
一方で、評価基準の運用が十分でない場合や、各グループで合格者を出す相対評価と決めている場合には、全員受かる、全員落ちることはほとんどないでしょう。
- 集団面接で落ちる割合
集団面接で落ちる割合は決まっているでしょうか?
企業の採用選考の目標は、求める人材を必要人数確保することです。
学生が殺到する企業では、たとえ評価基準に達していても、不合格となることもあります。個人面接に進ませるには多すぎるために、集団面接で落ちる割合を決めているケースです。
必要人数以上に採用することは、よほどのことでない限りありません。
一方で、必要人数を確保するために評価基準に達していなくても、合格とする企業もあります。
集団面接で落ちる割合は○%と決まっているわけではなく、応募する人数次第と言うことができます。
集団面接で受かるための行動
それでは、集団面接で合格するためにはどのような行動をとれば良いでしょうか。以下を参考にしてください。
- 受け答えは簡潔にする
集団面接では1人当たりの時間はほぼ決まっていますから、簡潔に受け答えしてください。
自分だけ長々と話していると、他人を思いやれない自己中心的な人物と思われてしまいます。面接時間は全員のための時間という認識を持ちましょう。
- 他の学生の話は聞く姿勢を持つ
他の学生が答えているときは、しっかりと耳を傾ける姿勢を見せましょう。おおげさにうなずいて見せることや、無理に顔を発言者に向ける必要はありませんが、自然な態度で臨んでください。
ボーッとしたり、下を向いたりして興味なさそうに見える態度は、面接官から丸わかりですから避けてください。
- 他の人の回答を気にしない
回答内容が重なってしまうことがあります。たとえば学生時代にがんばったことが同じテニスサークル活動であっても、その経験で得たことや、入社して使えることなどはそれぞれです。
ですから回答が重なってもあせらず、準備したことを話してください。
- 逆質問は積極的にする
逆質問の機会があれば、積極的に手をあげましょう。
逆質問は志望度の高さや企業との相性をみるためです。逆質問がないことは、会社への関心が薄いと取られてしまう可能性があります。
ですが、なんでも質問してもよいというわけではなく、ホームページを見ればわかるような質問は、企業研究が足らないと判断されてしまいますから避けてください。入社の意思が伝わるような質問をあらかじめ用意しておきましょう。
自分だけでなく一緒に集団面接を受けた全員が以上の点に気をつけていれば、全員受かることもありえます。
まとめ
集団面接で全員受かることはあるのか、落ちる割合はどれくらいかなどを考えてみます。
集団面接とは、複数の学生が同時に受ける面接のことで、面接官は1~複数人までさまざまです。
集団面接を行う企業の目的は、応募者の足切りです。
集団面接する企業のメリットは次のようなものです。
- 相対評価がしやすい
- 選考時間を短縮できる
- ドタキャンに対応しやすい
- 個人面接ではできない評価方法ができる
集団面接する企業のデメリットは、次のようなものです。
- 応募者を深く掘り下げられない
- 絶対評価がやりにくい
- 定められた時間内に収めることがむずかしい
- 応募者が不満を持ちやすい
集団面接する応募者のメリットは次のようなものです。
- 定番質問の準備をしっかり行うことで受かる
- グループの中で目立てば有利である
集団面接する応募者のデメリットは次のようなものです。
- 他の人の受け答えに影響を受ける恐れがある
- 失敗の挽回はむずかしい
集団面接は、本来評価基準が定められていて、どのグループで面接を受けても評価基準による絶対評価により合否が決まることが理想です。
この方法では、全応募者の序列を決めて、上位から合格とすることになりますから、グループの全員が優秀で評価基準を満たしていれば全員受かることになります。
一方、応募者が殺到する企業では、たとえ評価基準に達していても、不合格となることもあります。個人面接に進ませるには人が多すぎるために、集団面接で落ちる割合を決めているケースです。
集団面接で受かるためには次のような行動をとりましょう。
- 受け答えは簡潔にする
- 他の学生の話は聞く姿勢を持つ
- 他の人の回答を気にしない
- 逆質問は積極的にする
以上、集団面接で全員受かることはあるのか、落ちる割合はどれくらいかなどを解説しました。
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