面接会場の外でのマナーを気にしなかったため不採用となったWさん 22才 男性
就活で意外と見落としがちなものに面接会場の外でのマナーがあります。
就活のマナーは面接会場でのマナーが中心で、面接会場の外でのマナーを気にしない応募者がいます。
しかし会社は面接会場だけでなく、会社説明会や控室などでも応募者のマナーをしっかり観察しています。
面接会場の外でのマナーについて事例を通して教えます。
面接マナーは、面接会場でのみ守ればいいの?
Wさんは大学のクラブ活動の先輩から声がかかって、先輩の在籍する某社に応募しました。そして、その会社で開催された会社説明会と同時に行われた筆記試験、一次面接に出席しました。
Wさんは面接で自分でも満足のいく受け答えができ、筆記試験でも良い得点をえたと考えていましたが、不採用となってしまいました。
面接では面接官の印象もよさそうで、二次面接も頑張ってくださいと言われたので当然次のステップにいくものとばかり思っていました。Wさんはなぜ、自分が不採用となったかわかりません。
そこでWさんは、先輩に不採用の理由が何か知らないかと電話したところ、「会社説明会や控室でのマナーが良くなかったらしいじゃないか」と責められてしまいました。
Wさんは会社説明会で席に座っているとき、慣れない革靴で少し足が窮屈なため、革靴を脱いでその足をテーブルの下でぶらぶらさせているのを若手の人事担当者に見られていたようです。
また、控室では自分の面接の順番が来るまでスマホをいじっていました。これも控室にいた若手の人事担当者に見られていたようです。
これらの態度はあまりにもリラックスし過ぎていて、他の応募者がきちんと座っているときに目立ったに違いありません。
会社説明会や控室でのマナーも重要です
面接マナーは、会社訪問する時の受付マナーから始まります。
一度面接会場がある建物に入ったら緊張感を解かないようにしましょう。どこで誰に見られているかわかりません。
特に控室でのマナーに注意しましょう。若手の人事担当者だからといって安心してはいけません。応募者一人ひとりの態度をじっと見ているものです。
Wさんは、それからの会社説明会や面接において、誰に見られても問題ないような態度、しぐさができるように心がけています。
就活面接のマナーを学びたい方は「就活面接攻略法」の「受付への挨拶から始まる、就活の面接マナーをチェックする」をお読みください。