【転職】履歴書は退職と退社どっちが正しい?|人事が解説
履歴書の職歴を書くとき、
「退職」と「退社」のどちらを使うべきか迷っていませんか?
結論から言うと、履歴書では「退職」と書くのが正解です。
しかし、「なぜ退社ではダメなのか」「アルバイトの場合は?」
「在職中はどう書く?」など、細かいルールまで理解している人は
意外と少ないものです。
実は人事の現場では、このような表記の違いからビジネスマナーや基礎力が
判断されることもあります。
この記事では、転職活動中の方に向けて以下をわかりやすく解説します。
- 退職と退社の違い
- 履歴書での正しい書き方
- ケース別の具体例
- よくある失敗例と注意点
この記事を読めば、「退職」と「退社」で迷うことはなくなります。
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履歴書は退職と退社どっちが正しい?
- 結論|履歴書は「退職」が正解
履歴書の職歴欄では、「退職」を使うのが一般的で正しい書き方です。
- 理由|退社は意味が曖昧だから
「退社」には2つの意味があります。
- 会社を辞める
- その日の仕事を終えて会社を出る
一方、「退職」は「仕事を辞める」という意味しかありません。
つまり、履歴書のように正確性が求められる書類では、
意味が一つに限定される「退職」が適切なのです。 - 人事が評価で見ているポイント
採用担当者は、履歴書の細部から以下を見ています。
- ビジネスマナーの理解度
- 書類作成の丁寧さ
- 読み手への配慮
「退社」としても即不採用にはなりませんが、
“細かい部分が雑な人”という印象を与える可能性があります。
退職と退社の違いをわかりやすく解説
- 退職の意味と使い方
「退職」とは、職を退く=仕事を辞めることを意味します。
シンプルで誤解のない表現であり、
履歴書などの正式な書類に適しています。主な特徴は以下の通りです。
- 会社だけでなく、官公庁や学校などでも使える
- 意味が一つに限定されているため誤解がない
- 公的・正式な場面で使われる言葉
このように、「退職」は誰が見ても意味が明確なため、
履歴書や公的書類では最も適した表現といえます。 - 退社の意味は2つある
一方、「退社」には意味が2つあります。
- 会社を辞める
- その日の業務を終えて会社を出る
このように、「退社」は文脈によって意味が変わる言葉です。
日常会話や社内でのやり取りでは問題ありませんが、
書類上では意味が曖昧になりやすい点に注意が必要です。 - 人事視点の本音
例えば履歴書に「退社」とだけ記入されていた場合、
採用担当者に余計な違和感を与える可能性があります。人事の本音としては、
- 「退社」→ わかるけど少し雑な印象
- 「退職」→ 基本ができている安心感
特に応募者が多い場合は、
こうした細かい差の積み重ねで評価が分かれることもあります。履歴書は限られた情報で判断されるため、
読み手に余計な解釈をさせないことが重要です。そのため、意味が一つに限定される「退職」を使うことで、
誤解を防ぎ、正確に意図を伝えることができます。
履歴書の正しい書き方【ケース別】
履歴書の職歴は、状況によって書き方が少し変わります。
ここでは、よくあるケースごとに正しい書き方を整理します。
- 正社員の場合の書き方
まずは、最も基本となる書き方です。
正社員として勤務していた場合は、
シンプルに「入社」と「退職」を記載します。- 書き方例
2022年4月 株式会社○○ 入社
2024年3月 一身上の都合により退職 - ポイント
- 会社名は正式名称で記載する
- 年月は統一した表記にする
シンプルですが、この基本形が最も評価されやすい書き方です。
- 書き方例
- アルバイト・パートの場合
アルバイトやパートの場合も、基本的な考え方は同じです。
迷う人が多いですが、「退職」で統一するのが無難です。- 書き方例
2023年4月 株式会社○○ 入社(アルバイト・パート)
2024年3月 一身上の都合により退職 - 注意点
- 履歴書全体で表記を統一する
- 正社員とアルバイト・パートで書き方を変えない
- アルバイト・パートであることを明記する
人事の視点では、表記が揃っている履歴書ほど丁寧な印象になります。
- 書き方例
- 在職中・退職予定の場合
現在も働いている場合は、「退職」ではなく「現在に至る」を使います。
退職予定がある場合は、補足として記載します。- 書き方例(退職日が決まっている場合)
2022年4月 株式会社○○ 入社
現在に至る(2026年6月30日 退職予定) - 注意点
- 退職日が確定している場合のみ書く
- 未確定の場合は「現在に至る」のみでOK
- 在籍する会社に未報告の場合は記載しない
無理に「退職予定」を記入すると、
トラブルや印象低下につながる可能性があります。
- 書き方例(退職日が決まっている場合)
- 官公庁・学校の場合
会社以外で働いていた場合は、「退社」は使いません。
この場合は、「退職」で統一します。- 書き方例
2020年4月 ○○市役所 入庁
2025年3月 一身上の都合により退職 - ポイント
- 「入社」ではなく官公庁は「入庁」「入省」、
学校は「入職」を使う - 終了時は「退職」で統一する
官公庁や学校では、「退社」は不適切なため注意が必要です。
- 「入社」ではなく官公庁は「入庁」「入省」、
- 書き方例
履歴書でよくある失敗例と注意点
履歴書の職歴欄では、
大きなミスだけでなく、細かい表記の違いも評価に影響することがあります。
ここでは、人事の現場で実際によく見られる失敗例をわかりやすく解説します。
- 退職と退社が混在している
職歴ごとに表現がバラバラになっているケースです。
- NG例
A社 退職
B社 退社このように表記が統一されていないと、
「細かい部分に気を配れていない」という印象を与えます。 - ポイント
- 履歴書全体で表現を統一する
- 基本は「退職」に揃える
- NG例
- 「退社」を履歴書で使用している
「退社」でも意味は通じますが、履歴書ではやや不向きです。
- 理由
- 「帰宅」の意味にも取れる
- 曖昧な表現に見える
NGではないものの、あえて使うメリットはありません。
- 対策
- 「退職」に統一するのが無難
- 理由
- 在職中なのに「退職」と記入してしまう
まだ働いているにもかかわらず、「退職」と記入してしまうミスです。
- リスク
- 事実と異なる内容になる
- 信頼性を疑われる可能性がある
場合によっては選考に大きく影響します。
- 正しい書き方
- 「現在に至る」を使用
- 退職予定があれば補足で記載
- リスク
- 「離職」と記入してしまう
「離職」はハローワークなどで使われる用語ですが、
履歴書には適していません。- 理由
- 一般的な履歴書表現ではない
- やや事務的・専門的すぎる
採用担当者に違和感を与える可能性があります。
- 対策
- 「退職」を使用する
- 理由
- 表記ゆれがある
履歴書全体の書き方に統一感がないケースも注意が必要です。
- よくある例
- 株式会社の表記がバラバラ((株)など)
- 年月の書き方が統一されていない
- 全角・半角が混在している
一つひとつは小さな違いですが、
積み重なると「仕事が雑」「確認不足」という印象につながります。
- よくある例
履歴書以外での退職と退社の使い分け
「退職」と「退社」は、履歴書だけでなく日常のビジネスシーンでも使われます。
場面によって意味が変わるため、正しく使い分けることが重要です。
- 退職挨拶での使い方
退職の挨拶では、「退職」と「退社」はどちらを使っても問題ありません。
前後の文脈から「会社を辞める」という意味が伝わるためです。- よく使われる表現
- 「このたび退職することになりました」
- 「今月末で退社いたします」
どちらの表現でも自然で、ビジネスマナーとして問題はありません。
- よく使われる表現
- 退社(業務終了)の正しい使い方
「退社」は、本来「その日の業務を終えて会社を出る」
という意味でも使われます。例えば、次のような場面です。
- 「本日は退社しました」
- 「先ほど退社しております」
この場合は、仕事が終わって帰宅したことを示す表現になります。
- 電話対応での注意点
電話応対では、「退社」という言葉が誤解を生むことがあります。
特に、相手が社外の人の場合は注意が必要です。- NG例(誤解を招く)
- 「退社しました」
これだけだと、
「すでに退職したのでは?」と誤解される可能性があります。 - OK例(誤解を防ぐ言い方)
- 「本日は退社しております」
- 「本日は失礼させていただきました」
「本日は」をつけることで、
**“今日の業務が終了しただけ”と明確に伝わります。**
- NG例(誤解を招く)
人事が教える評価される履歴書のコツ
履歴書は、自分をアピールする書類ですが、
実際の選考では「加点」よりも減点されないことが重要です。
そのため、基本を押さえた丁寧な書き方が評価につながります。
- 減点されない書き方が重要
履歴書は、特別に目立つ内容を書くよりも、
ミスを防ぐことが最優先です。人事の現場では、次のように判断されることが多いです。
- 正しく書けている → プラス評価にはなりにくい
- 不自然な点がある → 小さく減点される
つまり、履歴書では
**「普通に正しく書けていること」が評価の前提**になります。 - 読みやすさと統一感
評価される履歴書には、共通した特徴があります。
それは、読みやすく、統一感があることです。具体的には、以下のポイントが重要です。
- 用語が統一されている(例:退職で揃える)
- 行間や配置が整っている
- 年月の表記が統一されている
- 誤解を生まないシンプルな表現
こうした基本が整っていると、
**「丁寧に仕事ができる人」という印象につながります。** - 細部で差がつく理由
人事は、限られた時間で多くの履歴書を確認しています。
そのため、一つひとつをじっくり読むというよりも、
全体の印象で判断されることが多いのが実情です。特に、以下のようなポイントは目に留まりやすくなります。
- 表記のブレや違和感
- 読みにくいレイアウト
- 細かいミスの積み重ね
こうした要素があると、
**「確認不足」「仕事が雑」という印象につながる可能性があります。**一方で、
- 表記が統一されている
- スムーズに読める
- 内容がシンプルで明確
このような履歴書は、
**「安心して仕事を任せられそう」という評価につながります。**
よくある質問(Q&A)
履歴書の「退職」と「退社」に関しては、
細かい疑問を持つ人が多いポイントです。
ここでは、実務でよくある質問をまとめて解説します。
Q1. 退職と退社はどちらでもいい?
A1. 意味は近いですが、履歴書では「退職」が一般的で安全です。
「退社」は意味が曖昧なため、評価を安定させるなら避けるのが無難です。
Q2. アルバイトは退社でもいい?
A2. 使用しても問題ありませんが、「退職」に統一する方が印象は良くなります。
理由
- 履歴書全体の統一感が出る
- 正社員との表記差がなくなる
Q3. 退職予定は必ず記載すべき?
A3. いいえ。退職日が確定している場合のみ記載します。
記載すべきケース
- 退職日が正式に決まっている
- 入社時期を明確にしたい
記載しない方がいいケース
- 未確定
- 会社に未報告
Q4. 「一身上の都合」は必要?
A4. 必須ではありませんが、記載すると丁寧な印象になります。
使い分けの目安
- 自己都合退職 → 記載すると無難
- 会社都合退職 → 理由を簡潔に書くこともある
Q5. 派遣社員の書き方は?
A5. 派遣元と派遣先を分けて記載するのが基本です。
例
2023年4月 株式会社○○に登録
△△株式会社に派遣社員として就業
2024年3月 派遣期間満了につき退職
どこに所属していたかを明確にすることが重要です。
Q6. 退職理由は履歴書に記載すべき?
A6. 基本的には不要です。
詳しい理由は職務経歴書や面接で説明するのが一般的です。
Q7. 「自己都合退職」と記載すべき?
A7. 記載しても問題ありませんが、必須ではありません。
判断基準
- 書く → 丁寧・誤解防止
- 書かない → シンプルで見やすい
迷ったら記載しなくてもOKです。
Q8. 短期間で退職した場合はどう書く?
A8. 事実はそのまま記入しますが、簡潔にまとめることが重要です。
ポイント
- 嘘は書かない
- 詳細な理由は書かない
- 面接で説明できるようにする
Q9. ブランク期間はどう扱う?
A9. 履歴書では無理に記載しなくても問題ありません。
ただし、
- 長期間(半年以上)の空白
- 転職回数が多い場合
面接で説明できるよう準備しておきましょう。
Q10. 「現在に至る」は必ず書く?
A10. 在職中の場合は必ず書きます。
ポイント
- 最新の状況を明確にするため
- 採用担当者が状況を判断しやすくなる
Q11. 「退社」を使うと不採用になりますか?
A11. それだけで不採用になることはありません。
ただし、
- 小さな違和感になる
- 他の候補者との差で不利になる可能性
積み重なると評価に影響することがあります。
Q12. 複数社の表記はどう統一すべき?
A12. 次のように統一すると見やすくなります。
- すべて「退職」で統一
- 年月の形式を揃える
統一感=読みやすさ=評価につながります。
まとめ|履歴書は退職で統一が正解
最後にポイントを整理します。
- 履歴書では「退職」が正解
- 退社は意味が曖昧で誤解されやすい
- アルバイトも退職で統一が無難
- 在職中は「現在に至る+退職予定」
- 人事は細部から基礎力を見ている
転職活動では、履歴書の正確さが第一印象を左右します。
「退職」と「退社」の違いを正しく理解し、
減点されない履歴書を作成しましょう。
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