【就活・転職】履歴書で「貴社の規定に従います」は正解?

2026.02.08 更新
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履歴書の「本人希望記入欄」。

就活や転職が初めての方ほど、

  • 何を書けばいいかわからない
  • 空欄はNG?
  • 「貴社の規定に従います」でいいの?

と悩みがちです。

結論から言うと、本人希望が特にない場合、「貴社の規定に従います」は正しい書き方です。

ただし、人事として数千枚の履歴書を見てきた立場から言うと、
書き方次第で「好印象」にも「マイナス評価」にもなります。

この記事では、

  • 「貴社の規定に従います」の正しい意味
  • 人事が実際に見ているポイント
  • よくある失敗例
  • 本人希望欄に記入すべきケース
  • 就活・転職それぞれの注意点

まで、実務視点でわかりやすく解説します。

就活や転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 結論:履歴書で「貴社の規定に従います」は“正解”
  2. なぜ本人希望記入欄があるのか【人事の本音】
  3. 「貴社の規定に従います」の意味とは
  4. 「貴社の規定に従います」を書くときの注意点
  5. 人事が実際に見た“失敗例”
  6. 本人希望欄に“書いた方がいい”ケース
  7. 就活と転職で違うポイント
  8. よくある質問(Q&A)
  9. まとめ

結論:履歴書で「貴社の規定に従います」は“正解”

まず結論です。

本人希望が特にない場合は、「貴社の規定に従います」
と記入するのがベストです。

「なし」「特になし」「空欄」は避けましょう。
人事側は以下のように受け取ります。

  • 空欄 → 記入漏れ?
  • 「なし」→ ビジネスマナー不足
  • 「特になし」→ 雑な印象

一方、「貴社の規定に従います」は、

  • 条件面で柔軟
  • 会社のルールを尊重できる
  • 協調性がある

というポジティブ評価につながります。

なぜ本人希望記入欄があるのか【人事の本音】

  1. 本人希望欄の本当の目的

    本人希望欄は「わがままを記入すべき欄」ではありません。

    人事が見ているのは、

    • 募集条件とズレていないか
    • 入社後トラブルにならないか
    • 配属や勤務が現実的か

    この3点です。

    つまり、ミスマッチ防止のための欄なのです。

  2. 給与や残業時間を記入すると落ちやすい理由

    実務上、次のような記載は書類落ちになりやすいです。

    • 年収500万円以上希望
    • 残業は月10時間以内
    • フルリモート希望

    理由はシンプル。募集要項と合わないからです。

    「希望が叶えばラッキー」程度でも、書いた瞬間に“不採用候補”になります。

    条件交渉は内定後が鉄則です。

「貴社の規定に従います」の意味とは

「貴社の規定に従います」には、主に次の2つの意味があります。

  1. 入社条件について特に希望がない

    給与・勤務地・勤務時間などについて、「会社が決めている条件で大丈夫です」
    という意味です。

    つまり、「条件面はお任せします。」という姿勢を表しています。

  2. 会社のルールを守って働く意思がある

    もう一つは、「御社の決まりに従って働きます。」
    という意思表示です。

    人事担当者から見ると、

    • 協調性がありそう
    • 柔軟に対応してくれそう
    • 入社後もトラブルが少なそう

    と感じられ、好印象につながりやすい表現です。

    かんたんに言うと…
    「貴社の規定に従います」は、

    • 条件にこだわりません
    • 会社のルールを大切にします

    この2つを同時に伝えられる、とても便利な言葉です。

    だから、本人希望が特にない場合は、安心して使ってOKです。

「貴社の規定に従います」を書くときの注意点

  1. 提出先によって「貴社」を変える

    「貴社の規定に従います」は、会社に出す履歴書の場合だけ使える表現です。

    会社以外に提出する場合は、「貴社」の部分を次のように変えましょう。

    • 銀行 → 貴行
    • 学校 → 貴校
    • 病院 → 貴院
    • 市役所 → 貴所
    • 国や役所 → 貴省・貴庁

    たとえば病院に応募するなら、

    NG : 貴社の規定に従います
    OK : 貴院の規定に従います

    になります。

    ここを間違える人は意外と多く、「基本的なビジネスマナーができていない」
    と見られることもあるので要注意です。

  2. 「準じます」でも大丈夫?

    「貴社の規定に準じます」と書いても意味はほぼ同じです。

    ただし、履歴書では「貴社の規定に従います」のほうが一般的で、無難です。

    迷ったら、必ず「貴社の規定に従います」を使いましょう。

人事が実際に見た“失敗例”

ここからは、私が採用担当として実際に見てきたよくあるNG例を紹介します。
知らずに記入している人がとても多いので要注意です。

  • 失敗例①:希望を記入しすぎている

    次のように希望をたくさん並べてしまうケースです。

    • 勤務地は東京のみ
    • 残業できません
    • 給与は○万円以上希望
    • 時短勤務希望

    このように条件が4つも並ぶと、人事はこう思います。

    「会社より自分の都合を優先している人だな」
    「配属や調整が難しそう」

    結果、書類選考で落とされやすくなります。

    本人希望欄は「要望を書く場所」ではなく、
    最低限どうしても必要なことだけを記入する欄です。

  • 失敗例②:理由を記入していない

    よくあるのが、「東京勤務希望」だけ書いてあるケース。

    理由を記入していないと、人事は「ただのワガママかな?」
    と受け取ってしまいます。

    もし勤務地などを希望するなら、

    • 親の介護のため東京勤務を希望します
    • 配偶者の勤務地の関係で東京勤務を希望します

    のように、必ず理由を添えましょう。

  • 失敗例③:「相談可能です」とだけ記入する

    一見やさしそうな表現ですが、「勤務条件は相談可能です」とだけ書かれていると、
    人事は正直こう思います。

    「結局、何が希望なの?」
    「確認しないと判断できない…」

    つまり、情報不足で扱いづらい応募者になってしまいます。

    希望がないなら、「貴社の規定に従います」とはっきり書いた方が、
    ずっと好印象です。

本人希望欄に“書いた方がいい”ケース

基本は「貴社の規定に従います」でOKですが、
どうしても伝えておく必要がある場合だけ、本人希望欄に記入します。

ポイントはこの3つです。

  • 最低限にしぼる
  • 必ず理由を書く
  • やわらかい言い方にする
  1. 職種を選びたいとき

    募集職種が複数ある場合は、希望する職種を記入します。

    例:経理職を希望します。

    ※募集要項に書かれている職種名と同じ表現を使いましょう。

  2. 勤務地に制限があるとき

    家庭の事情などで勤務地を選ばなければならない場合です。

    例:配偶者の勤務先の関係上、東京・埼玉での勤務を希望します。

    必ず「理由」も一緒に記入します。

    理由がないと、ただの希望に見えてしまいます。

  3. 勤務時間に制限があるとき

    保育園の送迎や介護などで時間に制限がある場合です。

    例:申し訳ありませんが、保育園の迎えのため18時退社を希望します。

    「申し訳ありませんが」などの一言を入れると印象が良くなります。

  4. 健康上の配慮が必要なとき

    通院などがある場合は、仕事に支障がないことも伝えましょう。

    例:業務に支障はありませんが、月1回の通院のため半休を希望します。

  5. 企業からの連絡可能時間

    在職中などで電話に出られない時間がある場合です。

    例:在職中のため9〜18時は電話対応不可です。(12〜13時は可能です)

  6. 入社できる日が決まっているとき

    転職の場合は特に書いておくと親切です。

    例:◯年◯月◯日より就業可能です。

就活と転職で違うポイント

本人希望欄は、就活か転職かで書き方が少し変わります。

  1. 就活の場合

    基本はこれだけでOKです。

    「貴社の規定に従います」

    新卒採用では、

    • 勤務地
    • 給与
    • 勤務時間

    などは会社側が決めることがほとんどです。

    そのため、特別な事情がなければ
    余計なことは記入せず「貴社の規定に従います」だけで十分です。

  2. 転職の場合

    転職では、次の2つだけ書く人が多いです。

    • 入社できる日
    • 勤務地の制限(ある場合のみ)

    例:

    • ◯年◯月◯日より就業可能です。
    • 配偶者の勤務先の関係で東京勤務を希望します。

    それ以外の

    • 給与
    • 残業
    • 働き方

    などの条件は、面接や内定後に話せば問題ありません。

    履歴書の段階で細かく記入すると、書類選考で不利になることもあります。

以上をまとめると

就活 → 原則「貴社の規定に従います」だけ
転職 → 入社日や勤務地など“必要最低限”だけ

これを覚えておけば大丈夫です。

よくある質問(Q&A)

Q1. 本人希望欄は空欄でもいいですか?

A1. いいえ。空欄はNGです。人事からは「記入漏れ」と思われる可能性があります。希望がない場合は、必ず「貴社の規定に従います」と記入しましょう。

Q2. 「特になし」と書いても大丈夫ですか?

A2. おすすめしません。「特になし」はカジュアルすぎて、ビジネスマナー的に弱い印象になります。必ず「貴社の規定に従います」を使いましょう。

Q3. パート・アルバイトでも使えますか?

A3. はい、使えます。むしろ「柔軟に働けそう」という印象になり、好印象です。

Q4. 希望が複数ある場合はどうすればいい?

A4. 最大でも2つまでにしましょう。また、必ず理由も一緒に記入します。

例:配偶者の勤務先の関係で、東京勤務を希望します。

Q5. 手書きとパソコン作成で書き方は変わりますか?

A5. 変わりません。内容は同じでOKです。

Q6. 在職中でも「貴社の規定に従います」と書いていい?

A6. 問題ありません。ただし、入社可能日だけは書いておくと親切です。

例:◯年◯月◯日より就業可能です。

Q7. 勤務地や時間に制限がある場合も「貴社の規定に従います」でいい?

A7. その場合は、制限内容を記入したほうが安全です。あとから伝えると「最初に言ってほしかった」となりやすいからです。

Q8. 健康面のことは必ず記入すべき?

A8. 仕事に影響が出る可能性がある場合のみ書きます。

その際は、

  • 業務に支障がないこと
  • 必要な配慮だけ

を簡潔に伝えましょう。

Q9. 給与の希望は記入してもいい?

A9. 基本は書かない方が良いです。履歴書で給与希望を記入すると、「条件重視の人」という印象になり、書類落ちの原因になります。給与の話は内定後で大丈夫です。

Q10. 「相談の上決定」と記入してもいい?

A10. あまりおすすめしません。人事側は、「結局何が希望なのかわからない」と困ってしまいます。希望がないなら「貴社の規定に従います」とハッキリ書きましょう。

まとめ

履歴書の本人希望欄で迷ったら、基本はこれ。

「貴社の規定に従います」

これは、

  • 条件面で柔軟
  • 会社を尊重している
  • 社会人としての常識がある

という評価につながります。

どうしても必要な希望がある場合のみ、

  • 最小限
  • 理由つき
  • 謙虚な表現

この3点を守って記入しましょう。

履歴書は「自己主張の場」ではなく、企業との最初の信頼づくりの書類です。

ここを押さえるだけで、書類通過率は確実に上がります。

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