【就活】履歴書の学歴は「卒業見込み」?「卒業予定」?

2023.12.05 更新
次 » « 前
アイキャッチ画像

就活で提出を求められる履歴書の学歴欄で、在籍する大学の卒業に関して「卒業見込み」か「卒業予定」か、どちらを使うか迷うものです。

あるいは、「在学中」といっても問題ないような気もします。

履歴書の学歴の記入については、「卒業見込み」や「卒業予定」「在学中」の意味の違いを理解して、「卒業見込み」と書くのが正解です。

関連して、卒業することを証明する書類は必要か、及び「卒業見込み」と書くときの注意点についても知っておいてください。

本ブログは、履歴書の学歴では「卒業見込み」「卒業予定」「在学中」のいずれを使うのが正解か、その他卒業に関する知識について解説します。

就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

本サイト「キャリア育みファ―ム」を読んでいただければ、就活の選考・面接対策に自信が持てるようになります。さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 履歴書の学歴は「卒業見込み」「卒業予定」「在学中」?
  2. 卒業することを証明する書類は必要か
  3. 履歴書に「卒業見込み」と書くときの注意点
  4. まとめ

履歴書の学歴は「卒業見込み」「卒業予定」「在学中」?

履歴書の学歴欄に記入する大学の卒業に関して、「卒業見込み」か「卒業予定」か、あるいは、「在学中」のどれが正解でしょうか?

じつは、「卒業見込み」か「卒業予定」か、あるいは、「在学中」のそれぞれに微妙な使い方の違いがあり、その違いを理解することが必要です。

  • 卒業見込み

    就活生の履歴書には、「卒業見込み」と「卒業見込」の2種類の表記がみられます。

    公式の書類である履歴書について、「卒業見込み」の「み」の送り仮名をつけることが正式とされていますので、「卒業見込み」を使いましょう。

    「込」という漢字は「こ」と読み、「こみ」とは読みません。

    ここで使われる「見込み」とは、予測や予想のことで、近い将来に比較的現実となることを表現しています。

    卒業見込みとは、就活の時期である3~4年次に、「卒業までに必要な単位が取得できます」と表明する言葉です。

    もちろん、既に単位をほとんど取得している人や、4年生の期間で頑張って単位を取得する人など様々でしょうが、いずれにせよ、必要な単位を取得できるめどは立っていると表明する言葉といえます。

    就活を行っているわけですから当然ながら、翌年卒業することが前提であり、「卒業見込み」と履歴書に書いてください。

    例:20✕✕年 4月 ○○大学法学部政治学科 入学
      20✕✕年 3月 ○○大学法学部政治学科 卒業見込み

  • 卒業予定

    卒業予定は、文字通り卒業を予定していることですが、「予定」には、未だ確定していないという含みを持っています。

    ですから、「卒業予定」は、卒業の目途は立っているものの未だ確定していないということになり、「卒業見込み」より卒業の意思が弱く感じられます。

    企業は卒業を前提として採用活動を行っていますから、卒業がはっきりしない人を採用しにくいものです。

    「卒業予定」より、「卒業見込み」を使用したほうが卒業の意思を感じられますから、履歴書には「卒業見込み」を使用しましょう。

  • 在学中

    在学中とは、文字通りその大学に在学していることを表していることで、卒業とは関係ありません。

    就活の履歴書に「在学中」と書いてあっても、果たして卒業できるのか企業は不安になりますので、「在学中」とは書かず、「卒業見込み」と書きましょう。

    ただし、アルバイトをするためにアルバイト先に履歴書を提出する場合は、卒業とは関係ありませんから、「在学中」と記入しましょう。

    例:20✕✕年 4月 ○○大学経済学部経営学科 入学
      20✕✕年 7月 ○○大学経済学部経営学科 在学中

卒業することを証明する書類は必要か

就活では、企業は履歴書以外にも「卒業見込み証明書」と「成績証明書」を求めることが殆どです。

ここでは「卒業見込み証明書」と「成績証明書」は、どのような書類なのかを説明します。

  • 卒業見込み証明書

    履歴書を提出するとき、学歴欄には「卒業見込み」と書きます。

    このとき企業から、「卒業見込み」を証明するための正式な証明書の提出を求められることがあります。

    卒業見込み証明書の発行基準は、各大学によりルールが異なりますから、大学に確認してください。

    大学によっては、最低単位を取得していないと発行しないといったケースがありますので、早めの確認が必要となります。

    また、卒業見込み証明書の発行時期も大学により異なっていますが、一般的には4年次の5~6月が多いようです。

    最低単位が取得できていない場合や、卒業見込み証明書が企業の提出期限に間に合いそうもないときは、発行時期を確認の上、採用担当者に提出できる時期を伝えてください。

    問題なく卒業が見込める場合には、採用担当者に了解を得て、後で卒業見込み証明書を提出することを条件に内定を得ることも可能です。

  • 成績証明書

    成績証明書については、通常3年次までの成績を求められることが多いです。3年次後期の成績を反映した証明書の発行時期はいつか、大学に確認してください。

    3年次までの単位取得数によっては、企業から4年次前期の成績証明書の提出を求められることがあります。

履歴書に「卒業見込み」と書くときの注意点

履歴書に「卒業見込み」と書くときの注意点は次の通りです。

  • 履歴書に「卒業見込み」と書くことができる時期

    履歴書に「卒業見込み」と書くことができるのは、就職活動をする時期です。この場合、大学3年次までに多くの単位を取得しており、4年次で卒業するために必要な単位の取得が可能なとき「卒業見込み」は使用できます。

    一方大学4年次の前期で、必修単位やその他単位を落として後期で挽回できそうもなく留年となるときは、「卒業見込み」と書くことができません。

    また、就活をしていない大学1~2年次に、「卒業見込み」と記入することはできません。

  • 履歴書に「卒業見込み」と必ず書くこと

    履歴書に「卒業見込み」と書くことを忘れないでください。

    ついやってしまいがちなことは、履歴書の学歴欄で、大学の入学年月は書いたけれど、「卒業見込み」を書き忘れてしまうことです。

    「卒業見込み」を忘れると、かなり目立ってしまいます。忘れたことが選考に決定的な影響を与えることはありませんが、「そそっかしい人」とか「常識のない人」と思われてしまいます。

    履歴書提出後に「卒業見込み」を書き忘れたことがわかったら、ただちに採用担当者に連絡して書き忘れを伝えましょう。

  • 「卒業見込み」と書いたにもかかわらず留年した場合

    企業は履歴書にある「卒業見込み」を信用して内定を出します。仮に単位不足で留年となった場合は、入社出来ませんから本人から内定辞退となります。

    ですが、企業が本人を高く評価していれば、内定取り消しをすることなく、卒業まで入社を待ってくれるかも知れません。

    特に単位不足が前期で取得できると見通しがついていれば、入社を半年待ってもらえることがあります。

    なので、単位不足で内定を辞退する前に、入社できないことのお詫びとともに、採用担当者に相談してみてください。

まとめ

履歴書の学歴欄で、在籍する大学の卒業に関して「卒業見込み」か「卒業予定」か、あるいは「在職中」のどれを使うか迷いますが、「卒業見込み」が正解です。

  • 「卒業見込み」とは、就活の時期である3~4年次に、「卒業までに必要な単位が取得できます」と表明する言葉です。
  • 「卒業予定」は、卒業の目途は立っているものの未だ確定していないということになり、「卒業見込み」より卒業の意思が弱く感じられます。
  • 在学中とは、文字通りその大学に在学していることを表していることで、卒業とは関係ありません。

就活では、履歴書以外にも「卒業見込み証明書」と「成績証明書」を求められることが殆どです。

履歴書に「卒業見込み」を記入するときの注意点は次の3つあります。

  • 履歴書に「卒業見込み」と書くことができるのは、就職活動をする時期
  • 履歴書に「卒業見込み」と書くことを忘れない
  • 「卒業見込み」と書いたにもかかわらず留年した場合は、本人から内定辞退となる

以上、履歴書の学歴では「卒業見込み」か「卒業予定」のどちらを使うか、その他卒業に関する知識について解説しました。

最後に、キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシートの自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

面接対策には十分時間をかけることが大切です。具体的にどのように面接対策を進めていくのか、ほとんどの方は知りません。そんな方を支援したい一心で、必勝マニュアルを作成しております。

具体的な面接ノウハウが満載のマニュアルです。「なるほど、このようにすればいいのか」と理解して準備すれば、自信を持って面接に臨むことができ、ライバルからグンと抜け出すこと請け合いです。ぜひ、以下のページで詳細をご覧ください。

その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

0 件のコメント

お気軽にコメントください
新しいコメント
はい
いいえ
OK