圧迫面接を受けて落ち込んだAさん 25才 女性

2019.10.05 公開
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わざといじわるな質問をして応募者のストレス耐性をみようとする面接があります。

これが圧迫面接ですが、圧迫面接に遭ってもそれにめげず、平常心で対応することが大切です。

圧迫面接に対応するコツを事例を通して教えます。

※筆者はそもそも圧迫面接を行うことを問題と考えています。

面接官から自分を否定されるような質問ってあり?

結婚したばかりのAさんは残業が多い現在の会社に不満があり、転職を考えていました。

そこでAさんは、ある会社の一般事務職に応募しました。

その会社の一次面接では最初からとても緊張してしまいました。面接の部屋に入ったとき、自分の父親世代の面接官が数名、ニコリともせずに待ち構えていたからです。

そしてAさんが自分の前職での仕事内容を説明したとき、面接官から「そんなレベルの仕事しかやってこなかったのか」と言われムキになって反論してしまいました。

ですがそれから「それで」とか「どうして」とか更に突っ込まれて、答えに困って黙ってしまいました。

自己PRでも、自信を持っていたパソコンのタッチタイピングについて特に何の感想もないようで、「うちの会社はその程度のことは誰でもやっている」と言われてしまいました。

さらに志望動機について説明したら、「ホームページに載っていることをなぞっているだけだね。どうしてうちの会社に入りたいか全然わからないよ」と皮肉られてしまいました。

Aさんは面接官からの予想もしていなかった反応にすっかり動揺してしまい、最後には怒りの感情が顔に現れてしまいました。そのまま面接は終了しました。

Aさんは面接終了後すっかり落ち込んでしまいました。数日後、会社から不採用の連絡がありました。

圧迫面接に対応するコツ

Aさんはしばらく、会社の圧迫面接に対して憤りの気持ちを持ち続けていました。

「あんな会社は不採用で良かった」と自分を慰めていましたが、同時に、これから応募する会社でも同様のことが起きたらどのように対応すれば良いか悩んでいました。

圧迫面接の対応法の基本は、「これは圧迫面接かもしれない」と考えて、怯まず、動じないことです。

Aさんにはとにかく冷静に対応して、どんな質問に対しても前向きに答えることを教えました。

Aさんはその後圧迫面接に遭いませんでしたが、面接での受け答えに自信を持つことができました。結果、希望する会社へ転職することに成功しました。

圧迫面接の対応についてさらに詳しく知りたい方は、「転職面接攻略法」の「転職の圧迫面接に負けない対応を知る」をお読みください。

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