【就活・転職】「感動したこと」は面接でこう伝えてみよう!
面接で、「これまでの人生で感動したことは何ですか」とか、「最近感動したことは何ですか」といった質問をされることがあります。
応募者は、想定もしていなかった「感動したこと」を面接で質問されるとどのように答えたら良いのか戸惑ってしまうものです。
それでは、このような「感動したこと」をなぜ面接で聞くのでしょうか。
応募者は「感動したこと」をどのように伝えたら良いのでしょうか。
「感動したこと」を伝えるときに、気をつけたいことも知りたいものです。
本ブログでは、面接で「感動したこと」を聞かれたときの上手な伝え方を解説します。
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「感動したこと」を面接で聞く理由
ここでは、「感動したこと」を面接で質問する理由を探ってみます。
- 「感動したこと」を聞くことで、応募者の人柄を知りたい
「感動したこと」を知ることで、本人の感性がわかり、人柄がわかります。
たとえば、オー・ヘンリーの小説「賢者の贈り物」で、贈り物の行違いはあるもののお互いを思いやる夫婦の気持ちに感動する人は、大切な人を思いやることのできる優しい人、あるいは優しくなりたい人ではないかと想像されるかも知れません。
サッカー選手が、ケガによる長いブランク期間から復活し、最初の試合で得点を挙げたことに感動した人は、コツコツと努力する人、あるいは努力できる人になりたい人ではないかと思われるでしょう。
このように応募者の人柄を知ろうとすることが理由のひとつです。
- 想定していない「感動したこと」を聞くことで、応募者の瞬発力と論理的に説明できる力を知りたい
殆どの応募者は、想定される質問について事前に回答を用意して面接にのぞみます。
ですが、想定外の質問をされたとき、応募者はわずかな時間で回答を用意しなければなりません。
しかも回答は面接官が納得できるものでなければなりません。「感動したこと」を論理的に説明できることが大切です。
まさに瞬発力と論理的に説明できる力が試されるわけです。
ビジネスパーソンになれば、想定外の事態に短い時間で答えを見出し、解決を求められることが多々あります。
ですから、想定外の質問をすることで応募者がそれらの力がどこまであるのか試しています。
- 「感動したこと」から学んだことを知りたい
「○○に感動した」ことのみを面接で話しても面接官から評価されません。
大切なことは「感動したことから本人が学んだこと」です。その学んだことが、応募先企業で働くために役に立つことがあればプラス評価です。
- 面接時間が余ったので聞いてみる
一通りの聞いてみたい質問を終えて、未だ所定時間に余りがあるとき、軽い気持ちで「感動したこと」を聞くことがあります。
この場合は面接を受けた人、全員に質問することはありません。
他の主要な質問と比べて質問の重要度は低いですが、だからといって気を抜いて適当な回答をすることはNGです。
以上の4つが「感動したこと」を面接で質問する理由です。
「感動したこと」をどのように伝えたら良いか
それでは「感動したこと」を面接でどのように伝えたら良いのか説明します。
- 「感動したこと」を探す
- 「感動したこと」は、自分の身の回りに起きた出来事でもかまわない
「感動したこと」を探してみるといっても、日常生活で頻繁に感動したことなどないのが普通です。
ですから、「感動したこと」といったような大げさなものでなくても、「幸せな気分になれたこと」「思い出に残ったこと」「素晴らしいと感じたこと」などの言葉に置き換えて考えてみても良いです。
また、「感動したこと」は、誰でも知っているような歴史や社会的出来事といった有名な話でもかまいませんが、自分の身の回りに起きた出来事でも問題ありません。
もし、自分の身の回りに起きた出来事なら、あまり昔の話でないほうが良いかもしれません。
いずれにせよ、面接官にとっては、「感動したこと」の「こと」は何でも良いのです。
素材をいくつか書き出してみてください。
- 売り込みたい人柄を想定させる「感動したこと」を探す
上記のように、「感動したこと」を面接で聞く理由のひとつに、応募者の人柄を知りたいことがありました。
自分はこのような人間だと売り込みたい人柄を思い浮かべてください。
- 「感動したこと」は、自分の身の回りに起きた出来事でもかまわない
- なぜ感動したのか、理由をまとめる
同じ出来事でも人によって感動する視点が異なることもありえますので、なぜ感動するかに人柄が表れます。
感動した理由から人柄を垣間見ることができるものが望ましいです。
- 感動した内容を具体的に説明できるようにする
感動した内容は抽象的なものではなく、具体的にわかりやすく説明してください。
感動したことが自分の周りに起きた出来事なら、そのシーンが想像できるように説明してください。
自分と直接関係のない歴史上の出来事や、ニュースなどならば、その説明と、自分がその場に置かれた時の感想を加えると現実味がでてきます。
- 「感動したこと」で学んだことと、それをどのように活かすかを説明できるようにする
面接官が一番注目している内容です。
「感動したこと」で自分が学んだことと、それを今後どのように活かしたいのか伝えてください。
応募した企業で、学んだことを活かせることができるように説明することがポイントです。
- 「感動したこと」をストーリー化する
以上を踏まえて、次のようなステップでストーリー化しましょう。
ステップ1:「感動したこと」は何かを答える
ステップ2:なぜ感動したかを説明する
ステップ3:感動した内容を具体的に説明する
ステップ4:「感動したこと」で学んだことと、それをどのように活かしていきたいかを説明する
以上を考慮して、面接で上手に伝えてください。
「感動したこと」を伝えるとき気をつけたいこと
「感動したこと」を答えるとき以下のような気をつけたいことがあります。
- 「最近感動したこと」については、最近のニュースや自分に関係した出来事に限る
「感動したこと」についての質問は、「人生のなかで一番感動したことは何ですか」や「最近感動したことは何ですか」のようなかたちで質問することがあります。
「人生のなかで一番感動したことは」は、自分に直接関係のない出来事でも、関係した出来事でも何でも構いません。
ですが、「最近感動したこと」については、最近のニュースや自分に関係した出来事に限ってください。
誰でも知っている有名な逸話や歴史上の出来事など、自分に直接関係のないことは、「それを最近になって知ったのか」と知識不足を指摘されるかも知れません。
- 「感動したこと」について、嘘をつかない
自分に関係したことでは、作り話や嘘をつくことができますが、決してそのようなことをしないでください。
実際にあった話と作り話は迫力が違いますし、面接官から深掘りされたらすぐに嘘がばれてしまいます。
「感動したこと」がどうしても見つからない場合
面接で「感動したこと」を聞かれたとき、「感動したことはありません」は、NGです。
どうしても見つからない場合は、上記にあるように「幸せな気分になれたこと」「思い出に残ったこと」「素晴らしいと感じたこと」「たいしたものだと思ったこと」などの言葉に置き換えて今一度考えてください。
日常の些細なことでも一向にかまいません。ぜひ探して面接に備えてください。
まとめ
面接では、「これまでの人生で感動したことは何ですか」とか、「最近感動したことは何ですか」といった質問がなされることがありますが、それらを聞かれたときの答え方を考えてみました。
会社が「感動したこと」を面接で聞く理由は、次の4つです。
- 応募者の人柄を知りたい
- 応募者の瞬発力と論理的に説明できる力を知りたい
- 「感動したこと」から学んだことを知りたい
- 面接時間が余ったので聞いてみる
「感動したこと」を面接で伝えるためには、以下の順でまとめます。
- 「感動したこと」を探す
- なぜ感動したのか、理由をまとめる
- 感動した内容を具体的に説明できるようにする
- 「感動したこと」で学んだことと、それをどのように活かすかを説明できるようにする
- 「感動したこと」をストーリー化する
「感動したこと」を答えるときに気をつけたいことは次の2つです。
- 「最近感動したこと」については、最近のニュースや自分に関係した出来事に限る
- 「感動したこと」について、嘘をつかない
面接で「感動したこと」を聞かれたとき、「感動したことはありません」は、NGです。
以上、面接で「感動したこと」を聞かれたときの上手な伝え方を解説しました。
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