転職活動で、新卒時の面接と同じような自己PRをして失敗したCさん 25才 男性
転職希望者によくある間違いは、自分の新卒時の就活を思い出して、同じ内容で自己PRすることです。はたしてそれで良いのでしょうか?
転職活動と新卒時の就活では、自己PRの内容を変えていかなければなりません。転職希望者はその違いをよく理解することです。
ここでは事例をもとに、転職面接の自己PRで何を伝えたら良いかを教えます。
新卒の就職活動と転職活動のときの自己PRは違いますか?
Cさんは新卒である販売会社の営業に入社しましたが、3年目にモノづくりメーカーのルート営業職へ転職を希望し、面接を受けました。
Cさんは大学生のときの就活面接で自己PRを伝えることを経験しており、転職での自己PRも同じと考えていました。
そのため面接で自己PRを尋ねられたとき、目標達成する力やコミュニケーション能力があるのでルート営業をやりたいことを伝えました。
面接官は、うなずきながら「営業職にとても必要なスキルですね」と言い、続けて「営業活動のなかで、自己PRできる実績はありませんか?」と質問しました。
Cさんが「売上のノルマはここのところ達成しています」と言うと、面接官はさらに突っ込んだ質問をしてきました。「売上のノルマはどれくらいで、達成率は?」「達成するために何か苦労していることはある?」のような質問です。
Cさんはそれらの質問に対する準備をしていなかったため、うまく答えることができませんでした。
このことが原因なのか、Cさんは不採用となりました。
転職面接では、成果や業績を工夫や努力とともにアピールすることが鉄則
転職の面接では、仕事における成果や業績を自分の工夫や努力とともにアピールすることです。
たとえば社内表彰されたことや、売上実績などを説明します。実績は数字を使って説明しましょう。そして同時に、成功の裏にあった工夫や努力を具体的にアピールします。
以上が転職面接における自己PRです。
Cさんは新卒のときと自己PRの内容を変えなければいけないことを理解し、次の面接のために時間をかけて自己PRをつくりなおしました。その結果見事に内定を勝ち取ることができました。
転職面接の自己PRについてさらに詳しく知りたい方は、「転職面接攻略法」の「転職面接の「自己PR」でライバルに差をつける」をお読みください。