【就活・転職】履歴書のサイズはA4か、B5ではだめ?
履歴書のサイズには、一般的に選ばれることが多いA4と、それ以外にもB5がありますが、B5ではだめなのか、悩む人は多いようです。
そもそも就活や転職活動で履歴書が必要な理由は何でしょうか?
一般的なA4ではなく、B5ではだめでしょうか?
履歴書の作成・提出で気をつけたいこともあります。
本ブログは、履歴書のサイズはB5ではだめなのかなどについて解説します。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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就活や転職活動で履歴書が必要な理由
履歴書のサイズはB5ではだめなのか探るまえに、就活や転職活動で履歴書が必要な理由をまずは理解しておきましょう。
就活や転職活動では、企業が履歴書の提出を求めてきます。加えて就活ではエントリーシート、転職活動では職務経歴書の提出も必要なケースが多いです。
企業にとって履歴書が必要な理由は次の通りです。
- 応募者がどのような人物かを知る
履歴書は、企業にとって応募者の年令や住所、学歴・職歴、資格・免許、自己PR、志望動機のほか、就業にあたっての本人希望などの基本情報を確認するための書類で、採用後は人事資料として保管されます。
- 応募者の身元証明となる
応募者が手書きやパソコンで作った履歴書は、選考時の身分証明の代わりとして確認されます。
履歴書は公文書扱いとなり、書かれている内容には偽りがないものとして取り扱われるのが、社会一般の慣習です。企業と信頼のもとで作成する書類ですから、内容は正確に記載する必要があります。自分を大きく見せようと偽りの記載をすることはだめです。
- 選考のさいの参考とする
履歴書は書類選考や面接など選考の過程で使用されます。面接では履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職活動)に記載されている内容に基づいて質疑応答が行われることが通常です。
ですから、履歴書の作成にあたっては、選考の資料として使われることを想定する必要があります。
- 応募者の人柄や資質を判断する
手書きの履歴書からは、文字が丁寧に書かれていれば誠実さが伝わります。パソコンでは誤字・脱字や記載ミスがあれば、文書作成能力や仕事の正確さに疑問がついてしまいます。
手書きでは、下手でも良いので丁寧に記入する、パソコンでは誤字・脱字や記載ミスのないようにチェックを怠らないことが大切です。
- 入社のさいの労働者名簿作成に必要である
履歴書は選考時に使用する以外にも、入社後に「労働者名簿」を作るさいにも使用されます。
企業が日雇い以外で従業員を雇うさいは、「労働者名簿」を作成しなければならないことが、労働基準法で定められているからです。(第107条~第109条)
労働者名簿の記載事項は、①労働者の氏名、②生年月日、③履歴、④性別、⑤住所、⑥従事する業務の種類、⑦雇入れの年月日、⑧退職の年月日及びその事由(解雇の場合はその理由)、⑨死亡の年月日及びその原因、です。
履歴書はA4ではなく、B5ではだめなのか
ここでは、履歴書はA4ではなく、B5ではだめなのか探ってみます。
市販の履歴書はA4(A3二つ折り)とB5(B4二つ折り)の2種類があります。また、パソコンで作るさいは、A4サイズが一般的です。
A4は210×297mm、B5は182×257mmの大きさです。
それでは、履歴書は、B5を使用することはだめでしょうか。
- A4とB5のどちらを使用しても選考に影響しない
A4とB5のどちらを使用しても問題なく、履歴書の用紙サイズが選考に影響することはありません。
以前はB5の履歴書が一般的でしたが、最近はA4が広く使われています。公的書類やビジネス文書は国際規格であるA4で統一されるようになり、そのサイズのほうがファイリングしやすいからですが、だからといってB5はだめということではありません。
大切なことは、履歴書のサイズではなく、記載されている内容です。
- 企業からの指定があればそれに従う
上記のように履歴書はA4とB5のどちらでもかまいませんが、一方で、企業からの指定があればそれに従ってください。
例えば企業からA4の履歴書と指定があったとき、B5を使用すると、マイナス評価となるでしょう。
- A4とB5のそれぞれのメリット・デメリットを知って使いわける
A4とB5の履歴書には、記載するさいのメリットとデメリットがありますから、それを知ってどちらを使うか選択すれば良いでしょう。
①A4のメリット・デメリット
B5と比べて用紙が大きいために各項目のスペースも広く、学歴・職歴に記入する内容が多い場合や、志望動機・自己PRを十分にアピールしたいときに適しています。
企業にとっては、普段使い慣れているサイズのためにファイリング等管理がしやすいものとなっています。
一方で、B5と比べて各項目のスペースが広いために、記入する内容が少ない場合には余白が目立ってしまいます。そのために入社への熱意が低いと思われる可能性があります。
②B5のメリット・デメリット
A4と比べて各項目のスペースが狭いために、記入する内容が少ない場合には目立ちにくいです。
一方で、記入する内容が多いとスペースに書ききれなくなって、欄外にはみ出る可能性があります。その場合は、書きたいことをまとめる能力に欠けると思われる可能性があります。
- B5の履歴書はA4のエントリーシートや職務経歴書と一緒に管理しにくい
履歴書やエントリーシートや職務経歴書といった応募書類は、サイズが異なると企業が管理しにくいものです。
就活ではエントリーシート、転職活動では職務経歴書と履歴書を一緒にクリアファイルに挟んで郵送するケースが多いものです。
エントリーシートや職務経歴書の大きさはB5ではなくA4が一般的であり、履歴書もそれに合わせるとファイリングなどで管理しやすいのです。ちなみにクリアファイルもA4が一般的です。
また、採用担当者が履歴書など応募書類を一緒にファイリングするさいには、同じサイズだとやりやすいものです。
もちろんそれでも、B5ではだめということではありません。
以上を考慮して最終的にどちらを使用するか判断してください。
履歴書の作成・提出で気をつけたいこと
ここまでB5の履歴書はだめなのかについて探ってきましたが、それ以外にも履歴書の作成・提出で気をつけたいことがあります。
- 履歴書は市販のものと、パソコン作成のどちらでも良いが、市販の手書きが良い場合がある
各種調査において採用担当者は、履歴書は市販の用紙に手書き・パソコン作成のどちらでも良いと考えている割合が一番多くなっています。
一方で、就活では人柄(人間性)を重視する傾向があり、履歴書についても本人の個性が出やすい手書きが本音では好まれる傾向があります。ベンチャー企業やIT企業はそこまで手書きにこだわりはありません。
また、転職活動で一般(営業)事務職に応募の場合は、パソコン使用以外にも、手書きで文書を書くことも多く、このため手書きの文字を見てみたいと考える会社があります。
- パソコンで作成の場合は2枚に分けても問題ない
履歴書をパソコンで作る場合は、B5ではなくA4の用紙2枚に印刷することが通常です。
市販の履歴書は見開き1枚ですが、2枚として提出しても問題ありません。このときは、用紙の左上をクリップで留めてください。ホチキスは採用担当者がコピーや、ファイルするさいに針を外す余計な作業が発生しますからだめです。
- 履歴書の郵送するさいの封筒は定形外の角形2号とする
履歴書がB5であっても、郵送するさいの封筒は角形2号を使用しましょう。角形2号はA4サイズのエントリーシートや職務経歴書及び、それらを挟むクリアファイルを入れるのに適した封筒であり、B5の履歴書をクリアファイルに挟んでも問題ありません。
まとめ
履歴書のサイズはB5ではだめなのかなどについて考えてみます。
企業にとって履歴書が必要な理由は次の5つです。
- 応募者がどのような人物かを知る
- 応募者の身元証明となる
- 選考のさいの参考とする
- 応募者の人柄や資質を判断する
- 入社のさいの労働者名簿作成に必要である
履歴書はA4とB5のどちらを使用してもかまいませんが、企業からの指定があればそれに従ってください。
A4のメリットは、B5と比べて用紙が大きいために各項目のスペースも広く、学歴・職歴に記入する内容が多い場合や、志望動機・自己PRを十分にアピールできる点です。
デメリットは、B5と比べて各項目のスペースが広いために、記入する内容が少ない場合には余白が目立つことです。
B5のメリットは、A4と比べて各項目のスペースが狭いために、記入する内容が少ない場合には目立ちにくいことです。
デメリットは、記入する内容が多いとスペースに書ききれなくなって、欄外にはみ出る可能性があることです。
一方で、B5の履歴書はA4のエントリーシートや職務経歴書と一緒に管理しにくいです。
履歴書の作成・提出で気をつけたいことは、次の3つです。
- 履歴書は市販のものと、パソコン作成のどちらでも良いが、市販の手書きが良い場合がある
- パソコンで作る場合は2枚に分けても問題ない
- 履歴書の郵送するさいの封筒は定形外の角形2号とする
以上、履歴書のサイズはB5ではだめなのかなどについて解説しました。
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もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。
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