【就活・転職】内定辞退後に再応募したい人へのアドバイス!
就活や転職の活動で、さまざまな理由により内定辞退した会社に再応募したい人がいます。
内定辞退の会社に再応募することは勇気がいることで、躊躇する気持ちもあると思います。
果たして内定辞退した会社に再応募はできるのでしょうか?
内定辞退した会社に、再応募の申し込みをするときに注意したいことは何でしょうか?
再応募が許されたとき面接で心がけたいことも知りたいものです。
本ブログは、内定辞退の会社に再応募したい人へ筆者がアドバイスします。
なお、本ブログは「内定辞退」と表現していますが、厳密に表現すると就活については「内々定辞退」を想定しています。
就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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内定辞退は会社に迷惑がかかる行為
就活や転職の活動では複数の応募先に同時に内定したときなど、内定辞退して志望度の高い応募先に入社することがごく普通に行われています。
ですが、内定辞退すると、採用計画人数に欠員が生じること、採用にかけるコストがムダになってしまうことなど、相手に迷惑のかかる行為であることを理解してください。
内定辞退の取り下げはできるか
再応募を考える前に、「内定辞退」の取り下げはできるでしょうか。
「内定辞退を取り下げたい」と申し出ても受け入れられる可能性は非常に低いと考えてください。
内定辞退することで応募先に迷惑がかかっており、印象は良くありません。本人の代わりに他の応募者を既に採用しているかも知れません。
それでも「内定辞退を取り下げたい」と申し出て、受け入れられる可能性はゼロではありませんから、やってみる価値はあります。その場合は、「内定辞退」を申し出た後、できる限り早く行動を起こしてください。
ダメなら再応募を考えましょう。
内定辞退して再応募は可能か
それでは、一度内定辞退した会社に再応募することは可能なのか探ってみます。
- 内定辞退した人は再応募できるか、については会社の規定による
内定辞退した人を含めて過去に応募した人の再応募を受け付けるかについては、会社の規定によります。
再応募する人がほとんどいないために規定のないことが多いですが、再応募できない規定のある場合や、一定期間内の再応募ができない規定のある場合があります。
再応募についての規定がある場合は、募集要項に載せていることが多いです。
また、再応募についての規定がなくても、内定を辞退した人の再応募を制限することがあります。
以上のように再応募できるか、できないかは会社の考え方によります。
- 内定辞退した人の再応募について規定がない場合は、再応募の可否の確認をする
内定辞退した人を含めて過去に応募した人の再応募について特に規定が募集要項に明示されていない場合は、再応募できるか確認してください。
(ただし、募集要項に再応募可と明示されている場合も、後述のように採用担当者に再応募の希望を伝えることが望ましいです)
就活で採用計画人数に達していない場合は、既に内定を得ており、人物もわかっていることから再応募が可能かも知れません。
また、転職の場合は募集職種の採用予定人数が少ないため、既に採用予定人数に達している可能性もありますが、未だ中途採用の募集がなされていれば再応募できるかも知れません。
再応募を申し込むときのステップ
それでは、内定辞退した後で再応募を申し込むときのステップを説明します。
- 再応募したい会社が、内定辞退した職種を募集しているかチェックする
ホームページの採用情報などで同じ職種を変わらず募集しているかチェックしましょう。
このとき募集要項にある業務内容、応募要件、募集人数などの選考基準に変更がないか再応募できるかを確認してください。
- 人事の採用担当者に、再応募の希望をメールで伝える
再応募の希望は、採用担当者にいきなり電話するのではなく、メールにより伝えましょう。
採用担当者に対して電話によって再応募の希望を伝えることは、次のような理由により好ましくありません。
- 採用担当者が多忙なこともあり、席にいないことが多い。
- 電話では、採用担当者と内定辞退や再応募の理由をじっくり話すことができない。
このため内定辞退のマイナスイメージもあり、「再応募不可」を伝えられる可能性が高い。
メールであれば、自分の気持ちを的確に伝えることができ、採用担当者も時間に余裕があるときメールの内容をしっかり読むことができます。
- メールで再応募の希望を伝えるときは、①内定辞退の謝罪、②内定辞退の理由、③再応募したい理由、④就職への熱意を織り込む
- 内定辞退の理由にかかわらず、内定を辞退したことで会社に迷惑をかけており、本人の印象は良くありません。そこでまずは内定辞退の謝罪をすることが大切です。
せっかく内定をいただいたのに、期待を裏切ったことをきちんと謝罪することから始めましょう。
- 続いて内定を辞退した理由を説明してください。辞退の理由は「一身上の理由」といったような抽象的なものではなく、正直に本当の理由を伝えましょう。
先に内定が出た会社があったためとか、採用担当者の熱心な働きかけがあり内定を断れなかったというような理由です。
メールではそれ以上の深い理由を書く必要はありませんが、その後、再応募が可能となったとき面接などでなぜそちらの会社を選択したのか深く訊かれることと思いますので、答えを準備してください。
- 次に、再応募したい理由を説明してください。
このときは、①就活では内定先、転職活動では会社を辞める理由、②再応募したい理由の順に説明するといいです。
就活でいえば、「内定を得た会社をその後自分なりに調べたところ、働き方が自分の想定したものと違っていた」というような、当初の想定した会社ではなかったこと、「今になってやはり貴社は○○〇の点で魅力があり、入社することが最良の選択であることがわかった」といった説明です。
転職でいえば、「入社後の待遇や、働き方が自分の想定したものと違っていた」というような、当初の想定した会社ではなかったこと、「今になってやはり貴社は○○〇の点で魅力があり、入社することが最良の選択であることがわかった」といった説明です。
このとき、再応募先の何が自分にとって魅力なのかについて明確に答えることが必要です。
- 最後に入社への熱意を示してください。
一度選考試験をクリアしており、能力やスキル、人となりは再応募先も理解しています。
採用担当者が改めて会ってみたいと思わせるためには入社したい熱意を示してください。
加えて、入社後に貢献できる能力、スキルなどを具体的に説明することです。
- 内定辞退の理由にかかわらず、内定を辞退したことで会社に迷惑をかけており、本人の印象は良くありません。そこでまずは内定辞退の謝罪をすることが大切です。
- 再応募が許されたときは採用担当者に、電話で感謝の気持ちを伝える
再応募が許されたときは採用担当者に、メールでの返信とともに、電話で直接感謝の気持ちを伝えてください。
採用担当者に好印象を持ってもらうことは、後々の選考試験においてもプラスとなります。
再応募が許されたとき面接で心がけたいこと
再応募が許されたとき、会社によっては筆記試験を免除することはありますが、面接は必ず行われます。
一度面接を受けたといっても安心してはいけません。たとえ面接官が同じであっても同じ質問をするとは限りません。
むしろ異なる角度から質問されることを覚悟してください。
- 内定辞退の理由と再応募した理由を答えられるように準備する
面接では、内定辞退の理由と再応募した理由が中心となります。
「どうして内定を辞退したのか」「内定辞退した会社をなぜ再応募するのか」を深掘りされますので、メールで書きつづった内容を事前に読み返してください。
加えて、さらに突っ込んだ質問がなされますから、対応できるように準備しましょう。
これらの質問に面接官が納得できる回答をしないと、同じ理由で再び辞退や、退職するかも知れないと思われてしまい、不採用となってしまいます。
- 前回の面接と同じ質問をされたとき、同じ答えを言わない
2回目の面接ではたとえ面接官が違っても、同じ質問に同じ内容の回答を言わないでください。
前回の面接での評価を人事が持っています。
面接官も内定を辞退した再応募者として厳しく採点しますから、前回よりレベルの高い回答をしないと採用されることは難しいでしょう。
- 入社への熱意を示す
面接では、内定を辞退したことの後悔や、再応募させてもらえたことの感謝を伝えてください。
そして、入社への熱意を表明しましょう。面接官の「また辞退するのでは」という懸念を払拭するためにも熱意を示すことが大切です。
まとめ
就活や転職の活動では、さまざまな理由により内定辞退した会社に再応募したい人がいます。
内定辞退は採用人数に欠員が生じることや、採用コストにムダが生じることで会社には迷惑のかかる行為であることを理解してください。
一度内定辞退した会社に再応募することが可能かどうかは、会社の規定によります。
内定辞退した人は再応募できるか、会社の規定がない場合は再応募の可否の確認をしてください。
内定を辞退した会社に再応募を申し込むときのステップは次の通りです。
- 再応募したい会社が、内定を辞退した職種を募集しているかチェックする
- 人事の採用担当に、再応募の希望をメールで伝える
- メールで再応募の希望を伝えるときは、①内定辞退の謝罪、②内定辞退の理由、③再応募したい理由、④入社への熱意を織り込む
- 再応募が許されたときは採用担当者に、電話で感謝の気持ちを伝える
再応募が許されたとき面接で心がけたいことは次の内容です。
- 内定辞退の理由と再応募した理由を答えられるように準備する
- 前回の面接と同じ質問をされたとき、同じ答えを言わない
- 入社への熱意を示す
以上、内定辞退の会社に再応募したい人へのアドバイスでした。
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会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
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