【就活・転職】履歴書の送付状は手書き？書き方と注意点

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2025.01.22 更新

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履歴書就活転職

履歴書など応募書類を郵送するさいの送付状（添え状）は、手書きかパソコン作成か迷う人は多いようです。

履歴書などを郵送するさいの送付状は、手書きかパソコン作成のどちらが適しているでしょうか？

履歴書の手書きの送付状で適切な書き方と例文はどのようなものでしょうか？

履歴書の送付状を手書きで作成するさいに気をつけたいことも知りたいものです。

本ブログは、履歴書の送付状で手書きの書き方と注意点を解説します。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート（就活）、職務経歴書（転職）を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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履歴書の送付状は手書きかパソコン作成のどちらが適しているか
履歴書の手書きの送付状で適切な書き方
履歴書の縦書きの送付状の書き方
履歴書を手書きで縦書きするさいの送付状の例文
履歴書の送付状を手書きで作成するさいに気をつけたいこと
まとめ

履歴書の送付状は手書きかパソコン作成のどちらが適しているか

履歴書などを郵送するさいの送付状は、手書きかパソコン作成のどちらが適しているか探ってみます。

結論として、送付状は手書きでもパソコンでもどちらでもかまいません。手書き・パソコン作成のどちらであっても選考に影響はありません。

手書きとパソコンのメリット・デメリットは次の通りです。

手書きのメリット

手書きのほうが、人柄が伝わる
手書きは人それぞれの個性が出るために「丁寧な印象を与える」「温かみを感じる」「応募への熱意を感じる」と採用担当者に好印象を与えることがあります。
手書きに自信があれば、アピールできる
手書きに自信があれば、採用担当者にきれいな文字をアピールすることができます。特に事務職に応募する場合は、手書きは良い印象を与えるかも知れません。

手書きのデメリット

丁寧に書かれていなければマイナスイメージ
手書きで文字全体がきれいでなくても良いですが、走り書きとかなぐり書きのように感じる送付状ではイメージが良くありません。

「真面目さに欠ける」「応募の熱意が感じられない」と思われてしまうことがあります。
送付状の作成に時間がかかる
就活や転職では短期間に多数の会社に応募することになり、各社ごとに手書きの送付状を作成しなければならず、多忙な時期に手書きで時間をかけるのはストレスがたまります。

パソコン作成のメリット

送付状の作成に時間をとられない
パソコン作成では、一度送付状を作成すれば、他社への応募ではそれを調整するだけで済むために手書きと比べて時間がかかりません。
文字が読みやすい
手書きと比べて文字が読みやすいです。

パソコン作成のデメリット

文字から応募の熱意が伝わりにくい
手書きと比べて印刷された文字は、事務的で応募の熱意が伝わりにくいです。

以上、手書きとパソコン作成の送付状ではそれぞれメリット・デメリットがありますが、自身の実情にあてはめてどちらかを選択してください。

履歴書の手書きの送付状で適切な書き方

送付状は、①郵送することの挨拶、②送付の目的（誰が、何のために）、③送付する書類の内容（何を、どれだけ）、を相手に知らせる役割を持っています。

履歴書の送付状は、パソコン作成では横書きです。一方、手書きの場合は、縦書き、横書きのどちらでもかまいません。

一般的に手書きの送付状では縦書きが推奨されていますが、横書きだからと言って選考に影響はありません。横書きの書き方はパソコン作成での書き方と同じです。

ここでは、手書きする場合の一般的な縦書きの書き方を説明します。なお、便宜上横書きとなっています。

履歴書の縦書きの送付状の書き方

履歴書の縦書きの送付状は、用紙の右から左に順に記載していきます。

頭語
頭語は手紙の冒頭に書く「こんにちは」を表す言葉です。「拝啓」と書きます。

拝啓
時候の挨拶
「拝啓」に続いて時候の挨拶を書きます。時候の挨拶は次のような定型文を使用します。

時候の挨拶では、本来季節によって季語を選択する必要がありますが、送付状ではどの季節でも使用できる「時下」でかまいません。

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

時下、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
採用試験に応募する旨を伝える
この度は、貴社の採用試験に応募したく、応募書類を送付いたします。
同封する書類と枚数について箇条書きで記入する
１行空けて同封した書類の内訳を、箇条書きで、書類の名称と枚数（部数）を書きます。書類の種類ごとに改行し、頭を揃えます。

縦書きのため、算用数字ではなく漢数字で記入します。

一、履歴書　　一枚
二、エントリーシート（就活）または職務経歴書（転職）　二枚
主文
同封書類の記入の後で、１行空けて主文を記載します。

就活では、特に記載せずに結びの挨拶へ進んでもかまいません。もちろん記載しても問題ありません。

転職では、要点を押さえた簡単な自己ＰＲを記載してもかまいません。「前職（現職）ではどのような仕事をしていたか」「仕事をするうえでの強みは何か」を一文で説明し、続いて「その経験を活かし、応募した企業に貢献したい」と記載します。

私は、現在○○株式会社で開発・設計職として８年間勤務し、○○担当として仕様決定から試作、評価、量産化までを行いました。時代のニーズを汲み取り、機能性に優れているだけでなくデザイン性を重視した製品を企画できることが私の強みと感じています。この経験を活かし、開発・設計職として貴社に貢献していきたいと考えています。
結びの挨拶
主文から１行空けて結びの挨拶を記入します。結びの挨拶は、次の定型文でかまいません。

ご検討の上、面接の機会をいただけましたら幸いです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
結語
結語は、「さようなら」を表す言葉で、頭語に対応した言葉を使います。「拝啓」の対応は「敬具」となります。

結びの挨拶の次の行の一番下に記入します。

敬具
日付
日付を漢数字で書きます。日付は、履歴書を郵送する日（ポストに投函する日、郵便局の窓口に出す日）です。西暦・和暦のどちらを使用するかについては他の応募書類と合わせてください。

令和○年○月○日
自分の名前
日付の次の行の一番下に自分の名前をフルネームで書きます。就活では、あわせて大学名を書きます。名字と名前の間にスペースがあると良いでしょう。

（○○大学）山田太郎
宛名
名前の次の行に宛名を記入します。宛名は、企業名だけでなく「人事部」といった部署名や、担当者名（採用ご担当者様）を記入します。

企業名や部署名は正式名称で記入し、（株）などと略さないでください。企業名・部署名・個人名などの間に、スペースを入れて見やすくしましょう。

○○株式会社　人事部
佐藤二郎様（採用ご担当者様）

履歴書を手書きで縦書きするさいの送付状の例文

履歴書を手書きで縦書きするさいの送付状の例文は、以下の通りです。なお、便宜上横書きとなっています。

拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は、貴社の採用試験に応募したく、応募書類を送付いたします。　

一、履歴書　一枚
二、エントリーシート（就活）または職務経歴書（転職）二枚　

（転職活動の例）

私は、現在○○株式会社で開発・設計職として８年間勤務し、○○担当として仕様決定から試作、評価、量産化までを行いました。時代のニーズを汲み取り、機能性に優れているだけでなくデザイン性を重視した製品を企画できることが私の強みと感じています。この経験を活かし、開発・設計職として貴社に貢献していきたいと考えています。

ご検討の上、面接の機会をいただけましたら幸いです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

令和○年○月○日

（○○大学）山田太郎

○○株式会社　人事部
佐藤二郎様（採用ご担当者様）

履歴書の送付状を手書きで作成するさいに気をつけたいこと

履歴書の送付状を手書きで作成するさいに気をつけたいことがあります。

手書きの送付状の用紙は、Ａ４またはＢ５サイズの白色の便箋とする
手書きの縦書きの送付状の用紙は、Ａ４またはＢ５サイズの白色の便箋を使用します。無地よりも罫線の入った便箋が書きやすいでしょう。

色や柄、縁取りがついているものはビジネス文書としてふさわしくありませんから避けてください。
黒色のボールペンを使用する
使用する筆記用具は、黒色のボールペンとしてください。万年筆でもかまいませんが、用紙によってはインクが滲む可能性がありますから、注意してください。
送付状は１枚とする
送付状は１枚でまとめてください。内容はシンプルに、不要なものは書かないことが基本です。上記の例文程度であれば１枚でまとめられます。
主文は簡潔に記入する
主文は、就活では不要です。転職では、自己ＰＲを３～４行程度にまとめて記載してもかまいません。

送付状はあくまで封筒に入っている応募書類の内容を伝えるためのものです。自己ＰＲや志望動機は履歴書やエントリーシート（就活）・職務経歴書（転職）でしっかりと記載すべきです。

送付状の内容は、選考の対象となりません。だからといっていい加減なものにすると印象が良くありませんから注意してください。
不利な経歴の説明や希望条件を伝えることは避ける
自己ＰＲや志望動機以外にも、留年や退職・転職の多い理由、希望条件など、採用担当者に知っておいてもらいたい経歴を説明することも言い訳と捉えられるため、適切ではありません。

これらは、履歴書の「本人希望欄」や「特記事項欄」で簡潔に記入し、面接で詳しく伝えましょう。
誤字・脱字など書き間違えがあれば書き直す
書き間違えたときは、書き直してください。書き方でごまかしをすることや、修正液・修正テープの使用は避けてください。

そのような修正をすると印象が良くありません。
文字は丁寧に書く
履歴書の送付状は、丁寧に記載しましょう。字を書くことに苦手な人は時間をかけて書いてください。上手な字を書く必要はありませんが、丁寧にわかりやすい文字ならば大丈夫です。