面接最後の「逆質問」で失敗したMさん 22才 女性
就活の面接では最後に逆質問をすることが一般的です。逆質問とは応募者が会社にする質問のことです。
一見面接官の好意のようですが、実は逆質問の内容で応募者を見定めようとしています。
ここでは逆質問にふさわしくない質問とは何かを具体的な事例で教えます。
「逆質問」では何を質問すればいいですか?
Mさんは、都内の私立大学で経済学を学んでいた女性です。就職するなら銀行や保険会社といった金融機関へ入社したいという希望を持っていました。
Mさんは第一志望のある金融機関の面接で、面接官から「最後に、会社に対して何か質問はありますか?」と聞かれました。一瞬何を質問しようかと迷いましたが、「残業は多いですか?」と答えました。
面接官は少し不愉快な表情をして、「あなたが多いと考える残業時間はどれくらいですか?」と続けました。
Mさんはとりあえず「1か月20時間以上です」と答えると、面接官から「うちの会社は毎月それくらいの残業がありますが・・・」と言われてしまいました。
Mさんはその会社を不採用となりましたが、原因がわかりません。
「逆質問」にふさわしくない質問のあれこれ
Mさんは、「最後に何か質問はある?」の問いかけにあらかじめ質問の準備をしていませんでした。
「逆質問」における良くない質問の例として、以下のようなものがあげられます。
- 会社概要など、ホームページに載っているような初歩的な質問
- 待遇、有給休暇、残業などの労働条件、給与など
- 「自社の良い点、悪い点は何か?」のような奇をてらう質問
- 基本的な仕事内容や、話した内容を繰り返し聞くこと
これらのような質問は絶対にしないでください。
Mさんは間違った「逆質問」をしたことを理解してくれました。
また「逆質問」にはすると好印象なものもあります。それについて説明したところ、Mさんは次の面接に向けて好印象な逆質問を3つ用意しました。
就活面接における逆質問ついてさらに詳しく知りたい方は、「就活面接攻略法」の「就活における役員面接の逆質問は慎重にする」をお読みください。