【就活】履歴書の書き方は在学中、卒業見込み、卒業予定?

2025.11.18 更新
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就活で履歴書を書くとき、最も多い質問が「学歴欄には“在学中”と書くの?それとも“卒業見込み”?“卒業予定”?」です。

実際、履歴書の書き方を間違えると、採用担当者に「卒業できるのか不安」「正式な書類が書けない学生」という印象を与えてしまうことがあります。

この記事では、履歴書で在学中の書き方をどうするか、就活生が迷わずに正しい学歴の書き方を選べるよう、わかりやすく解説します。

あわせて、「卒業見込み証明書」や「成績証明書」など、在学中に必要な書類の扱い方、履歴書作成の注意点も紹介します。

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目次
  1. 在学中の履歴書の書き方で迷う学生が多い理由
  2. 「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」の違いと履歴書での使い方
  3. 在学中の学生が提出すべき履歴書以外の書類
  4. 在学中の履歴書の書き方で注意すべき6つのポイント
  5. 【FAQ】履歴書の在学中の書き方に関するよくある質問
  6. まとめ|履歴書の在学中の書き方は「卒業見込み」が正解!

在学中の履歴書の書き方で迷う学生が多い理由

履歴書の学歴欄はシンプルに見えて、実は多くの学生が迷うポイントです。

特に「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」という3つの表現は似ているため、どれを使えば良いのか混乱しやすいのです。

在学中の学生にとって履歴書は、就活で初めて提出する「社会人としての公式文書」です。

そのため、正しい書き方を理解しないまま提出してしまうケースが目立ちます。

まずは、履歴書の在学中の書き方における3つの言葉の違いをしっかり整理しておきましょう。

「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」の違いと履歴書での使い方

  1. 「在学中」とは?履歴書ではいつ使うのか

    「在学中」とは、文字通り大学や専門学校などに現在在籍している状態を意味します。

    つまり、「まだ卒業までに時間がある」段階を示す言葉です。

    • 履歴書での使い方

      「在学中」は、就職活動(新卒採用)用の履歴書には基本的に使用しません。

      なぜなら、企業は「卒業を前提」に採用活動を行うため、「在学中」と書かれていると「卒業の見込みがあるのか不明」と受け取られるからです。

    • 例外的に使うケース

      アルバイトに応募の履歴書、大学1〜2年生の短期インターンシップ、卒業年度がまだ確定していない学生については、例外的に使用されます。

      【記入例】
      2024年4月 ○○大学経済学部経営学科 入学
      2025年3月 ○○大学経済学部経営学科 在学中

      このように、「在学中」はあくまで「卒業が関係しない活動」のさいに使うのが基本です。

  2. 「卒業見込み」とは?履歴書で最も使われる正しい書き方

    「卒業見込み」は、「必要な単位を取得できる見通しがある」という意味で、履歴書で最もよく使用される表現です。

    就職活動の履歴書には、「卒業見込み」と書くのが正解です。

    使うタイミングは、大学3年生〜4年生の就職活動時期で、卒業に必要な単位が取得済み、または取得見込みである場合です。

    【記入例】
    2022年4月 ○○大学法学部政治学科 入学
    2026年3月 ○○大学法学部政治学科 卒業見込み

    「卒業見込み」は、採用担当者に「卒業が確実である」印象を与えるため、履歴書の書き方として最も信頼性が高い表現です。

    注意点として、単位不足や留年の見込みがある場合は、「卒業見込み」と書くことはできません。その場合は、学内で卒業見込み証明書を発行してもらえないこともあります。

  3. 「卒業予定」は使わないのが無難

    「卒業予定」という表現は、「予定」という言葉のとおり、まだ確定していない印象を与えます。

    そのため、履歴書の書き方としては避けるのが無難です。

    採用担当者からは、「卒業の見通しが不明確」「卒業が遅れる可能性がある」と誤解されることもあります。

在学中の学生が提出すべき履歴書以外の書類

就活中の在学中の学生には、履歴書だけでなく「卒業見込み証明書」や「成績証明書」の提出を求められるケースがあります。

  • 卒業見込み証明書とは?

    卒業見込み証明書とは、大学が正式に「この学生は卒業見込みである」と証明する書類です。

    履歴書の「卒業見込み」の記載を裏付けるために提出します。

    ① 発行条件は大学によって異なります。(最低取得単位が必要)

    ② 発行時期は多くの大学で4年次の5~6月頃となります。

    ③ キャリアセンターまたは教務課で申請します。

    もし卒業見込み証明書の発行が間に合わない場合は、企業に提出時期を相談し、後日提出する旨を伝えましょう。

  • 成績証明書とは?

    成績証明書とは、履修科目や取得単位、評価が記載された公式の成績表です。

    履歴書と併せて提出を求められることが多く、就活で重要な書類の一つです。

    企業は、成績証明書を通じて以下を確認します。

    ① 学業への取り組み方

    ② 興味・関心の方向性

    ③ エントリーシートの内容との整合性

    一般的には3年次までの成績を記載した証明書を提出しますが、企業によっては4年次前期の成績も求められることがあります。

在学中の履歴書の書き方で注意すべき6つのポイント

在学中の学生が履歴書を書くさいにやりがちなミスを避けるため、次の6つのポイントを押さえましょう。

  • 誤字・脱字をしない

    学校名や学部名、年月の誤りは、採用担当者から「注意力がない」と判断されかねません。提出前に必ず見直してください。

  • 学校名は正式名称で記入する

    略称や通称ではなく、正式名称を記入します。

    例:「○○高校」ではなく「○○県立○○高等学校○○科」と書くのが正解です。

  • 「同上」は使わない

    履歴書の学歴欄では、入学と卒業の学校名を省略せず、正式名称をそれぞれ記載します。

  • 「卒業見込」ではなく「卒業見込み」

    履歴書の書き方で意外に多い間違いが、「卒業見込」という表記です。

    正しい送り仮名をつけた「卒業見込み」を使いましょう。

  • 年号は西暦か和暦のどちらかに統一

    どちらでも構いませんが、履歴書全体で統一してください。

    和暦を「R」「H」などと略さず、「令和」「平成」と正式に書きましょう。

  • 学歴欄には「現在に至る」は書かない

    「現在に至る」は職歴欄で使う表現です。学歴欄でも現在は在学中ということで「現在に至る」を使うのではと思われるかも知れませんが、学歴欄では使用しません。

【FAQ】履歴書の在学中の書き方に関するよくある質問

Q1. 大学3年生ですが、履歴書には「在学中」と書いてもいい?

A. 就職活動の履歴書には「卒業見込み」と書くのが正解です。「在学中」は卒業年度が不明瞭で、採用担当者に不安を与えます。

Q2. 卒業見込み証明書はどこで手に入る?

A. 大学の教務課またはキャリアセンターで発行してもらいます。発行には単位数の条件があるため、早めに確認しましょう。

Q3. 「卒業予定」は絶対にNGですか?

A. 書いても違法ではありませんが、「卒業見込み」の方が正式かつ信頼性の高い表現です。迷ったら「卒業見込み」に統一するのがおすすめです。

Q4. 履歴書の在学中の書き方は西暦・和暦どちらが有利?

A. どちらでも構いません。ただし、履歴書全体を通して統一することが重要です。

Q5. 専門学校・短大の場合も同じ?

A. はい、履歴書の書き方は同じです。在学中なら「卒業見込み」を使い、卒業年度を明確に示しましょう。

まとめ|履歴書の在学中の書き方は「卒業見込み」が正解!

  • 履歴書における「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」の使い分けを整理すると、次の通りです。

    ① 「在学中」は、現在在籍している状態を意味し、アルバイト・短期インターンに応募といった卒業とは無関係な活動に使用します。

    ② 「卒業見込み」は、卒業に必要な単位を取得見込みであることを意味し、履歴書の学歴欄ではこれが基本です。

    ③ 「卒業予定」は、卒業する予定(不確定)であることを意味し、使用しない方が無難です。

    在学中の学生が履歴書を書くさいは、「卒業見込み」と明確に記載することが、採用担当者に安心感を与えます。

    さらに、履歴書の書き方を整えることで、「丁寧に仕事をする学生」という好印象を持たれやすくなります。

  • 【チェックリスト】提出前にもう一度確認!

    ① 履歴書の学歴欄に「卒業見込み」と記載している

    ② 学校名は正式名称で誤字・脱字なし

    ③ 西暦・和暦は統一

    ④ 「卒業見込」「同上」「現在に至る」を使っていない

    ⑤ 成績証明書・卒業見込み証明書の準備も完了

  • まとめると

    就活では、履歴書の内容があなたの第一印象を左右します。

    在学中の今だからこそ、正しい履歴書の書き方を理解しておくことが大切です。

    履歴書の学歴欄で、在学中の書き方をマスターして、自信を持って就活を進めましょう。

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