【就活】履歴書で語学留学を評価される書き方|人事が解説
就活において「語学留学」の経験をどう履歴書に記入すべきか、書き方に悩む学生は少なくありません。
せっかく時間とお金をかけて語学留学をしたのに、書き方を間違えると評価されない、
場合によってはマイナスになることもあります。
本記事では、人事の立場から
- 履歴書に語学留学は記入していいのか
- 履歴書のどの欄に、どう書けば評価されるのか
- 履歴書で語学留学を記入する際の注意点
を中心に、履歴書で語学留学をアピールする書き方をわかりやすく解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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そもそも語学留学とは何か
履歴書で語学留学の書き方を考える前に、
語学留学の位置づけを正しく理解しておく必要があります。
- 語学留学の定義
語学留学とは、語学力向上を目的として、海外の語学学校などで学ぶ留学形態です。
大学や大学院で学位取得を目的とする正規留学とは異なり、
語学留学は研修的な位置づけとなります。語学留学と正規留学は、目的や履歴書での扱いが大きく異なります。
- 語学留学と正規留学の違い
- 語学留学は、英語などの語学力向上を目的として海外の語学学校で学ぶもので、原則として学歴には該当しません。
そのため、履歴書に記載する場合は、学歴欄ではなく、
自己PR欄や特記事項欄などを活用し、書き方に十分な注意が必要です。 - 一方、正規留学は海外の大学や大学院で学位取得を目的として学ぶもので、
日本の大学と同様に学歴として扱われます。そのため、履歴書では学歴欄に正式な教育歴として記載するのが一般的です。
- このように、語学留学と正規留学は履歴書上の位置づけが明確に異なります。
この違いを正しく理解せずに記載すると、
採用担当者に誤解を与えてしまう可能性があるため、
履歴書では留学の種類を正確に書き分けることが重要です。
- 語学留学は、英語などの語学力向上を目的として海外の語学学校で学ぶもので、原則として学歴には該当しません。
語学留学は履歴書に書いても良いのか
結論から言うと、語学留学は条件と書き方を守れば履歴書に記載して問題ありません。
ただし、どの欄に書くかは非常に重要です。
- 原則:語学留学は学歴欄に記入しない
語学留学は正規の教育課程ではないため、原則として履歴書の学歴欄には記載しません。
短期の語学留学を学歴欄に書くと、履歴の水増しと受け取られるリスクがあります。 - 例外:1年以上で大学を休学した場合
次の条件を満たすときは、学歴欄への記載が可能です。
- 語学留学期間が1年以上
- 大学を正式に休学している
語学留学が学歴欄に記載できるのは、語学留学が学歴として評価されるからではありません。
大学を1年以上休学している理由を、履歴書で正確に説明する必要があるためです。
長期間の休学理由を書かないと、企業は空白期間に疑問を持ちます。
そのため、語学力向上という前向きな目的で休学し、
1年以上語学留学をしていた場合に限り、
「語学留学のため休学」として学歴欄への記載が認められています。重要なのは、語学留学を学歴として伝えるのではなく、
休学理由として事実を補足する位置づけで書くことです。
履歴書で語学留学をアピールする書き方【項目別】
- 履歴書の学歴欄の書き方
履歴書の学歴欄に語学留学を記入できるるかどうかは、留学期間と休学の有無で決まります。
- 語学留学が1年未満の場合
語学留学は学歴として扱われないため、学歴欄には書きません。
学歴欄を使うと不自然になり、評価されない可能性があります。アピールしたいときは、自己PR欄や特記事項欄を使います。
- 語学留学が1年以上で、大学を正式に休学していた場合
学歴欄に記載できます。語学留学が学歴になるからではなく、長期間の休学理由を
はっきりさせるためです。学歴欄を使用するときは、次の点が分かるように簡潔にまとめます。
- 留学した期間
- 国名(正式名称)
- 語学学校名
- 語学留学であること
また、「語学留学のため休学」と分かる表現を使い、「入学」「卒業」といった言葉は
使いません。 - 記載例
20XX年4月 ○○大学 経済学部 入学
20XX年4月~20XX年3月
語学力向上を目的として、アメリカ合衆国○○語学学校へ語学留学のため休学
20XX年3月 ○○大学 経済学部 卒業見込み※「入学」「卒業」は使いません。
- 語学留学が1年未満の場合
- 履歴書の資格・免許欄の書き方
語学留学そのものは資格ではありませんが、語学留学の成果は資格・免許欄で示せます。
- 評価されやすい目安
TOEIC Listening&Reading:600点以上
600点未満でも記載は可能ですが、評価は限定的です。
- TOEICの正しい書き方
- 公開テストの場合
20XX年10月
TOEIC Listening&Reading Test 650点取得 - IPテストの場合
20XX年10月
TOEIC Listening&Reading Test IP 650点取得
公開テストかIPテストかが分かる書き方をしてください。
- 公開テストの場合
- 評価されやすい目安
- 履歴書の自己PR欄の書き方
履歴書の自己PR欄で語学留学を伝えるときは、「語学留学をした事実」だけを
書かないことが大切です。人事が見ているポイントは、
- 語学力向上のために何をしたか
- 異文化環境でどのように行動したか
- 課題にどう向き合ったか
ということです。
例えば、
NG:「語学留学で英語力が向上しました」
→それは留学をすれば誰でも言える内容だからOK:「語学力向上のために主体的に行動した経験」
→語学力向上のために自分からどのような工夫や努力をしたのか具体的には、
- 現地で積極的に会話機会を作った
- 授業外でも学習を継続した
- 異文化環境で柔軟に対応した
こうした行動を記入することで、語学力だけでなく、主体性や行動力、環境への適応力も
伝えることができます。このように、自己PR欄では、「語学留学で何を得たか」ではなく、
「語学留学中にどう行動したか」を意識した書き方が、評価される自己PRにつながります。 - 履歴書の志望動機での書き方
志望動機では、語学留学と企業をどう結びつけるかが大切です。
ただ「海外で働きたい」「英語が好きだから語学留学をした」といった理由だけでは、
企業への志望動機としては弱くなってしまいます。評価されやすいケースは、
- 海外展開している企業
- 外国語を使う業務がある企業
そのような企業に対しての書き方のポイントは、
- なぜ語学力を身につけようと考えたのか
- 語学留学で得た経験をどう活かしたいか
まで、記載することです。
語学留学を通じて得た語学力や異文化での経験を、
企業の事業内容や将来の業務と結びつけて説明できれば、
志望動機に具体性が生まれ、採用担当者にも納得感を持ってもらいやすくなります。 - 履歴書の特記事項欄の書き方
履歴書に自己PR欄がない場合や、自己PR欄では語学留学以外の強みを伝えたいときは、特記事項欄を使って語学留学を記入することができます。
特記事項欄は、学歴や資格だけでは伝えきれない補足情報を記入するための欄です。そのため、語学留学の経験を簡潔に伝える目的で使っても問題ありません。
特記事項欄を使用するときは、留学した事実を長く説明する必要はなく、
- どの国で
- どのくらいの期間
- どのような目的で
語学留学をしたのかが分かる程度で十分です。
また、ここでも「留学」ではなく「語学留学」と正確に記載し、正規留学と誤解されないように書き方に注意することが大切です。
このように、特記事項欄は、自己PR欄を補う形で語学留学の経験を伝えたいときに、有効に使える欄だと言えます。
履歴書で語学留学を書く際の注意点
履歴書の語学留学の書き方で、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
- 必ず「語学留学」と明記する
「留学」とだけ書いてしまうと、採用担当者が海外の大学に通う正規留学だと
勘違いする可能性があります。後から語学留学だったと分かると、経歴の書き方が不正確だという印象を与えてしまうため、
最初から「語学留学」と正確に記入する必要があります。 - 「入学」や「卒業」という言葉は使わない
語学留学は大学や大学院のような正規の教育課程ではなく、研修として扱われます。
そのため、「入学」「卒業」といった表現を使うと、実態と異なる経歴だと受け取られるおそれがあります。 - 短期間の語学留学で、語学力を示す客観的な成果がない場合は、無理に書かない
短期留学だけを記入してしまうと、「観光に近いのではないか」と思われ、
評価につながらないことがあります。そのときは、履歴書に記入せず、別の経験を
アピールしたほうが良いケースもあります。このように、語学留学は正確な表現と内容の見極めがとても重要です。
正しく記入すれば評価されますが、書き方を間違えると逆効果になることもあるため、
注意して記載しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. 短期の語学留学でも履歴書に記載できますか?
A1. 学歴欄には記入できませんが、自己PR欄や特記事項欄で内容次第ではアピール可能です。
Q2. TOEIC以外の語学試験でも良いですか?
A2. 問題ありません。TOEFL、IELTS、英検など、客観的に語学力を示せる試験であれば評価されます。
Q3. 語学留学は必ずプラス評価になりますか?
A3. 必ずしもプラスになるとは限りません。留学中に何をしたか、どう成長したかが伝わらない書き方の場合、評価されにくくなります。
Q4. 語学留学を「留学」とだけ書いても問題ありませんか?
A4. おすすめできません。正規留学と誤解される可能性があるため、必ず「語学留学」と明記しましょう。
Q5. 語学留学を学歴欄に記入できるのはどんな場合ですか?
A5. 1年以上の留学で、大学を正式に休学していた場合に限り、休学理由として学歴欄に記載できます。
Q6. 語学学校名は必ず書く必要がありますか?
A6. 学歴欄や特記事項欄に記入する場合は、学校名を記載した方が丁寧で、信頼性も高まります。
Q7. 語学力に自信がなくても書いていいですか?
A7. 問題はありませんが、そのときは**語学力以外の成長(行動力・適応力など)**を中心に伝えることが大切です。
Q8. オンラインの語学留学(海外校のオンライン受講)も書けますか?
A8. 可能ですが、対面留学と同じ評価にはなりにくいため、学習内容や成果を具体的に説明しましょう。
Q9. 語学留学中にアルバイトをしていましたが、伝えてもいいですか?
A9. 問題ありません。現地での就労経験は行動力や適応力のアピールにつながるため、内容次第で高評価になります。
Q10. 語学留学を履歴書に記入しない方がいいケースはありますか?
A10. はい。短期間で成果や学びが説明できない場合は、無理に書かず、他の経験をアピールした方が良いこともあります。
まとめ
履歴書で語学留学をアピールする書き方のポイントは次の通りです。
- 語学留学は原則、学歴欄に記入しない
- 1年以上の休学を伴う場合のみ学歴欄に記載
- 資格・自己PR・志望動機で効果的に使う
- 「語学留学」と正確に記載する
語学留学は、書き方次第で評価にも、評価ゼロにもなる経験です。
履歴書では「何を学び、どう行動し、どう活かすか」を意識して記入しましょう。
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