自己PRでサークルの副部長をアピールして、不採用となったNさん 22才 男性

2019.10.05 公開
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就活の面接では自己PRと志望動機について必ず質問されます。

このうち自己PRについては、多くの学生は同じようなアピールをしますので面接官に強い印象を残しません。よって他で差がないと不採用となる可能性が大きくなります。

ここでは印象に残らない自己PRとはどのようなものか、事例を通して教えます。

副部長ではアピールになりませんか?

Nさんはあるメーカーの面接で自己PRを促されました。

就活に当たり自分なりに事前準備をしていたNさんは、自己PRのネタにしようと所属していたテニスサークルで、自ら志願して副部長になっていました。

Nさんは待っていましたとばかり、自己PRで副部長であることをアピールしました。

すると面接官から「副部長って、どんな役割をするの?」と質問され、「部長を補佐する役割を持っています」と答えました。

面接官から続けて「そのサークルはメンバーが何人いて、副部長は何人いるの?」と質問されたので、「メンバーは全員で12人いて、副部長は3人います」と答えました。

面接官は「副部長はたくさんいるね」とそっけなく答えて、それで終わりでした。

Nさんは不採用となりましたが、その理由がわかりません。

就活目当ての活動は見抜かれます

面接官から就活目当ての活動とみなされるケースに注意してください。自己PRのネタをつくるために活動しても、面接官に見抜かれてしまうことが多いです。

たとえば、サークル活動などの学生団体で副部長やサブリーダーをしても、面接官に「またか」と思われます。

就活面接では応募者が副部長やサブリーダーばかりです。リーダーでなければあまりプラスポイントになりません。

そのような形だけの役職をアピールするより、自分が一生懸命取り組んできたことをしっかり話すべきです。

そして「自己PRのネタをなぜ選んだか」、「得たものは何か」としっかり掘り下げ、あなたがとった具体的な行動をわかりやすく説明することです。

Nさんは、次の面接に向けて自己PRの内容を再検討することにしました。

就活面接における自己PRについてさらに詳しく知りたい方は、「就活面接攻略法」の「就活面接の「自己PR」でライバルに差をつける」から読み進めてみてください。

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